巳年は蛇谷ケ峰(オグラス)から「比良」

2001年 01月 02日 (火曜日) 曇り

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登山口に向かうバスの車窓よりオグラス
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 6時50分、家を出る。54分のバスに乗る。電車で出かけるのは久しぶりだ。 休みのせいかバスも少し早く西大寺の駅に着いたので、予定のひとつ前の電車に 乗る。その分、京都駅に早く着いたので、弁当に駅弁を買い、朝飯に立ち食いの うどんを食べる。予定の8時14分の快速に乗る。多分、この電車に皆乗ってる はずだと思い、PLUTO さんの携帯に電話してみる。「ん・・・」なにか、応答に 違和感が・・・ 聞くと、まだ家で寝てるみたい (^_-)  所用で、不参加にな ったみたいだ。

 8時52分、近江高島で電車を下りると、もぐもぐさん、dameちゃんも同じ電 車から下りてくる。すぐわかる。というのは、要するに下りてくる人が少なかっ たからだ・・・(^_-)  駅を出てバス乗り場に行くと、バスが1台止まっている。 「おお、これこれ・・・このバスだ。」と慌てて、乗り込むが、だあれも乗って いない。完全貸切でスタート。巳年の干支の山ということで、相当の混雑を予想 していたが、全くの拍子抜けであった。

 終点の畑に着き、そのバスが出て行ったのを見届けて、スタート。スパッツだ け付ける。何度か訪れたことのあるコースだが、97年の暮れに低徘MLの仲間 と登って以来だ・・・ 帰って調べてみると、驚くべきことに、それ以来、比良 に足を踏み入れていなかった。ともあれ、歩きはじめる。もぐもぐさんが何度か 来られてらっしゃるということで、地図も持って来なかった私には心強い。

 集落を抜けたところで、一旦山道になるが、すぐに林道に出る。「こんな道あ ったっけ・・・」と思ったが、家内は覚えているらしく、「あった、あった」と 言う。林道右手から単独男性が登ってくる。何処から来たのかしらん・・・と思 う。どこに、車を止めたのだろう・・・この林道は、どこに出るのだろう?

 彼が、目の前を通り過ぎるのを待って、その後を追うように歩きはじめる。林 道をほんの一寸左に行くと、取り付きがある。また、山道となる。雪はほんの数 センチといったところで、当然、高度を増すに従い多少雪は増えてくるが、95 年の1月2日に来たときと比べると、随分少なくて歩きやすい。

 先行の単独男性と前後しながら登って行く。ほどなく、ボボフダ峠。一呼吸お いたくらいで、そのまま縦走路の歩きとなる。行く手に、男の人が一人いたので、 先ほどの単独男性かと思っていたら、そうでもない・・・よくみると、な・な・ なんと鉄砲を担いでいるではないか・・・ 雪の上に、いろんな動物の足跡があ って、なかにはデカイのもあり「クマちゃうか・・・」なんて話していたところ だけに、やっぱし、いるんだなあ・・・という感じ。

 追い抜きざまに「なに獲ってはるんですか?」と尋ねると「イノシシ」という ことであった・・・ こんな登山道に出てくるとも思えなったのが・・・ そこ で、「この辺りには、クマはおりまへんか?」と聞くと「クマは昨日獲った・・ ・この下のほうで」ということであった。やっぱり、いるんだぁ・・・ 肩にか けた鉄砲の銃口は、意外に小さいものだったが、こんな登山者の多いところでは、 むやみに撃たんといて欲しいものだ。

 最後の急坂を登るところで、何人かのグループと一緒になる。前を行く2人連 れのご婦人が、なかなか道を譲ってくれない。ちょっとイラつきかけてくると、 山頂はもうすぐそこ・・・という段になって、ようやく道を譲ってくれる。よう やく、頂上。

 頂上には15人くらいの人がいる。75年の正月には、他に人がいなかったこ とを思えば、今年は多い。ほとんど風も無く、雪も少ないこともあるのだろうが、 多少、干支の関係もあるのだろう。

 展望はよくない。特に武奈方面は雲の中だ。その他はうっすらと見渡せる。琵 琶湖の湖面がぼんやりしている程度の視界。もぐもぐさんは、なかなか蛇谷では 展望に恵まれない・・・ということであった。今日は多少マシな方とか・・・

 頂上の片隅に腰を下ろし、昼食。近くでは別のグループが盛んに無線をやって いる。dameちゃんは、それに圧倒されたのか、こっそり、たぬきさんか誰かを呼 んでいたようだったが、一寸遠すぎたのか、残念ながら繋がらないようだった。 ところが、携帯は繋がったので、MLにメールを発信する。

 もぐもぐさんの提案で、彼も私もまだ通ったことのない尾根ルートを下りるこ とにする。階段道が多いが、雪が適当にクッションになってくれて快適に歩ける。 下りるにつれてベタベタの雪になり、これは滑るとヤバイなあ・・・と慎重に下 りる。途中、木道になっているところがあり、雪が積もっている。勢いよく踵を 蹴り込むと、この木道がナナメになっていて、思い切り滑りそうになる。偶然、 手摺を持っていたので、難を逃れたが、危ういところであった。後続のメンバー に注意を喚起したが、それでも、滑りそうになっていた (^_-) 

 尾根筋から左の林道に下り立つ。もう、「ふれあいの里」は間近のようであっ たが、ここからは、あまり道標が無く、林道が分岐しているところから又谷間の 散策路に入る。薄暗い林の中を、たまに認められるテープを頼りに進むと、再び 林道に出る。右手に下っていくと、右の土手上に大きな建物。更に少し下ると、 ようやく「ふれあいの里」。初めに下り立った林道を、そのまま、まっすぐ行け ば、それでよかったみたい・・・私達の後ろを歩いていた女性2人も、ちょうど そちらから到着したところであった。

 野外劇場のステージの近くで休憩。着替えをして、自動車道路を朽木役場前の バス停に向かう。安曇川にかかる橋のところまで来ると、ポツリポツリ・・・小 雨になるが、すぐにやむ。聞くところ、天気予報の通りだとか・・・20分弱の 待ち合わせ。MLに「全員無事下山」とメール発信。14時35分のバスで安曇 川駅へ向かう。安曇川駅でも、10分ほどの待ち合わせで姫路行きの快速がやっ てくる。これまたラッキー。なかなか、タイミングがよかった。

 もぐもぐさん、dameちゃん、年の初めの楽しい山行・・・有難うございました。  PLUTOさん、不参加で残念でした。次の機会にはよろしくお願いします。

登山口に向かうバスの車窓よりオグラス
2001年 01月 02日 (火曜日) 曇り (メンバー)もぐもぐさん、dameちゃん、芳子

         9:15-  9:30   270.0m  畑バス停                        
         9:45                  林道                            
        10:25          650.0m  ボボフダ峠                         
        11:20- 12:10   901.7m  オグラス(蛇谷ケ峰)                        
        13:15- 13:35           ふれあいの里                       
        14:15- 14:35           朽木役場前バス停                            

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