奈良交通バス・近鉄電車と乗り継いで、長谷寺で下車。駅前の坂を下ってR165
へ出て左折、初瀬川を渡ったところで右手の古い道に入る。小学校の裏を過ぎた
ところから右へ曲り、白河(シラガ)の集落を目指す。
白河の集落で、地元のおじいさんに取付を尋ねたが、はっきりしない。でも、
少し戻って、おじいさんに教えて貰った「林道白河笠線」を上っていく。林道は、
ずっと続いているようだが、いつまでも林道を歩いていても仕方が無いので、左
手の沢が上がってきたところで対岸に渡り、少しヤブ漕ぎをして尾根道を探す。
尾根には踏み跡があって、緩やかに登っていく。
巻向山の山頂は、縦走路から少し離れて、木立の中にひっそりと、隠れている
ような感じだ。展望は無い。山名板が沢山ぶら下っている・・・・意外だ。登る
人もいることはいるんだ・・・。山頂の手前で、割と新しい靴跡が雪にくっきり
あったのに、ここには無い。その代わりキツネかなんかの足跡がある。山頂付近、
少し雪が残っている。昼食のおにぎりを食べる。静かだ。寒い。チラホラ雪が降
ってくるが・・大した事はない。
山頂から少し下ると林道に出る。こんなん地図には載ってないけどナ・・・少
し右に行って、左に下りる踏み跡を辿る。一寸下りたところで「巻向川・龍王山
方面」と「奥滝不動方面」との分岐、道標がある。奥滝不動へ向かう。すぐに林
道へ飛び出す。右折して林道を下る。そんなに山奥でもないのに、本当に静かな
山道で、何処か別世界に出てきたような気がする。奥滝不動には赤い旗指物が沢
山立っていて、広い駐車場もある。
林道の左手の小川を渡り、斜面のヤブを少し登る。すぐに立派な山道に出る。
どうも不動さんのところから、ちゃんとした道があったみたいだ・・・(^^;
尾根筋まで登ると白河方面と三輪山方面の分岐道標がある。右折して三輪山を目
指す。殆ど起伏の無い尾根道を歩く。時々、木の枝から雪が落ちる音がするが、
静かな落葉の道だ。三輪山の手前で道は2つに別れている。一寸行ってみると、
左は下りているようだ。右をとって少し下り、いよいよ三輪山への登りになる。
そんなに急な登りではない。
三輪山の山頂付近は、アチコチで大きな古木や岩にしめ縄が張ってある。荘厳
な気持ちになる。結構沢山の人が登って来ている。ここからはもう下るだけだ。
下で、火事でもあったのか、消防車のサイレンが盛んに聞こえてくる。結構長い
下りだ。ようやく、狭井神社の拝殿の横に下りてくる。
この山は、本当は、ここで入山料(200円)を払って、お払いを受けてから、
登らなければならない。後先になってしまったが、参拝して入山料代わりに、お
賽銭をあげて謝る。お手洗いの横で、汗に濡れた下着の着替えを済ます。すぐ近
くの大神神社には、暖房の入った休憩所があったので、一服し、おにぎりの残り
を食べる。大神神社に参拝後、桜井駅へ向かう。
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