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古川さんの「飯盛山〜清滝峠〜星田山縦走+くろんど池」

   古川さんへのお便りは (holiday-in-paris1915@room.ocn.ne.jp) へどうぞ



「飯盛山〜清滝峠〜星田山縦走+くろんど池」

とき 2010年1月17日(日)快晴

     あきゆき様からご紹介いただいた清滝峠から星田山への縦走を行うこととし、飯盛 山をスタートとしました。JR四条畷駅を9時30分に出発し、四条畷神社の参道を 真っ直ぐ歩きました。神社は小楠公楠木正行を祀っており、明治になって評価された と思われ、別格官幣社と記されていました。神社からは登山道へ入りましたが、直登 ルートは法面崩壊のため通行止めとなっており、神社の裏手を巻いて、尾根筋に出る ルートを登りました。最初は急登でしたが、階段で快適に登れました。ピークをいく つか越えて、10時15分に小楠公の銅像があり、城跡でもある山頂に着きました。天気 が良かったこともあって、広く大阪平野の展望が得られました。

頂上からは東へ下り、お寺の横を通り、巻き道を南へ進みましたが、途中で、石仏経 由で谷へ下りられそうな道がありましたので、そこを下り、少しショートカットして 谷へ下りました。そこからは一旦北へ谷を下り、合流点から再び南へ権現滝をめざし 10時40分に到着しました。滝は地形図で見るよりは大きな滝で、信仰を集めているら しく、滝の前に護摩堂があり、多くの人が訪れていました。ここから少し登ると、室 池への分岐があり、小さな峠を越えると水面が見えてきて、室池の古池と中ケ池を仕 切る堤防に着きました。先月に室池を訪れたときは全く凍っていませんでしたが、今 日は薄い氷ながらほぼ全面凍結していました。

池からは池沿いに起伏の余りない園路を歩いて11時15分に駐車場に到着、そこからは 車道を清滝峠へ向かいました。峠からは今回の最大の難所である星田山への縦走とな り逢坂の集落を抜け、水田の中の農道を北へ進み山への取り付き点を探しましたが、 途中で猟銃の連続発射音を聞き、それ以上先へ進むことを断念し、あきゆき様の下山 ルートを探しましたが、これも道らしい道は見つかりませんでした。少し戻って畑の 横の竹薮へ入る道を行こうとしましたが、竹薮は真っ暗で人の歩いた形跡はなく、引 き返しました。そこで、新たな道を探すべく、逢坂の周辺を歩きましたが、資材置き 場の私道であったり、行き止まりだったりと結局北へ向かう道は見つからず40分も時 間をロスしてしまい、意を決して先ほどの竹薮道を登ることとしました。

暗い竹薮は以前は水田であったようで道は辛うじて残っており、しばらく進むと竹に 赤いテープが付けてあるのを見つけました。テープの趣旨が不明でしたが、ともかく それに従って登り、竹薮がなくなった後、上に建物が見えましたので、雑草の斜面を 登ると、ゴルフ場のグリーンに出てしまい、ゴルファーとも目が合ってしまい、慌て て引き返しました。その地点で途方に暮れましたが、幸い緩い斜面でしたので、ゴル フ場の少し下を北へ向かうこととし、しばらく進むと、再び赤いテープが見え、これ は星田山へのテープだと確信し、テープを確認しつつ、上りました。結構アップダウ ンがありましたが、越えられないような深い谷はなく、しばらく進むと尾根筋に出 て、そこからはある程度踏まれた山道となり、12時25分に南池之内山と書かれたピーク に着きました。そこには直進はゴルフ場、右即ち私の登ってきたルートは南麓の道へ のルートと書かれたプレートがありました。これで、私の登ってきたルートが正しい 道と分かりましたが、道らしい道もなく冬以外は通れないルートでした。山頂からは いくつかのピークを越えて、12時35分に星田山に到着しました。三角点があり、展望 は冬枯れの向こうに少し見えただけでしたが、ここで昼食としました。星田山には南 麓の道へのルートも記載されたプレートがあり、マニアックな人がいるものだと感心 しました。

星田山からは関電道となり、随分歩きやすくなりましたが、北東のピークまで行って しまったことで、関電道から外れ、急斜面を谷へ下ることとなり、危うく滑落しそう になりました。谷からは少し登って、池の堤で再び関電道に合流し、そこからは快適 な階段道を登り、13時10分に鉄塔のある北山師岳に着きました。ここで清滝峠以来初 めて登山者に出会いました。山頂からは尾根筋を関電道に従って進み、一旦谷へ下り てから再び尾根道を進み、星田園地の管理道に出ました。今回は巨大つり橋「星のブ ランコ」は回避して管理道を下り、14時20分に私市に着きました。

清滝峠で40分もロスしたこともあり、甘南備山は断念することとし、くろんど池を終 点とするべく、再び谷を登りましたが、最初川沿いの道を進み、そこは途中で行き止 まりで、ハイキングコースに出られず、引き返すロスもあって、あとは黙々とくろん ど園地の他に道を登り、15時20分にくろんど池に着きました。池は室池同様、あひる の泳ぐ部分を除き、全面結氷していました。車で来た観光客は多く、凍った池に石を 投げたりして楽しんでいました。せっかく、くろんど池に来たので、池の南の三角点 へ行くこととし、地図には道の記載がないので藪こぎを覚悟していましたが、園路が 整備されており、簡単に行く事が出来ました。そこからは、竹林の高山まで歩き、バ ス停にたどり着きましたが、あいにく、バスが出た後で、1時間待たねばならなかっ たので、車道などを歩いて16時30分に学研北生駒駅に着きました。今回は清滝峠で40 分もロスした上に道なき道や滑落の危機など、鷲峰山で道を間違い、行場に入り込ん で急斜面を登り、帰りには犬に追いかけれた以来のしびれた登山となりました。生駒 縦走路が星田園地→飯盛霊園→田原→室池とされた理由が納得できた気がしました。

                                古川

[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

私市からくろんど園地に登り返すところが根性ですね (^_-) 星田山から清滝の方に下ったことはありますが、逆は 経験がありません。
http://teihai.com/_hsd567m.htm
が参考になるかと思いましたが、ルートも 変わっているかもしれませんね。
低山ですが、探検要素もあって興味深く拝見しました。
『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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