荒木山・大峰山「京部」


1997年 9月 21日 (日曜日)
TOP MENU
低山徘徊日記
山域INDEX
LAST PAGE



ホームページの更新などをやっていて、前夜も遅くなってしまう。あまり、体 力も残っていないので、近場の低山に出かけることにしました。

 起きたのは早かったのだが、家を出発するのは10時に予定する。ところが、 のんびり朝ごはんを食べたりしていて、結局10時を少し過ぎてしまう。木津か らR163を東進。和束への分岐で左折して県道を信楽方面へ。10分ほど走っ て、もう一度左折して橋を渡り、宇治方面を目指す。この道は、鷲峰山の西の方 の峠を越える。峠を下ってR307へ出た辺りが、今日の登山口の「荒木」だ。 国道を越えてなおも直進し、突き当たりを右手に折れて、登山口を捜す。何度か ウロウロとして、ようやく登山口の「旧田原天皇社跡」に到着。車を置く場所を 探している内に行止まりの「大宮神社」に着いてしまう。Uターンして「旧田原 天皇社跡」へ戻る。結局、そこで車を路肩に止める。

「天皇川谷」という小さな谷間を登るようだが、谷の流れに沿った轍の跡のあ る道は堰堤までしか行ってないということで、その10mほど右手の青いテープ の巻いてある杉のところから登り始める。取付きは草で道のあるのが判りにくく なっているが、入って見ると幅2m以上もある割と広い道が続いている。でも草 ぼうほう・・・ツユクサが沢山咲いている。暫く、谷沿いの緩やかな道を登って いく。堰堤を過ぎると、踏み跡は次第に細くなる。鉄板の橋で右岸に渡り、また 鉄板の橋で左岸に戻る。そこからは木橋で、何度も何度も左岸から右岸へ、右岸 から左岸へと渡りながら登っている。杉の植林が多くやや木陰の道を、最後には 流れのチョロチョロになった流れに沿って歩いていく。好きな雰囲気の谷だ。夏 でも良さそうだ・・・と思ったが、家内の考えは私と同じではない (^_-)   道は、植林の仕事道のようだが、途中に道標もある。2つ目の道標を過ぎると左 手に広い谷が現れる。直進のルートがしっかりしていたが、左の谷の入口に白い テープが続いていたので、そちらに入って見る。2.5万図を持っていなかった ので、正確な位置は読めなかったが、方向からみて、「荒木山」か、その尾根に 続いていると思われた。

これまでより、やや傾斜を増した谷を登る。すぐに水音は聞こえなくなり、踏 み跡もはっきりしなくなる。植林の間なのでヤブはない。スムースに高度をあげ る。源頭部も広場のような感じに開けていて、山仕事の人のらしい弁当箱が杉の 幹にくくりつけられている。谷は3方向に別れている。右手の谷が緩やかで登り やすそう・・・よく見ると白いテープもある。・・・ただ、何のテープか、よく 判らない・・・後は、適当にルートを取って、尾根筋まで上がる。尾根筋を少し 北に辿ったピーク・・・断定できないが、「荒木山」ということにして、さらに 踏み跡を辿る。やがて、前方にパラボラアンテナが見える。一旦下ったところが 「林道大峰線」のようだ。

 ここからは、林道を左へ行く。MBの若者が走ってきたり、数台車も走ってく る。ところで、林道は少し下っていて、ちょっと不安になる。「荒木山」と思っ た尾根が違っていたら、思っている位置とは全然違う可能性もある・・・という ような気がしたりして、元のところへ戻ってみる。いろいろ、様子を見たり考え たりしたが、再度同じ方向へ行って見る、さっきの引き返した場所より少し先に 右手に登る分岐がある。アンテナ設備への取付け道路のようだ。この道を登りア ンテナ施設の直下に出る。道標があって「高尾高原」の文字がでてくるが、取敢 えず、そちらへ行ってみる。少し細くなった舗装道路の両脇からは道を覆うよう にススキが張り出している。緩やかな坂を登ったところが頂上のようだ。右手の 林の中に入ると三角点があり、そこに一枚の山名板がくくられている。展望もな いので、写真だけ撮っておいて、尾根筋を更に北へ行ってみる。反射板があり、 舗装はその手前で終わる。付近を少し歩いてみるが、踏み跡は不明確なので林道 を戻ることにする。再び山頂を経て、林道まで下る。

 同じ道を下るのも好きではないので、さらに林道を北へ進み西の「宵待橋」方 面を目指すことにする。林道歩きだが、それは辛抱しよう。少し行くと左手に広 場がある。ここの木陰で昼食にする。丁度向かいに大峰山の山頂とその右手のパ ラポラアンテナが見える。

休憩後、オートサーキット場の傍らを通り下っていく。ここは、「王院の馬場 跡」といわれるところらしいが、馬とオートバイ、隔世の感がするが、全く違う ものでもないな・・・右手に広がる「天ケ瀬ダム湖」などを眺めながら下る。林 道の両脇には、ススキ・マンジュシャゲ・ハギなどが多い。

 途中から林道を離れ、右手の古い社の前から細い参道を下る。すぐに、農家の 集落に出て、再度先程の林道に合流。「宵待橋バス停」への分岐道標では、そち らに入らず、車を置いてる「下町バス停」を目指す。長い坂を下り、田原川にか かる橋を渡る。左へ折れて荒木の集落を目指す。おりしも田んぼは刈り入れの真 っ盛りのようだ。前方には鷲峰山が望める。

荒木の集落に入ると自動販売機でジュースを買って、飲みながらスタート地点 の「旧田原天皇社跡」へ戻る。

 頂上付近は開発され過ぎて面白味のない山だったが、荒木からの登りは、なか なか、山深い雰囲気があったりして、結構楽しむことができました。

1997年 9月 21日 (日曜日) 晴れ   (メンバー)芳子 

       11:20- 11:30           旧田原天皇社跡                               
       12:10          471.0m  荒木山                                       
       12:15                  林道                                         
       12:35- 12:45   506.0m  大峰山                                       
       13:00- 13:20           少し下がった林道脇                           
       14:20                  弘法水                                       
       15:00- 15:15           旧田原天皇社跡                               

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
サイン