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古川さんの「比叡山1日回峰」

   古川さんへのお便りは (holiday-in-paris1915@room.ocn.ne.jp) へどうぞ



「比叡山1日回峰」

とき 2008年12月24日(水)



 京都の三条大橋から比叡山を見ると、比叡山の西隣にその名の通り横高山がそびえ、学生時代から登りたいと思っていましたが、かなわないままになっていました。今回、大比叡とともに、横高、水井山と縦走し、これは千日回峰行の一部のルートになっているとのことで、横川の先の三石岳とともに回遊することにしました。

 JR比叡山坂本駅を9時に出発。そこから坂本の町を抜け、ケーブルの駅前を過ぎ、琵琶湖病院の前から無動谷方面への道をとりました。しばらくは谷道でしたが、ほどなく尾根道、次いで巻き道となりました。道は石の階段が苔むしており、歴史を感じさせま した。途中紀貫之墓北西へ5丁との石標があり、ここから細い山道をとりました。こ の道は草に覆われていましたが、一応、しっかりついていて迷うことはありませんで したが、途中で蟻谷方面からのしっかりした道が合流し、こちらがメインのルートの ようでした。

 しばらく尾根道を登った後、北斜面の巻き道となり、そのまま紀貫之墓のある尾根上に出ました。そこから少し尾根をバックするような形で10時20分に墓に着きました。このもたて山は紀貫之が景色を気に入り、墓を造ったということですが、木の間越しに琵琶湖が見えました。ここから南へ踏み跡が続いていましたので、さきほどの無動谷道から登ってくる道と思われます。ここからまたバックして、ケーブルもたて山駅、延暦寺駅を経て、ドライブウエーに着き、そこから大比叡を目指しましたが、地図にある道はなく、急斜面を木につかまりながら登ることになりました。

 鷲峰山や額井岳の恐怖が蘇りましたが、ほどなく南から登山道が合流し、もう少しドライブウエーを西にすすんでから登ったらよかったなと思いました。北からの道も合流して11時に大比叡山頂に到着しました。1等三角点でしたが、周りの樹木が大きく展望はありませんでした。

 ここから北に向かい、阿弥陀堂、釈迦堂を経て、ドライブウエーに沿って北上し、途中行者が皇居に向かって拝礼する玉立杉を経て、急斜面を登り、12時15分に横高山に到着。この山は西面が自然林となっており、冬枯れの木の間越しに比叡山や京都方面が見えました。

 そこから水井山を経て、仰木峠の手前で横川へ向かう東海自然歩道を歩きました。ここは階段が整備されていましたが、段が高く、登るのも下るのも骨が折れました。一旦谷へ下りてまた急坂を登り返して15時に横川に到着。ここは有料ゾーンとのことで、林道を迂回し、日本生命の物故者宝塔、滋賀医大の献体者墓地を経て林道から横にそれ、15時20分に三石岳に到着しましたが、ここも樹木が大きく展望はありませんでした。

 ここからは地図に道の標記はありませんでしたが、東へ緩斜面を下りると、踏み跡が出てきて、しばらくでまた林道へ出ました。ここから林道を下り、途中からは山道を下り、八王子山の南斜面を巻いて15時に日吉大社の奥社に着きました。

 奥社は重文とのことですが、訪れる人はあまりなさそうで、石の階段には落ち葉が積もっていました。そこからやや急な道を日吉大社に下り、穴太を経て15時50分に唐崎駅に着きました。比叡山は針葉樹の木々が大きく茂り終始暗い中での登山で、霊場らいしい雰囲気が漂っていました。

                                古川


[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

 私も比叡山は一度しか(登山としては)行ったことはありませんが、全く違うコースでした。大きな山ですから、いろんなコースが考えられますね。今、記録を見てみましたら、私は 修学院駅→比叡山→横高山→水井山→野村岐れバス停 と歩いていたようです。もう忘れてしまいましたけど・・・ (^_-)

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