行仙岳「大峰」敗退の記

1994年 8月 7日(日曜日)

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低山徘徊日記
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  敗退記録というものは、どうも筆が進まないもので、グズグスしておりました
が、ようやく、敗退のショックも癒えてきたようで、筆を取ることができました。
荒川三山敗退の"ついで"といったところでしょうか。                                           

敗退の原因は"暑さ"と"○り"です。(^^;                      

  奈良の自宅を出て、約3時間。浦向の登山口に着いたのは、かれこれ8時。浦
向の集落を過ぎると、直ぐ左側に作業小屋がある。その10メートル程先が取付
き。特に案内板などはない。駐車場という程では無いが、車1〜2台を寄せるス
ペースがある。       

  取付きからトントンと下りて、コンクリーの橋を渡り、山道を進む。鉄橋で小
さな沢を渡り、道は続いて行くが、殆ど水平。ただ、この暑さの為、殆ど、人は
入っていないようで、草がよく育っている。張ってあるネットに沿って、急斜面
のトラバース道が続く。2つ目の鉄橋で沢を渡る。                                                   

  ここから本格的な登りだ。木陰を行く時は、ホッと救われたような気持ちにな
るが、逆に、尾根道等で直射日光を浴びると、もう、陽射から逃れようと、気ば
かり焦って疲労が増すばかり。じわじわとバテてくる。普通は1時間に1回程度
の休憩が、45分に1回になり、30分に1回になる。これでは、地蔵どころか
笠捨も無理だな・・・と思っていたのが、何時の間にか、笠捨どころか行仙も無
理だな・・・という感じになってくる。でも、とにかく、行仙小屋までは行こう
・・・と頑張る。                   

  やっとのことで小屋に到着。食事をした後、小屋の中で暫し昼寝をする。

  小屋は、通常、無人の様だが、鍵は開いており、自由に使えるようだ。宿泊等
すれば1000円程度の寄進をお願いする旨の掲示があった。がっしりした作り
の新しくて綺麗な小屋だ。少し下りると水場もあるようだ。次に挑戦するときに
は、泊ってみたいと思った。

  下山にかかる。途中、林道に下りる分岐があったが、案内表示によると、そち
らの方が時間が掛かるように書いてあったし、地図にも書いてないルートだった
ので、こんな時なので、勝手の判っている登ってきたルートで下りる。

  「登り口には川があったなあ・・・(^^)v  」この思いは、登る時から意識に
あった。長い下りをひたすら下りると、その川があった。水を掬い顔をあらう。
タオルに水を含ませ、首筋に掛ける。もう、そんなんじゃ落着かない。頭から水
をかぶる。最後にはパンツ一枚になって川に飛び込んでしまった。これほど気持
ちの良い水浴びは経験したことがない。至福の時を過ごす。山頂まで行けなかっ
たのは残念だったケド・・・     

汗をかいたせいか、何時の間にか、腹具合は良くなってしまう (^^)v 

1994年 8月 7日(日曜日) 晴 (メンバー)芳子

        05:00                  出発                                            
        08:00- 08:10           浦向                                            
        12:00- 13:00           佐田辻                                          
        15:00- 16:00           浦向                                            
        21:00                  帰宅                                            

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