台風20・21号の影響で徐々に天気は下り坂・・・という予報だったので、
近場の生駒山にきのこを見に行きました。先週、買った小さなきのこの図鑑を
片手に、近鉄石切駅をスタート。といっても、とても食べる勇気はないので、
写真に撮るだけのことです (^_-)
昼過ぎには下りてくるつもりで、8時54分のバスに乗る。どんよりと一面雲
に覆われた空だが、当面降りそうな気配はない。くさかコースを登ることにする。
風が涼しく歩きやすい季節だ。きのこ観察を目的としているので、道端に目を凝
らしながら、ゆっくり歩いていく。今の時期、きのこは多い。特に注意していな
くても、いくらでも目につく。時々図鑑を出して、照合してみるのだが、似てい
るようでも確信出来ない。毒きのこ・・・という頭があるので、どうしても腰が
引けてしまう (^_-)
図鑑に載っていないようなきのこも沢山見掛けた。スポンジケーキのようなも
の、真っ白でまるきり食欲をそそらないもの、松茸似でひょっとしたら食べられ
るのではないか・・・というもの。今回は、とにかく写真を撮るだけにする。
途中、ツリフネソウを見掛ける。草むらの奥に向かって草が薙ぎ倒されていて、
人が踏み入った様子がある。奥に、小ぶりなツリフネソウが咲いている。やや盛
りを過ぎた感じだが数は多い。2ケ所ほど、そんなところを見つける。生駒も、
よく見れば沢山咲いているんだなあ・・・
くさか園地の遊歩道まで上がり、その足で、先々週にツリフネソウを見掛けた
ポイントに行ってみる。今回の山行の目的の一つは、家内にツリフネソウを見せ
ることだったのだ。まだ、咲いているか心配していたのだが、既に登る途中で見
ることが出来たので、気楽にそのポイントへ向かう。
行ってみると、こちらも、もう盛りが過ぎた感じで、先々週に来たときの艶や
かさはない。その時の花と比べると見る影も無い・・・その変わり、ツルリンド
ウが盛りを迎えようとしている。まだ少し早い感じで、蕾も多い。来週辺りには、
一斉に開くものなのか・・・それとも、徐々に開いていくのか・・・
くさか園地まで戻り、少し早いがお昼にする。自家製のおにぎりだ。市販のお
にぎりは、塩水と油を入れてご飯を炊いている・・・という話しを会社で聞いた
ので、ちょっと食べる気がしなくなった。やっぱり、自家製に限るネッ ^o^/
遊歩道を歩いて大原山へ向かう。道路の下を見ると、ヤマゴボウが繁茂してい
る。血のような赤い茎、その血が固まったような赤黒い果実。そう思うと一寸不
気味。途中、赤い花を見つけて写真に撮る。「これクサギの花よ、きっと・・・」
家内が言うには、去年、この木の実を写真に撮ったそうだ・・・それが、クサギ
の実だったというわけ・・・
公園事務所まで行き、自動販売機で清涼飲料水を買って一服する。お天気はも
う一つだけど、その分涼しくてハイキングにはもってこい。そのせいか、沢山の
ハイカーで賑わっている。家族連れも多い。小さな子が、お父さんとロープのワ
ッカの電車で運転手よろしく大原山へ登っていく。その姿が微笑ましい。
大原山から鳴川峠へ下る。峠から東に折れて千光寺へ向かって下る。比較的人
の少ないルートだが、何組かのアベックや家族連れに出会う。山芋を掘った跡な
ども目立つ。アケビの殻などもよく落ちている。実はないものかと見上げても、
なかなか見つけることは出来ない。たまに見つけたものは、とても、手の届きそ
うにない谷に迫り出した枝の先だったりする。「ああ、あれは鳥の餌に割り当て
られてるのだろうね」ここでも、一ヶ所、ツリフネソウが咲いていた。
千光寺の山門前から、少し車道を歩くが、お地蔵さんのところで右の細い道に
入る。山の端を縫うようにつけられた小道を近鉄の元山上駅へ向かう。左手は畑
や田んぼになっている。ちょうど刈り入れが進んでいるところだ。谷合いの狭い
田んぼは、少しだけ段々畑のようになっている。「まあ、こんな端っこにまで植
えてあるわ」ほんとに、幅20センチほどの田んぼになってるところがある。
ヒガンバナが沢山咲いている。少し、盛りを過ぎているが、まだまだ奇麗な花
もある。名前を知らぬ小さな草花などと一緒に、何枚か写真に収めながら、のん
びりと歩く。お宮さんの階段の下まで来て、着替えをして、駅へ向かう。天気が
悪くなりそうだったら、昼過ぎには下りようと思っていたが、お天気もまずまず
・・・とうとう一日遊んでしまった・・・(^_-)
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