ありがとう・千丈寺山「北摂」

2000年 01月 30日(日曜日) 曇り時々小雨

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低山徘徊日記
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ルートマップ

 低山MLで、かねちゃんと白夜の貴公子さんが中心となって企画していただい
 た今回のオフ。お天気だけが心配な展開となってしまったが、周到な計画で
 120%満足のいく山行を楽しむことが出来ました。

 7時54分、奈良の自宅をバスで出発。鶴橋でうどんの朝食。大阪駅から9時
25分の快速に乗り込む。お天気のせいか、行楽の客も少なくゆったり座ってい
く。空一面、どんよりとした雲に覆われていたが、三田に近づくとパラパラと雨
になる。しかし、そんなに大きく崩れそうではない。雨具はもとより、スパッツ
なども持っての完全武装だけに、集中豪雨にでもならない限り、大丈夫だ。

 新三田に着くとすでにかねちゃん達が待っておられて、早速第二集合地へ向か
う。ここで、今日の参加者全員がそろう。初めてお目にかかるdameさんも来られ
てる。お互いに自己紹介のあと、まず下山予定地の駐車場へ向かう。ここで3台
の車に分乗して登山口へ・・・登山口付近は多少路面に雪が残っていたものの、
凍結はしていないようで、慎重に路肩のスペースに車を停める。

 さて、出発だ。車を出ると身が引き締まる。この数日、鼻風邪に悩まされてい
たが、おかしなもので、山の空気を吸い込んだ途端、シャキッとなる。この後、
風邪の事は忘れてしまう。

 立派な橋で川を渡り、峠を目指す。林道は次第に細くなる。林道が消えてしま
い、木橋で細い流れを渡り、広い谷に入る。後から聞いたところ、これは予定の
ルートではなかったらしいが、林の中の感じのいい登りだ。雨も上がり、汗かき
の私は早速上着を脱ぐ。立派な登山道という訳ではないが、踏み跡はしっかりし
ており、好みの雰囲気だ。GPSでルートの確認をしてみると方向は合っている
ようなので、安心して、上に上にと進む。ほどなく、尾根に出る。尾根道が通っ
ている。右に進む。少し登る。麓のサイレンの音が聞こえてくる。「12時だ。
山深いように感じても、里は近いんだなあ・・・」小ピークまで登ると、広い尾
根に出る。これが千丈寺山から北に伸びる主尾根であり、当初は峠からこの尾根
道を登ってくる予定だったらしい。道標らしきものがある。

 この尾根を左に進む。直ぐに痩せた尾根となり、緩やかなアップダウンの尾根
道は気分がいい。「新緑の頃がよさそうだね・・・」なんて話し声が耳に入って
くる。ほどなく、鞍部の広場に出る。石の祠の前に岩が円形に置いてあり、キャ
ンプファイアでも出来るような感じになっている。地元でお祭りでもされるのだ
ろうか・・・ここで、昼食となる。

 たぬきさんから地元のお酒が振舞われ、かねちゃんの音頭で乾杯。あとは、そ
れぞれ昼飯ということになる。腰を下ろして行く手を見ると、ガスのかかった千
丈寺山の本峰が幻想的に見える。記念の写真を撮ったり、いろいろ話が弾む。雨
は上がっていて、この時期にしては殆ど風も無く、落ち着いて食事が出来るのが
有難い。付近をよく見ると、東に下る踏み跡もあり、私たちがやってきた尾根道
よりも、こちらの方がしっかりした道のように思える。最近つけられた小さな蒲
鉾板状の案内表示によるし「→乙原口」とある。

 しばし、休憩の後。ぞろぞろと出発。この頃になって、少し雨も降ってきたが、
雨具が要るほどでもない。急坂の直登だが、すぐに頂上に到着。大きな岩が最高
点となっていて、その岩を乗り越えると三角点。広くは無い。残念ながら展望は
望めないので、立ったまましばらく休憩して、そのまま下りることになる。

 南に向かい下っていく。ちょっと下ると、直進する道と右手の展望台のような
ところへ出る分岐がある。この展望台のようなところが千丈寺前山への分岐だろ
うか・・・かねちゃん初め、みんなで、いろいろ悩んで出た結論は「ここから西
の尾根に下れ」。ちょっとだけ崖のようになっているところを下ると、後は快適
な下り。前山を目指してひたすら下る。前山の手前で、ピークを左に巻いて前山
から南へ連なる尾根に乗る。少し下って鞍部の開けた場所で小休止。

 ここで、芳村さんのコーヒーが振舞われる。いつもながら、元気が出てくる。
北東方面を振り返ると、ガスに包まれて定かではないが、谷を挟んで千丈寺山の
深い山塊が見える。今しがた下ってきたと思われる尾根が、釣り尾根のように切
れ立っていて、なにか、すごく深く険しい山のように思われる。

 ほんの少し登ってまた下る。分岐には小さな板の道標があって、その指示に従
うように右手に下る。少し登り返す。島田さんがオカリナを吹き始める。話に聞
いていたオカリナだ。登りなのに息を乱さない。これは大したものだ。芳村さん
がボイスレコーダに録音して、皆を驚かすが、実は私も録音していたのだ。ただ、
少し離れていたので芳村さんほどクリアに録れていないのが残念。大きな露岩の
ところで前方が開け、下界の大きな橋が間近に見えてくる。ここでまた小休止。
岩の左手から下っていく。やや、ヤブっぽい道を下って、堰堤に下り立つ。

 堰堤の手前から左手に下る。細い流れで右岸に渡り、沢沿いに行くと小さな神
社の境内に出る。ここから車をおいた駐車場まで約10分。

 かねちゃん達3人が入山地点に車を取りに行ってくださって、15時20分頃
解散。再び、かねちゃんに新三田駅まで送っていただく。タイミングよく、ほん
の数分の待ち合わせで大阪行きの普通電車に乗ることができた。

 かねちゃん、白夜の貴公子さん、芳村さんご夫妻、たぬきさんご夫妻
 佐竹さん、島田さん、そしてお初にお目にかかったdameさん・・・
 楽しい一日を、ありがとうございました。

 2000年 01月 30日(日曜日)  曇り時々雨
  (メンバー) かねちゃん、白夜の貴公子さん、芳村さんご夫妻、たぬきさんご夫妻
       佐竹さん、島田さん、dameさん、芳子

        10:55- 11:00           駐車場(乙原の林道十字路)          
       11:50                  枝尾根                               
       12:05                  主尾根                               
       12:15- 12:55           祠のある広場                        
       13:05- 13:10   589.6m  千丈寺山                            
       13:40- 13:55           鞍部                            
       14:10                  露岩                                   
       14:20                  堰堤                                
       14:30                  北浦の神社                           
        14:45- 15:20           駐車場                       

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