日張山「奈良」

1994年 2月 2日(水曜日)

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低山徘徊日記
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  近鉄・榛原駅から菟田野町行きの奈良交通バスで、終点まで行く。高見山や明
神平へ行くときに、度々、乗ったことのあるバスだ。その時は、菟田野町で大又
行きのバスに乗換えるのだが、今日は、菟田野町から歩き始める。大又行きのバ
スに乗って、宇賀志バス停まで行ってもいいけど、1駅だけだから、当然歩く。

  宇賀志バス停の少し先に、青蓮寺方面を示す道標があり、それに従って左折。
宇賀志地区の体育館から子供達の声が漏れてくる。そうか、今日は平日なんだ・
・・・(^_-)。中将姫伝説で有名な青蓮寺までは、田園風景を楽しみながらのブ
ラブラ歩きで、登るにつれて残雪が目立つようになる。舗装道路の終点から、右
手の綴れ折の階段道を登ると青蓮寺の山門だ。参拝後、鐘を、一つ、ついて休憩。
スパッツをつける。

  鐘楼の横の細い道を行く。一旦少し下って、寺の裏手に回り込んで、登って行
く。さしたる登りも無く、日張山直下に着く。本道は山頂を巻いているようで、
左手の赤テープの目印から山頂を目指す。アッという間に頂上。全然、物足りな
い・・・(^^; 山頂は鬱蒼とした木立の中で、展望は殆ど無い。山名板が3つ4
つ、ぶら下っている。オオ、なんと「いせ一貫堂」がありました。(^^)v

  山頂からは、東の尾根を一谷峠へ向かう。先程の本道に合流し、殆ど起伏の無
い尾根道を歩く。というか、道は小ピークを巻くように続いている。松茸が採れ
るのか、いたる所に「入山禁止」の看板がある。既に入山はしてる訳だから、ル
ートを離れてウロウロするな・・・という事のようだ。木立の為、余り展望は無
いが、時折見える高見山辺りの白い山々が美しい。そういえば、明日、高見山に
登る計画があったなア・・・途中から、やや幅の広い林道風の道になるが、地図
に無い道が何本も出てきて、その度に、コンパスと地図で確認する。右手に下る
道が何本かあって、つい釣り込まれてしまいそうになる。初めは目印の赤テープ
が少しはあったのだが、この辺りでは見掛けなくなってしまう。

  随分長く感じたが、ようやく、一谷峠の広い舗装道路へ出てくる。県道31号
線の標識がある。左折して岩端を目指す。地図では、一の谷を下って、上芳野に
出る道があったが、雲が厚くなって雪も降ってきたので、ルートのはっきりして
いる車道を行くことにした。車道といっても岩端までの間、通った車は1台だけ。
長い下りだ。

  岩端のバス停まで下りてくると人家もあってホッとする。バス停の時刻表をみ
るとバスは朝と夕方だけのようだ。初めから菟田野バス停まで歩く積もりはして
いたので、テクテク歩く。ほぼ、平坦に道だ。一時は風と雪が強くなりそうな感
じだったが、下りるにつれて天気は回復。菟田野町発14時33分のバスに乗る。

  今日の山行、登ったというより、よく歩いた・・・という感じでした。


1994年 2月 2日(水曜日) 曇り (メンバー)単独

        10:30          380.0m  菟田野町バス停                                  
        11:15- 11:30   530.0m  青蓮寺                                          
        11:45- 11:50   595.1m  日張山                                          
        13:10          430.0m  岩端                                            
        14:05          380.0m  菟田野町バス停                                  

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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