大峰へ行く予定にしていたが、昨日の雨の影響もあるかと、行先を変更する。
京阪の出町柳の駅には８時前に着いたのだか、すごい人。比良の坊村へ行く
バスは寿司詰め状態で、気の毒だった。だが、私等の乗る「岩屋橋」行きのバ
スはガラガラ。しかし、８時４０分まで待たねばならなかった。下調べが不十
分だった。
志明院までは林道歩き。濡れそうなので、ここで、雨具のズボンをはく。山
門の右手の山道を登る。沢添いの山道では、昨日の雨の影響で川になっている。
薬師峠の手前には沢山のお地蔵さんがあって、峠の休憩所にもお地蔵さんがあ
る。峠を右折して登って行く。終始、なだらかな登りで、尾根伝いというより、
ピークを迂回して道は続く。楽な登りだが、そのかわり、長い。桟敷ケ岳のス
グ手前の鞍部への途中、送電線の下は、ここだけ、パッと開けている感じで、
子連れのパーティが休憩中。
ようやく、桟敷ケ岳の頂上に着くと、３人連れの若者と単独の年配の人が休
憩中。年配の人と少し話をしたが、どうも、同じバスで来て、同じコースを登
って来たようだ。先を人が登っている気配は無かったので、途中、別ルートだ
ったのかもしれない。その人はすぐに祖父谷峠の方へ出発してしまった。頂上
は、展望、ほとんど無し。
私等も、簡単な昼食後、単独の人の後を追う。本当は、直接、祖父谷の林道
に下りる積りだったのだが、なんとなく、祖父谷峠の方へ行ってしまった。サ
サヤブをかき分け、下りていくと、右手の斜面の開けた尾根道になる。ナベク
ロ峠を過ぎると、すぐに祖父谷峠。道標に従って、右手へ下りて行く。
やがて、林道に飛び出し、右折して、下って行く。１０分も行くと、左手の
川向こうに一寸開けた処があり、ここを左に折れると、狼峠へ行けるようだ。
川を渡った向こう側に案内表示があるのだが、こちら側からは、ヨク見えない。
それに、増水していて、本来の道のついている所は、渡ることが出来なくなっ
ている。どこか渡れそうな所はないか探してウロウロ。少し、下った所から丸
太を伝ってなんとか渡る。１０分程の急登で、狼峠。峠の案内表示に従って、
右折して魚谷峠へ向かう。
この辺りから、あまり、位置確認をせずに、テープやリボンの目印だけを頼
りに進む。というのも、地図を持ってなかったので、よく判らなくなってしま
ったのだ。幸い、道が、しっかりしていたので助かった。あまり、きつい登り
はないのだが、兎に角、長々と歩いて、ようやく、魚谷峠。
魚谷峠には、松尾谷からの林道が通っている。林道を渡り、いよいよ、魚谷
山の登りにかかる。少し、急登があって、あと尾根伝いのなだらかな登り。や
っとのことで、魚谷山頂上。桟敷ケ岳より、プレートが沢山ぶら下がっている。
展望はない。小休止の後、柳谷峠の方へ下りていく。ササヤブを、かき分け、
進んで行くと、すぐに峠。ここで、神戸から来たと言う単独男性に会う。彼は
これから魚谷山へ登る処だと言う。お互いに情報交換する。ここからは下る一
方。道は、川と化している。途中、滝谷峠へ向かいかけたが、一寸遅くなりそ
うだったので、分岐まで引き返し、直谷(ｽｷﾞﾀﾆ)を下る。途中何度も小沢を渡る
のだが、水かさが多くて、手をやく。
それでも、なんとか、林道へ出て来る。麗杉荘(ﾚｲｻﾞﾝｿｳ)の手前辺りから林
道となっている。後は、ひたすら林道歩き。少し下りてくると、車で遊びに来
て、釣りなどをしてる人も見掛けるようになる。松尾谷の林道と合流して、２０
分もすると、民家も見えて来て、やがて、出合橋のバス停だ。ここからは、１０
人くらいの人がバスに乗ったが、バスはガラガラで、皆ゆっくり座って帰れた。
帰りは、北大路駅で地下鉄に乗換えて、京都駅へ出て、近鉄に乗る。
いつも、早々と家に帰るのだが、今日はトコトン歩くことができて、よかった。
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