投稿の広場

TOP MENU
投稿の広場
来たとこへ戻る

古川さんの「音羽三山〜竜門岳縦走」

   古川さんへのお便りは (holiday-in-paris1915@room.ocn.ne.jp) へどうぞ



「音羽三山〜竜門岳縦走」

とき 2010年3月14日(日)快晴

 このコースは20年ほど前に縦走し、その時はさらに竜門岳の東にある烏ノ塒屋山へ 縦走し恋の谷に下りましたが、今回は南へ竜門の滝へ下りることとしました。桜井駅 発9時25分の多武峰行きのバスに乗るつもりでしたが、手違いで駅に着いたのが9時30 分でバスに乗り遅れ、歩くことにしました。駅前から多武峰街道に沿って進み、旧道 区間は車が余り通らず快適に歩けましたが、倉橋から先は県道と重なり、車にひやひ やしながら歩きました。下居のバス停には予定より30分以上遅れて10時15分に着きま した。ここからは音羽山観音寺への舗装された道を登りましたが、途中、南音羽の集 落の手前でコンクリートから外れて地道を歩くと、突然足元が崩れ、道が陥没しまし た。幸い陥没部分が小さかったので、肘を打撲しただけで事なきを得ましたが、2月 以降の大雨で道の下が掘られたようでした。道の端を歩くのは危険だと改めて勉強し ました。集落の外れからはお寺へのやや急な道となりましたが、以前は舗装されてい なかったと覚えていますが、今回は寺まですべて舗装され、快適に登ることができま した。お寺では先行していた方々と住職さんが話しておられましたが、不便なところ でよく暮らされていると感心しました。お寺からは音羽山への登山路となり、最初は 尾根道でしたが、途中からは道が谷になって、水が流れるようになり、さらに登ると 倒木があったり崩れたりしたところも出てきて道はかなり荒れていました。テープが あったので、間違いなかったと思いますが、稜線に出ると下から良く踏まれた道が上 がってきていましたので、どこかで間違えたかもしれません。稜線に出てからはいく つかピークを越えて、11時20分に三角点のある山頂に着きました。残念ながら樹木に 遮られて展望はありませんでした。

山頂からは一旦南西へ向かい、次のピークからは再び南東へ進み、やや急な斜面を 登って11時30分に経ケ塚山に着きました。この山名はお経が埋められたことに由来す るとのことで、頂上のみ自然林で冬でしたので、木の間越しに眺望が得られました。 山頂からは急な下りが始まり、その途中、熊ケ岳の美しい姿が圧倒的に見え、さらに 東方、高見山や三峰山など宇陀の山々が良く見えました。大きく下ってから再び急な 坂を登って12時に熊ケ岳の山頂に着きましたが、ここも樹木に遮られて眺望はありま せんでした。山頂からはさらに縦走し、20年前には眺望が良かった電波塔と三角点の あるピークに着きましたが、樹木が伸びており、ここも眺望が悪かったので昼食を断 念し、さらに進みましたが、ここで、初めて竜門岳の姿が見えました。大峠には12時 25分に着き、ここからは一昨年高取山へ縦走したルートですが、これまでと違って笹 が茂り、足元に気をつけねばならない歩きにくい道となりました。三河川の源流点に 12時50分につき、そこで昼食をとって、そこからは南へ竜門岳へ向かいました。

ここも相変わらず笹が生い茂り歩きにくい道が続き、一旦下ってから急なピークを登 ると思いましたが、幸いにも巻き道となり、一瞬喜びましたが、これが危険な道で、 急斜面のトラバース道は所々道が細くなり、崩れたりしており、転落の危険を感じな がら慎重に進みました。しかも、一箇所だけ木の根や岩角など手がかりがない場所が あり、ここは少し上を高巻いて通過しました。これなら、ピークを越す道の方が登り 下りはあっても随分マシと思われました。トラバース道の緊張から解放されると、向 こうから高齢者の団体が歩いてこられ、注意喚起しましたが、無事通過されたのか心 配です。さらに進んで三津峠からは良く踏まれた快適な道となり、途中鉄塔のある場 所からは西が開け、金剛葛城をはじめ、紀州の山々も良く見えました。そこからは最 後の急坂を登って、途中、烏ノ塒屋山へのルートを分けて、13時50分竜門岳に着きま した。一等三角点でしたが、ここも樹木が茂り、眺望はありませんでした。山頂から の下山路は地図に表記はありませんでしたが、最初は南西、次いで南南西へ下る最も 急峻な尾根で14時30分に谷へ下りるまで少しでも平坦な部分はありませんでした。し ばらく谷に沿って下ると、地図に表記はありませんでしたが、奥の滝の落ち口に着 き、そこから下を見下ろすと、かなり落差があり、滝口へ下りるのかと思いました が、道は斜面を斜めに下り、滝から離れました。急斜面を下ると、林道に出て、竜門 寺の塔跡や竜門の滝を見て、15時15分に麓の山口の集落に着きました。ここからは、 津風呂湖へ立ち寄り、ダムサイトを通って下りましたが、このところの多雨で勢い良 く放水されていました。ダムからは車道を下り、国道などを通って16時40分に大和上 市駅へ着きました。今回の登山は笹が岳〜高旗山のように道がなく苦労するというこ とはありませんでしたが、危険な巻き道などむしろこちらの方が登山としては危な かったように思います。

                                古川

[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

 昔のことですが、私はよく竜門岳から音羽三山へと歩きました。
音羽三山だけとか多武峰に回るとか・・・
飛鳥から多武峰とか・・・いいところです。
『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
サイン