去年の初歩きは、生駒山だった・・・去年は体調不調のために遠出はせずに、
生駒山にお世話になったことを思い出し、「これは今年も行かなくては・・・」
と出かけてみました。
10時54分のバスで出発。初詣で賑わう石切駅も、神社と反対の北出口に向
かう人は少ない。改札口を出るとフッと人が少なくなる。石切霊園に向かう老人
数人と改札を出る。少し風があるものの、陽射しは暖かい。枯れ葉に埋もれた山
道を登る。少し足が張ったような感じがするが、無理をせずマイペースで歩く。
正月の1日を生駒山で過ごそうとする人は結構沢山いてはるようで、3〜4組の
アベックや単独者と出会う。いつもの日曜日より人が多いようだ。
遊歩道まで出てくると、六甲の山々とその右手に連なる中山連峰が、お正月休
みで空気が澄んでいるのか、今日は一際くっきりと見える。年末にオフで行った
大平山は甲山の奥辺りだろうか・・・
「今日は、生駒山頂に行ってみない ?」 と芳子が言うので、久し振りに山頂の
遊園地へ向かう。帰ってから調べてみると、去年の9月15日以来の生駒山だ。
正月ということで、山頂は家族連れやアベックで賑やか。山頂の三角点の横を通
り、南の出口から縦走路に入る。古いアンテナ塔の下で一寸休憩。昼飯にサンド
イッチをつまむ。
暗峠へ向かって下り始める。先行する3人組の1人が煙草を吸いながら歩いて
いる。靴は革靴で、格好は本格的なのだが、こういう人はどんな性格をしている
のだろうか? 一言注意をすべきところなんだろうが、相手の性格が判らないだ
けに迂闊に注意すると危険かも知れない。こんな非常識な人や、ゴミを棄てたり
するような人には山に入ってもらいたくないナ。
大原山の頂上に近づいたところで、「信貴山まで行ってみる ?」 と芳子に尋ね
ると、案に相違して ・・・「うん」 と言う (@_@) ・・・ということで、その
まま、鳴川峠へ向かう。信貴山までは、総じて下りのコースだが、結構アップダ
ウンがある。
鳴川峠から先は最近あまり行っていない。一時はよく歩いたコースだが、久し
振りに歩くと新鮮で、なかなかいいもんだ。一気に十三峠まで足を延ばして休憩。
十三峠は花の多いところで、その時折々の花で楽しませてくれるが、今は、サザ
ンカくらいしか咲いていない。少し離れた谷間に赤い花と白い花が沢山咲いてい
る。花に日が当たり、ぽっかり浮かんだように見える。写真を撮ろうとして三脚
を立てていると日が陰ってしまう ^^; 西大寺の駅で買ってきたクリームパン
をかじりながら、日の射してくるのを待つ。
少し雲が多くなってきて、薄ら寒い空模様になってくる。高安山への広い坂道
では風も強く、風から逃れるように急ぎ歩く。
高安山から信貴山への道は、どんな感じだったか忘れてしまっていたが、歩い
ていると、少しずつ思い出す。こんないいルートだったのか・・・改めて思う。
一旦緩やかに下って、高度差100mほどを登り返して信貴山の頂上。頂上は初
詣の客で狭い階段道が大賑わい。沢山の年配の方が長い階段道を上がって来られ
ていることに感心する。寄進された沢山の赤い鳥居をくぐるようにして頂上まで
登り、参拝する。
参拝の人の群れに混じって、階段道を下りる。山門の近くで、名物の寅まんじ
ゅうと草餅を買い、食べながらぶらぶらと近鉄の信貴山下駅へ向かう。昔、通っ
ていたケーブルの線路跡が、今は遊歩道になっている。以前、歩いたときは、ま
だ、整備されておらず、腐りかけた枕木の残る道だったが、今は奇麗になってい
る。信貴山下の駅に着いてみると、駅舎も改装され奇麗になっていて驚かされる。
5分程待って電車に乗る。車窓から見る生駒の山なみもすぐに黒い影となった。
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