朝はのんびり朝寝を楽しみ、雲行きなどを見ていたのですが、ようやく腰が上って
９時１４分のバスで出発。近鉄・ＪＲと乗り継いで、琵琶湖線の草津へ、そして、
ＪＲ草津線に乗換えて貴生川(ｷﾌﾞｶﾜ)で下車。
南側に出るとタクシーが４〜５台止まっているけど静かな駅前だ。線路に沿って戻
るように行く。すぐに右手のガードを潜ってくるＲ３０７に出るので、左折。杣川
にかかる橋を渡り、左カーブを過ぎた辺りで、右手に飯道山へのルートを示す大き
な看板が見えてくる。看板のところで右の道に入る。直に小学校があるので、左に
巻くようにして小学校の敷地に沿って歩く。パラパラと小雨になる。少し降ったり、
又、やんだりする。傘をさすほどでもない。やがて飯道寺に至る。この辺りから飯
道山への道標が要所要所に出てくる。道標に従って歩いていくと、やがて林道の入
口に到着。よく判らないけど、随分遠回りをさせられたような気がする。
林道の入口からはバイアスロンの大会の案内表示も残っているし、殆ど一本道なの
で迷うような所はない。舗装こそされていないが、幅広い道の単調な緩やかな登り
が続く。途中の休憩所を過ぎ、道標に従って林道に別れ、道幅もやや細くなってく
ると、所々に急な登りも出てくる。左から高い岩壁の迫り出した所もあり、少し気
色が悪い。気のせいだろうが、地震でもあれば岩が落ちて来そうな気がする。早々
に通過する。
息を切らして着いたところが「杖ノ権現休憩所」。丁度、峠のような感じだ。朝御
飯も満足に食べていなかったし、時折雪もちらついていたので、いつものパターン
とは違うけど、ここで昼食にする。暖かいラーメンとおにぎりだ。
食事を済ますと、そうそうに山頂を目指す。道標に従い、急な山道をひと登りする
と飯道山の頂上。頂上は切り開かれて展望はいいはずだが、生憎の天気で、近くの
山並みが望めるのみ。時折小雪が舞うかと思えば日がさすといった感じで、ようす
るに、はっきりしない天気だ。頂上には縦走路の案内があって、ヤブっぽい道を示
していたが・・・どこへ縦走するのだろう。阿星山の方か・・・
また、山頂には記帳用のノートが立派な箱に納められている。２冊ほどあったが、
残念なことに、もう余白が無くなっている。最近の記帳は１月１６日のようだった。
裏表紙に日付と名前だけ記入する。
暫く休憩後、予定通り、飯道神社に向けて下山開始。すぐに林道へ出る。右折して
林道を少し歩いたところで、右へ入る踏み跡が有る。なんだろう・・・と思って、
行ってみると「木食上人入定の窟」とか書いた社などがあり、飯道神社への横手に
出てくる。ここで、先程の林道と合流しているようだ。神社からはつづれおりの道
をぐんぐん下りる。ほどなく駐車場や案内板等のある登山口へ出てくる。
ここからは、立派な舗装道路を信楽高原鉄道の雲井駅へ向かう。オレンジゴルフ場
の傍らを通っていくが、こんな天気にも関らずプレイしている組があるなあ・・・
時折、雪が激しく舞う・・・傘をさして歩く。
途中、東海自然歩道の案内表示に従って「紫香楽宮跡」を見学、雲井駅へ至る。で
も、貴生川駅への列車(一両)は２８分に出たばっかり。一時間に一本のダイヤだ。
どこか喫茶店でもないか・・・とウロウロしていると、バス停がある。どれどれ・
・・近寄っていくと、おっ、バスが来た。行先表示には「京都三条・・・」の文字
が見える。これ幸いと、そのバスに飛び乗る。途中、ＪＲ石山駅で降り、ＪＲで帰
途につく。ラッキーでした・・・(^^)v
このコースは林道や自動車道の歩きが多く、山歩きとしては一寸物足りない感じで
した。バイアスロンというのはどんな競技かよく知りません(トライアスロンから水
泳を外したようなものかと想像している)が、一部を除いて自転車が通るのには何の
不自由もないような道です。杖ノ権現の手前１ｋｍほどから山頂を経て飯道神社下
の宮町登山口の間が、途中、少し林道部分があるものの、幾分山らしい感じがしま
した。それでも、この日は残雪もあり雪もパラついていたので、いい雰囲気でした。
杖ノ権現の手前の急坂では、アイゼンを付けるほどではないけど、足元が凍結して
いるところもあり気も使いました。それが面白くもあったのですが・・・
桜の季節でもあれば、相当ファミリーハイキングで賑わうところではないかと思う
のですが、この日はスタートが遅かったせいもあるのか、ハイカーを一人見掛けた
だけでした。ただ、当日分かどうかは不明ですが、雪の上に先行者の足跡は沢山あ
りました。
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