雌滝
紅葉秋雨にけむる・千ケ峰「播州」2000年 11月 11日（土曜日） 小雨 |
|
９時過ぎだったろうか、割とのんびりしていて家を出るのが遅くなってしまっ た。例年のように、明日のオフに先駆けて、一山稼ごうという計画だ。今年のオ フは兵庫県の「笠形山」ということなので、今日はその北方にある「千ケ峰」。 今回の山行計画では、大加茂さんのホームページ『千ケ峰』を参考にさせてい ただきました。コース案内だけでなく、懇切丁寧な「福崎からの近道」にはとて も助けられました。書かれていた目印を、途中１ケ所だけ見過ごして戸惑ったも のの、お陰でスムースに登山口に到着。（大加茂さん、有難う） 登山口の岩座神（いさりがみ）の集落に到着したのは、１２時少し前。登山口 を探していると、それらしい道標などもあり、『岩座神ロッジ』の少し上手の交 差点の脇に車をとめ、急ぎ身支度を整える。 さて、歩き出そうとすると、ポツポツと雨が落ちはじめるが、まだ、傘をさす ほどの雨ではない。ただ、少し離れたところから見た山頂付近は、既に雲に包ま れていてカッパなしではすみそうにない・・・ 杉の木立の間の舗装道路を登っ ていくと突き当たり右にお寺（神光寺）がある。山門に登山口の道標がある。 「岩座神コース」・・・とある。ああ、大加茂さんは、「ここに下りてきた方が いい」・・・と言ってはったなあ・・・とは思ったが、既にお昼も回ろうとして いる。ここから登ることにする。境内の左手隅から登山道が始まっている。でも、 ここには「七不思議コース」とある・・・？？ 訳がわからなくなって、一旦山 門を出て、林道を少し登ってみたりするが、どう考えても、その道が「岩座神コ ース」としか考えられない。再び、山門を潜る。 境内左手の踏み跡を辿る。薄暗い杉の木立の間を少し辿ると、林道の終点にで る。「なあんだ、さっきの林道はここまで来てるんじゃないか・・・」林道終点 にも登山口の案内板がある。 杉の植林の中を一気に登る。３００ｍほどの急登だが時間は短縮できる。杉の 植林帯の間は多少、雨が降っても、あまり濡れずに済んだが、雑木林になると、 かなり降ってきて、とり合えず雨具の上だけ身につける。あまりいいお天気とは 言えないが、登山者はいる模様で、三谷コース合流地点に至るまでに、下山して くる夫婦連れと出会う。 合流地点辺りからは、三谷コースの登下山者でかなり賑やかの様子。ここで、 雨具のズボンも身につける。ちょうど下ってきた単独男性に声をかけ、三谷コー スへ下山した後、車をとめた「岩座神」まで歩いて行けるかを尋ねてみる。その 人もよく知らないようであったが、地図を出して見せてくれる。それによると、 「岩座神」へは林道が通じているようであった。 ここから、２５分ほど、雨の中を登る。下ってくる人はズルズルで大変そうで あった。右手は割と展望が開けていそうな雰囲気の道であったが、残念ながら何 も見えない。程なく、頂上。 奥に石碑と三角点のある四方開けた頂上。誰もいない。晴れていれば、素晴ら しい展望であろう・・・が、今日は展望皆無。山頂で一息入れ、付近の写真を撮 ったりする。少し風もあるので寒くなってくる。早々に下山開始。 下りていると、何組かの登山者が登ってくる。子ども連れのファミリーも登っ てくる。三谷コース合流地点あたりまで下りて来ると、少し明るくなって、雨も 小降りになってくる。山というのは、そんなものだ (^_-) 分岐からは「三谷コース」を下る。はじめは急な下りがあるが、ほどなく、な だらかな道となる。いつしか谷沿いの道となり、登ったコースと違い、こちらは 紅葉が美しい。ムラサキシキブなどの秋の実も鮮やかだ。落ち葉に埋もれた渓谷 の秋を味わいながら下っていくと、雄滝・雌滝。なかなかいい雰囲気だ。こちら のコースを下って正解であった。いつしか、雨はあがっていた。 |
|
滝を過ぎると、ほどなく林道。こちらは、広い駐車場やトイレ設備もある立派 な登山口となっている。 舗装された林道を右手に辿り、小さな峠を一つ越すと、「岩座神」の車を置い たところに戻ってくる。とちゅう、お昼の弁当に用意したアンパンやおにぎりを 食べながらブラブラと歩いて、約３０分であった。 |
2000年 11月 11日（土曜日） 小雨 (ﾒﾝﾊﾞｰ)芳子 |
11:50- 11:55 駐車地（ロッジ上の分岐付近）
12:10 神光寺（岩座神コース）スタート
12:45 三谷コース合流
13:10- 13.25 1005.0m 千ケ峰
13:45 三谷コース分岐
14:20- 14:25 雄滝下
14:35 林道出合（三谷コース登山口）
15:05- 15:20 駐車地（ロッジ上の分岐付近 ）
|
 |