投稿の広場

TOP MENU
投稿の広場
来たとこへ戻る

古川さんの「 伊吹山登山」

   古川さんへのお便りは (holiday-in-paris1915@room.ocn.ne.jp) へどうぞ



「 伊吹山登山」

とき 2009年4月29日(水・祝)晴れ

 前回の大峰奥駆・四寸岩山登山で今シーズン最後と思っていましたが、伊吹山は冬には登れないので、この時期に登っておこうと考えました。伊吹山は日本百名山の一つ、大変ポピュラーな山で山頂近くまでドライブウエーが通じ20年ほど前に車で登りましたが、今回は歩いて登ることにしました。

 近江長岡駅を10時10分に出発、適当なバスがなかったので歩いて登山口へ向かいました。北国街道の春照宿本陣跡などを見て11時に神社の横の登山口に着きました。登山口は1合目リフトの乗り場にもなっていますが、このリフトは長期間使われていないようで、1合目はスキー場としての使命は終えたようでした。乗り場の横から階段を登り道標の表示どおり20分かかって11時20分に1合目に到着しました。

 1合目はこれまでの樹林地から一転、草地となり、そこではハンググライダーの教室が開かれていました。そこからはやや急な草地を登り、途中、小ピークを巻いて左にゴンドラ乗り場が見えると、12時に大きなスキー場がある3合目に到着しました。

 この伊吹山3合目スキー場は伊吹山南面の緩斜面に位置し、近年ヒステジャポン伊吹と名前を変えましたが、いかんせん南斜面で毎年雪不足に悩まされており、最近廃業閉鎖されたようで、GWや夏季にも運行されていたゴンドラが、今日は動いていませんでした。なお、HPで調べても2008年の更新が最後になっていました。帰りはこのゴンドラを使って一気に下まで下りようと目論んでいましたが、当てが外れました。

 ここからは伊吹山の山頂が眼前に迫り、樹木がないこともあって頂上付近までのルートが良く見渡せ、登山者が点々と見え、ちょっと穂高岳の岳沢や涸沢のようなアルペン的ダイナミックな景観でした。そこから最初はスキー場の中を登り、自動販売機のある小屋からは山道をジグザグに登りました。6合目の避難小屋からは傾斜も急となって、石灰岩の岩場なども出てきて、途中さざれ石も見ながら登ると下から見えていた地点に到達しました。そこは9合目との表示でしたが、山頂部の一画で、右へしばらく進むと観光客で賑わう山頂に13時に到着しました。

 山頂で昼食にしましたが、東西に長い山頂ということで、眺望は南北方面のみで西の 琵琶湖方面は余り見えませんでした。山頂には測候所の建物が残されていましたが、 閉鎖されてから何年か経ちましたので廃墟状態でした。また、一等三角点はベンチな どがあって観光客で賑わう場所からは東にやや離れたところにあるためか、静かな雰 囲気でした。帰りの電車が気になりましたので、山頂を13時15分に出発し、登ってき た道を下りました。

 下りも3合目スキー場を眼下に望みながらの快適な道で、途中3合目のゴンドラがどうなったのか確認しようかとも思いましたが、寄り道をせず、真っ直ぐ下りました。途中、道に寝そべっていた蛇を見ましたので、伊吹山でも私の低山徘徊シーズンが終わったなと思いました。大急ぎで下山し、登山口に14時40分に到着し、バスの時刻を確認すると、またなかったので、行きと同じく歩いて、15時30分近江長岡駅に到着しましたが、電車が出発した後でした。

 伊吹山は雪深い山ですが、登山道が日当たりの良い南斜面に設置されており、年によっては違うかもしれませんが、4月には十分登れそうに感じました。          

                                古川

[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

 私は夏の夜間登山が多かったです。最近は行けてませんが、ゴンドラなど、大分 様子が変わっているようですね。花が多くいい山ですね。

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
サイン