いつも、今の季節になるとよく出かける三上山・・・この暑い時期、近くなの
で、行きやすいこともあるが、登山口が森林公園になっていて、下りてきてか
らカキ氷などが食べられるのも魅力のひとつだったかも知れない。でも、今回
は別ルートでのアプローチを試みた。
Ｒ２４をいつものように右折、鳴子川の土手上の道を「山城町森林公園」に向
かう。ＪＲ京都線の手前で広い道（広域農道？）に出る。いつもであれば、その
道を横切り、その先のＪＲの踏切を渡って「山城町森林公園」に向かうのだが、
今日は、この道を左折、道なりに進む。やがてこの道は不動川の下をくぐる。い
わゆる天井川というやつだ。くぐった先ですぐ左折、不動川の右岸の土手の上の
道に出る。左折して暫くはセンターラインのある広い道。
途中からぐっと狭くなって舗装も途切れるが、暫く行くと広い道に飛び出す。
左手に少し行くと東屋があったりする。この道広くて立派なのだが、左手にまっ
すぐ行くと、今回車を止めた登山口の「山城町森林公園分岐」その先の「不動川
砂防歴史公園分岐」がある。なお直進すると、行き止まりとなる。また、帰りに
はその反対側、すなわち、この広い道に飛び出したところを右折すると何処に通
じているのか・・・試しに行ってみたが、こちらも、どん詰まり・・・であった。
ともあれ、付近の調査を兼ねて車でうろついてみる。途中バイクを積んだバギ
ーのおっさんと、ハイキングのご夫婦に出会う。「不動川砂防歴史公園」にも入
ってみる。途中から細い道になってしまうが、行ってみるとテントが張ってあり、
キャンプをしているグループがいる。引き返して、「山城町森林公園分岐」に戻
る。路肩に車を止める。
道標に従い、細い林道に入る。沢沿いの道は木陰もあって歩きやすい。河原に
は、ところどころキャンプの跡もある。ほとんど急な登りもなく、淡々と歩く。
右手に小さなナメ滝（ちょっとした岩）があったりして、帰りには、ここで汗を
拭うと気持よさそう・・・などと考えながら歩く。
道端の草むらに、なにか花が咲いていないか・・・キョロキョロと探しながら
歩く。ツユクサ・アキノタムラソウ・マツヨイグサ、、、そしてヘクソカズラ・
・・ 特に珍しいものはないが、その他、知らない花も沢山咲いている。
当初、２．５万図上の位置がよく判らなかったが、送電線の下を通るあたりで、
確信が持ててくる。大きな堰堤の付近では、一部舗装されたところもあり、昔は
もっとちゃんとした林道だったのかもしれない。しばらく歩いていると分岐があ
り、「森林公園」は右を示す道標もある。右に曲がる。少し勾配が上がってきた
ように感じるが、まだ、林道。右カーブのヘヤピンを曲がり、少し登っていくと、
左手の草の陰に埋もれるように「かいがけの道」分岐道標。ここで、左に入る。
いよいよ、ここからが山道だ。右手下の谷は「山城町森林公園」ということで、
子供たちの歓声が聞こえてくる。少し進むと、時折前方に目指す三上山が見える。
傾斜は緩く、尾根歩きの感覚だが、三上山に近づくにつれて、傾斜も増してくる。
結構長い道のりだ。あまり通る人もないのだろうが、踏み跡は鮮明で、要所要所
には道標もある。右手前方に三上山が近づいてくる。急な階段道を登り、少し行
くと林道に飛び出す。左手はすぐに林道終点となっている。道標によると左手は
平ケ谷（井出町）とあり、山道は続いているようだ。右手に進むと三上山。
この林道も数年前に伸びてきたもので、右手に少し辿り、左手の踏み跡に入る。
入り口には道標がある。「山城町森林公園」から登るときは「長寿の道」という
のを使うのだが、そちらから登って来ても、ここからの道は同じだ。ほどなく展
望台のある頂上に到着。
山頂には誰もいない。麓の「山城町森林公園」は川遊びの人で一杯でも、ここ
まで登ろうという人は少ない。展望台で四方を眺める。比較的見晴らしはいいが、
山の名前ではっきり判るのは生駒山くらい・・・ 展望台の下の休憩所でお昼
にする。今日はコンビニに気に入った弁当がなかったのでカレーパン。近くには
栗の木が、たわわに実をつけている。まだまだ暑いが、秋もそこまで・・・とい
った感じだ。
「山城町森林公園」の方へ下り、かき氷を食べたい気もしたが、素直に来た道
を戻ることにする。下りも、結構長い。予定通り、登山口近くのナメ滝風のとこ
ろで、川水に汗を流す。車のところへ戻ってみると、２台ほど増えていて、近く
の沢で、水遊びやバーベキューをしている。あまり有名なスポットではないと思
うが、地元の人にとっては手軽な遊び場所なのかも知れない。
ツユクサ
アキノタムラソウ
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