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古川さんの「三郎が岳通常ルート登山」

   古川さんへのお便りは (holiday-in-paris1915@room.ocn.ne.jp) へどうぞ



「三郎が岳通常ルート登山」

とき 2010年3月20日(土)晴れ

 三郎が岳へは4年前に北西尾根から笹を掻き分けて登りましたが、今回は西麓の仏 隆寺から高城山を経る通常ルートを登ることとしました。榛原駅に8時47分に着きま したが、高井へ行くバスは10時15分発しかありませんでしたので、今回も歩いて登山 口まで行くこととしました。4年前の帰路のルートと同じく伊勢街道を歩き、仏隆寺 の登り口の高井には10時に着き、そこから車道を辿って10時30分に仏隆寺に着きまし た。仏隆寺は石段を覆うサクラで有名で、今日はつぼみはかなり膨らんでいました が、さすがに開花はまだでした。

お寺からは室生寺への古道と分かれて南へ車道を辿り、最奥の集落である上俵といっ ても高原状の明るい開けた水田地帯ですが、ここを通ってさらに林道を進むと、登山 口に到着し、はじめはなだらかな道で、尾根の急登になるとしばらくで高城山の頂上 に11時に着きました。ここは30年近く前に登りましたが、木が切り払われており眺望 はその時よりも格段に良くなり、先週登りました音羽三山や竜門岳が伊那佐山の向こ うに良く見えました。南は高見山が写真などでよく見る尖峰とは違った大きな山体を 見せており、遠く台高の山々まで見渡せました。ただ、頂上の祠にはすでに蜂か虻が 巣を作っているようで、危うく刺されそうになりました。これまでは朝の冷え込みで 木の階段などに霜が残っていましたが、頂上に出ると強い南風が吹いて一気に暖かく なりました。 頂上からは東へ三郎が岳を目指しましたが、地図で見るよりも厳しい下りがいきなり 始まり、下ると右手は切り立った崖となり、結構緊張するルートで、安全度から言え ば北西尾根ルートの方が良さそうにも思えました。しばらく進むと再び急登が始ま り、頭上が明るくなると頂上が近づき、11時30分に三郎が岳の頂上に着きました。4 年前は結構寒かったのですが、今日は南風で暖かい頂上で、こちらも眺望は申し分な く、高城山では見えなかった東の国見山や住塚山など曽爾の山々が良く見えました。 ここで昼食をとった後、南へロープの張られた急坂を下り、下ったところのお寺で4 年前に下った石割峠への道と分かれて左へ谷を下りました。このルートは地図にはあ りませんでしたが、思ったよりも緩やかな下りでした。ただ、昨秋の大雨で谷が荒れ ており、所々道が掘れていました。しばらく下ると林道に出て、さらに下って明開寺 に着きました。

ここからは4年前に行った伊勢街道には向かわず、室生寺へ向かうこととし、車道を 下りました。室生寺からは荷坂を経て榛原へ向かうこととしました。室生寺周辺は大 きな地すべり地帯で、そこが開墾されて集落が点在していますが、枝垂桜で有名な西 光寺あたりからは室生の里の景色が良く見えました。途中、地すべり資料館に寄りま したが、あいにく休館していました。室生の里の最上部には腰折地蔵が鎮座されてお り、新しい上屋になっていました。そこからすぐに地図で窪地の表示になった場所が あり、説明板では御池と呼ばれているとのことでしたが、今は植林地帯の窪地で池は 見当たりませんでした。ここからは室生古道を登り、途中で右へ、荷坂への林道を辿 りました。ここも昨秋の水害があったようで、災害復旧工事が進められていました。 荷坂は山間の集落ですが、今は地図よりは少なく1軒か2軒だけが暮らされているよ うで、限界集落になっていました。荷坂からさらに下り、室生ダムを経て、16時15分 に榛原駅に戻りました。今回も4年前同様、登山者には出会えませんで、三郎が岳は 眺望の割には不遇な山と感じました。

                                古川

[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

 ここも最近はご無沙汰で・・・・何度も出かけた山で、特に春先はいいですね。三郎ケ岳もいろんルートがあって、一時期、歩き回りました。
コース取りによってはなかなか過酷ですね。

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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