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古川さんの「畝傍山〜国見山・奈良盆地南部低山徘徊」

   古川さんへのお便りは (holiday-in-paris1915@room.ocn.ne.jp) へどうぞ



「畝傍山〜国見山・奈良盆地南部低山徘徊」

とき 2009年1月25日(日)にわか雪→晴れ



 これぞ低山徘徊の王道とも言うべき奈良盆地南部の畝傍山・貝吹山・国見山の200m級の三山を登ることにしました。この内、国見山は地図に道の記載がなく、ガイドブックやネットにも記載がなかったので、不安はありましたが、真冬の低山なので何とかなると思い、登山することにしました。

 9時30分に畝傍御陵前駅を出発し、やや広い道路を橿原神宮に向い、参道の途中から右に入りました。以前に登った時はメインルートから登ったので、今回は東の尾根から登る事としましたが、神社の手前にある入り口は表示もなく見過ごしそうな登り口でした。しばらくは東斜面を巻きましたが、その後やや急な東尾根に取り付き、頂上直下でメインルートと合流し、9時45分に頂上に着きました。

 以前に登った時は余り展望がなかったと記憶していましたが、今は一部で木が払われ、南側を除いて奈良盆地の様子が良く見えました。下山はメインルートを下り、途中で山口神社へ下りるルートから外れ南西尾根を下り、南側へ下りようとしましたが、途中で犬に遭遇し、結局山口神社へ下りました。

 次は貝吹山ですが、以前南からのメインルートを登った際、頂上に小谷峠・鳥屋方面への木の道標がありましたので、今回は鳥屋から登る事としました。神社からは安寧天皇陵、懿徳天皇陵を参拝し、鳥屋の集落を抜けて尾根に取り付く道を探しましたが、見つけられず、結局小谷古墳の南にある公園から畑を突っ切って、鞍部を目指すと、はっきりした道に出て小谷峠と思われる所に登りました。ここはかなり掘り込まれており、昔から峠道として使われていたようでした。ここから尾根を辿り、11時20分にきれいに草が刈られた頂上に到着しました。

 道はやや草が茂っていましたが、はっきりとした踏み跡を辿れました。下りは以前登ったときと同じ南のメインルートを下りました。そこからは真弓の丘をめざし、舗装された農道をたどり、束明神古墳・岡宮天皇陵を経て、南へ抜けました。

 三山目は国見山ですが、神武天皇が国見をされた「ほほまの丘」の候補とされており、東麓にある神社からの登山路があると見当をつけ、市尾墓山古墳、宮塚古墳を見学して、13時20分に国見神社に着きました。

 この神社は以前、頂上にありましたが、東麓に遷座したとのことで、由緒ある神社でした。道を探すと、神社の南から山へ向う道を見つけ、ここを辿りました。小さな谷を詰めた後、東斜面を巻き気味に登ると頂上から南東に伸びる尾根に出て、そこから程なく13時40分に頂上に着きました。

 道は最近笹などの下草を刈っていただいたようで、これがなければ頂上への到達は難しかったかも知れません。頂上には三角点以外に「ほほまの丘」の石碑が立っており、先行者の「三角点探訪の会」の方々のプレートがありましたが、笹が茂って展望は全くありませんでした。

 下山は北西へ尾根を下りたかったのですが、道が全くなく、結局登ってきた道を下りました。神社からは舗装された道を西に向かい、孝昭天皇陵、鴨都波神社を参拝して15時にJR御所駅に着きました。

 200m級の山だけあって快調な登山でしたが、御所市街に入る直前に吼えている犬に遭遇、当然繋いであると思っていましたが、追いかけてきてびっくりしました。愛犬家の方には犬は是非とも繋いでいただきたいと思います。

                                古川


[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

まさに低山の極みですね。。。でも、私は行ったことのない山です。冬は深い雪山もいいですが、雪山にしても低山にしても、夏場には考えられないルートをとることが出来るのがいいですね。雪でブッシュが隠れ、低山でもブッシュが薄くなる・・・このチャンスにあちこち行きたいものですね。

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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