千光寺の里を歩いて・生駒山

1998年 12月 06日(日曜日)  晴

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 割と穏やかなお天気の中、久し振りに生駒の山に出かけました。子トラ騒動や  台風襲来の後、1ケ月以上のブランクが空いてしまいました。もう、紅葉も見  るものはなかろう・・・とデジタルカメラだけを持って出かけたのですが、山  麓の紅葉は捨てたものではなく、ちょっぴり悔しい思いを抱きながら帰って来  たのでした。

 11時14分のバスで出発。生駒駅で乗換え、近鉄元山上口駅で下車。比較的 遅い時間にも関わらず、もう一組のハイカーも下車。ペアルックのアベックとそ の家族・・・といった感じ・・・まあ、詮索はいいとして、最近設置された自動 改札機を出る。昔は、無人駅に近い感じだったのだけどね・・・

 伊古麻山口神社あたりまで来ると、もう下山してくる人と何人も出会う。最近、 こんな出遅れパターンなので、少々気が引ける。ただ、途中で写真モードに入る こともなく、ずんずん歩く。千光寺に近づくと、ここかしこで紅葉の鮮やかな色 に目を奪われる。カメラを持っていない時に限ってこんなものだ・・・不動滝の 付近も、なかなかいい。薄暗い中に一部分陽を浴びた黄葉や紅葉・・・なかなか、 雰囲気がある。

 ゆるぎ地蔵さんの手前で、おばあさんがシイタケを売っている。早速、芳子は 一袋購入。お地蔵さんの角で車道に出て、左に曲がる。少し行くと 「行場」 を示 す分岐道標があって、また左に入る。薄暗い沢沿いの道になる。


 千光寺から鳴川峠に至る道は、大きく3通りに分けられる。ひとつは、この沢 沿いの道。もう一つは、このルートの少し北側になるのだが、千光寺奥の院から の尾根道。さらに、その北側にもう一つの沢沿いのルートがある。まあ、細かく 言えば、それらの3つのルートを縦横に結ぶ沢山の踏み跡があるようだが・・・

 今日は、千光寺の少し手前から左に入る沢沿いのルートに入り、少し登ったと ころから右手の階段道に入る。ちょっと見過ごしてしまいそうな分岐だが、道標 もある。

短い綴れ折の急坂を登って行くと水平道に出る。右に行けば千光寺。ここは左に 進む。20mほど行くと、道標の無い分岐がある。右手に緩やかに登っている踏 み跡に入る。要所要所に赤テープや道標のあるしっかりした踏み跡だ。 しばらく登って行くと尾根道に出会う。左にいく。落ち葉のカサコソいう小気味 のいい音を聞きながら、林の中の快適な歩きを楽しむ。ただ、所々には台風によ る倒木もあり、ここも、かなりの被害があったことを思わせる。やがて、奥の院 からの尾根道に出る。左に少し行くと鉄塔広場に出る。ここまでの登りの途中、 平等石・大黒岩・蛙岩・蛇腹石などの大石が随所に現れる。岩の近くには名前の プレートがある。適当に岩の写真などを撮る。

 鉄塔広場で昼飯にしよう・・・という案も出たが、大原山まで辛抱することに して、先に進む。広場のすぐ先に分岐があって、左は 「西ののぞき」 とある。家 内を先に行かして、自分だけ下りてみることにする。2〜3分下ると東南の展望 が開けた明るい場所に出る。その少し先が 「西ののぞき」 のようだ。ただ、行っ てみると 「東ののぞき」 のプレートが置いてある・・・??? まあ、よく判ら ないので、その近くに咲いていたツツジの花の写真だけ撮って引き返す。分岐ま で戻り、後を追う。

 写真を撮ったりしていたのでかなり遅れてしまったが、 「どこかその辺で待っ ているだろう・・・」 と思っていたのだが、行けども行けども姿が見えない。や がて、行場のある山域を抜け、千光寺の北側谷のルートに入る。左に折れて、ど んどん歩いて行く。もう少しで、千光寺南の谷のコースと合流する・・・という 所まで行くものの姿は見えない。声を出して呼んでみるが返事は無い。 「ひょっ としたら、どこかで追い越してしまったのかも・・・」 そんな気がして、引き返 してみる。再び、別れた分岐まで戻る。 「ひょっとしたら、『西ののぞき』に下 りたのでは・・・」 再び 「西ののぞき」 まで下りてみる。大声で呼んでみるが反 応はない。三度び分岐まで戻り、しばらく待ってみたが、 「まあ、迷うようなと ころではないし・・・」 と、先に進むことにする。先ほどと同じコースを進み、 千光寺南の谷のコースと合流地点まで行くと、すでに、ちゃんと居るではないか いな。 「なあ〜んだ、ここまで来れば良かったのか・・・」 というようなことで、 30分もロスしてしまって、なんとか鳴川峠に到着。いつもは遊歩道をブラブラ 歩くことが多いのだが、ロスした時間を取り戻すのに縦走路を登る。途中の小ピ ークに 「横峰山」 の名前があったので、一応写真に納める。誰かが勝手につけた のかいな・・・

 大原山のベンチに腰掛け昼食のパンをかじる。もう、この時間立ち寄る人も少 なく、時折、縦走の人が通過して行く。暗峠に下り、峠から舗装道路を 「弘法の 水」 から枚岡に下ることにする。

そうそう、最近野菜が高いためか、付近の農家から大根やキャベツなどを買出  しして帰るおばちゃんハイカーが目に付く。

1998年 12月 06日(日曜日)  晴 (メンバー)芳子

        12:15           75.0m  近鉄元山上口駅                              
        13:00          140.0m  千光寺手前の行場への分岐           
        13:30                  千光寺奥の院からの尾根道出合         
        14:10                  鳴川峠                    
        14:30- 14:50   522.0m  大原山                        
    15:15                  神津嶽                                  
        15:35- 15:50   100.0m  枚岡梅林                                    
        15:55           90.0m  近鉄枚岡駅                                  

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