１２時５４分のバスに乗る。週間天気予報では崩れる予定の週末も、まさに梅
雨明けを思わせる好天に恵まれ、カンカン照り・・・まあ、恵まれたとは言え
ないか・・・ とにかく、何事も訓練・・・ということで・・・(^_-)
石切駅を出たところで自動販売機のウーロン茶を２本仕入れる。１本は水筒へ、
もう１本はそのままタオルに包んでザックへ入れる。昔の教育を受けたせいか、
今もって登りの途中ではあまり水分をとることはしない。その代わり、最近は、
ある程度登ったところで、ふんだんに水分を補給することにしている。タオルに
くるんだ１本はその為のものだ。
くさか園地へのルートを登る。とにかく、このカンカン照りでは、普通に登っ
ていたのではバテてしまいそう。いつもより、ゆっくりしたペースで歩く。登山
道には、なにがしかの花はあったのだろうが、立止まってカメラにフィルムを入
れる余裕も無い。急ぐと消耗が激しいと思い、ゆっくり歩くのだが、それでも、
一刻も早く登ってしまいたい・・・フィルムのセットなどしてはおれない。ジリ
ジリと焼けつくるような陽射しを腕に感じながら、一歩一歩を繰り出す。出来る
だけ、日陰を選んで歩く。時折、いい風が吹きぬける。これは、快適・・・クー
ラーの冷たさとは全然違う心地好さ・・・
こんな日でも登っている人はいるもので、下山してくる２組のペアと休憩中の
５〜６人のグループに出会う。ただ、この時間だと下山してくる人が多いのだろ
う。遊歩道まで出てくると、何時も休憩するベンチの場所でまた１ペア・・・ベ
ンチに腰掛け、タオルにくるんできた缶のウーロン茶をがぶ飲みする。風もあっ
てやや落着きを取り戻す。
遊歩道を大原山へ向かう。やや、旬を過ぎた感じはするが、いたるところでホ
タルブクロが満開。まさにホタルブクロだらけ・・・(^_-) アジサイも沢山咲
いているが、これも、ちょっと盛りを過ぎた感じだ。ネムの花はこれから・・・
といったところか・・・
直接、暗峠へ向かうつもりだったが、キンラン・ササユリのポイントにも回っ
てみることにする。例によって細く薄暗い踏み跡を辿っていく。しかし、ササユ
リもキンランも、なんの跡形もなくなっている。そうだろうとは思っていたのだ
が、ちょっと気落ちしながらも縦走路まで辿りつく。縦走路を暗峠へ下り、少し
登り返して大原山山頂へ・・・公園事務所まで下りて自動販売機のジュースでも
飲もう・・・と、そのまま下る。
ところが、公園事務所に下りてみると自動販売機には「故障」の貼り紙が・・
・ ^^; 仕方なく、水筒のウーロン茶で喉を潤す。よく顔を見る事務所のおっ
ちゃんと話しをする。鳴川峠方面の草刈りの状況を尋ねると「今年はまだ出来て
ないんですよ・・・」 これはシメシメ、そっちの方へも回ってみよう・・・ま
だホシアサガオの季節ではないが、ちょっと様子を見に行くことにする。
３時を過ぎて、やや穏やかになってきた陽射しの下を鳴川峠に向かう。ノカン
ゾウが咲いていたが、事務所の人が植えたのだろう。流石にハイカーは少なく出
会う人も少ないが、たまにランニングで走ってくる人もいて吃驚させられる。春
先に見たコブシの木は葉がすごく茂っていて、薄暗いほどの木陰を作っている。
ホタルブクロとムラサキツメクサはよくセットになって花を咲かせている。
ホシアサガオのポイントまでやってくると、単独の男性が休憩中。「暑いです
ね」と声をかけると、「下にいても暑いですからね」と答えが返ってくる。そり
ゃそうだ・・・どこにいても暑い。「どうせ暑いなら、汗を流すとさっぱりしま
すねぇ」なんて話しをする。ホシアサガオの方は・・・というと、もちろん花は
未だだったが、葉っぱはよく茂っている。秋にまた来てみよう。
鳴川峠から下山にかかる。西に向かって下りていくので、西日がきついのでは
ないかと思ったが、上部では木陰もあり、まずまず気持ち良く下る。ただ、瓢箪
山の駅に近づくにつれて、西日の避けようがなくなり、タオルで頭を覆うように
して歩く。駅前の自動販売機で冷たいものを買う。そこは風の通り道のようにな
っていて、西風がビュンビュン吹いて気持ちが良い。立ってジュースを飲みなが
ら、しばし、汗のおさまるのを待つ。
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