投稿の広場

TOP MENU
投稿の広場
来たとこへ戻る

古川さんの「貝が平山、香酔山、額井岳縦走+福地岳登山」

        古川さんへのお便りは (mint0922@maia.eonet.ne.jp) へどうぞ



「貝が平山、香酔山、額井岳縦走+福地岳登山」

とき 平成19年1月20日(土) 
天気 曇りのち晴れ

 貝が平山はさすがに大和高原の最高峰だけに奈良盆地から見ると竜王山や三輪山の向こうにひょうたん型の山がみえます。今回は今シーズンの初山行として、23年ぶりに貝が平山に登り、そのまま東へ縦走することにしました。

 榛原駅を9時50分に出発。同駅はかつては南口だけで鳥見山方面へ行く場合はガードをくぐって行った事を覚えていましたが、今日は北口から直接西峠へ向かいました。住宅地を抜けると、程なく登山道となり、40分ほどで鳥見山公園へ着きました。公園はつつじの名所ということでしたが今日は冬で登山者は0でした。公園からは20分ほどで鳥見山の山頂に着きましたが、植林の中で眺望はありませんでした。

 そこから貝が平山に向かいましたが、途中雑木林のところでは木の間越しに貝が平山が見えました。その後やや急な坂ではロープが張られていて重宝しました。貝が平山には11時前に着きましたが、西側は植林で眺望はなく、北東側は雑木林で木の間越しに大和高原側が良く見えました。ただ、頂上手前の雑木林では西側が良く見え、金剛葛城山系や奈良盆地が良く見えました。

 そこから香酔山へ向かうため頂上からいったん戻って、途中から東へ急坂を下りましたが、23年前は道らしい道もなくどう登ったか忘れていました。今日は道こそ厳しいものでしたが、テープで迷うことはありませんでした。鞍部からは急坂を登って11時20分に香酔山へ着きましたが、眺望はありませんでした。頂上からは東へまた急坂を下り、香酔峠をめざしましたが、ここも道は厳しかったもののテープで道に迷うことはなく646mの4等三角点も見て、峠へ下りました。

 ところが、峠ではレストランで放し飼いにされている犬に追いかけられ、額井岳への登り口を確認できずに逃げ出さざるを得なくなりました。レストランは営業していないようでしたが、犬の放し飼いは勘弁してもらいたいです。登り口がはっきりしないまま別荘地の道をつめて、そこから谷道を登りました。早めに尾根道をとるべきでしたが、谷を登っているうちに苔むした道となり、傾斜も急となって小さい尾根に取り付きました。道もなく、木につかまりながらの登高でしたが、昨年の鷲峰山の急斜面ほどではなく、何とか本来の登山ルートに出ることが出来ました。

 その後、西峰を経て鞍部からは巻き道を通って十八神社からの道を合して12時20分頃額井岳に着きました。途中、初老のご夫婦と出会いました。昔は植林の杉、ヒノキも小さく山頂からは大展望が得られましたが、現在は木が大きくなって南側はあまり見えません。ただ、展望デッキが作られていて、そこからは三郎が岳や住塚山などがよく見えました。また、西側は木が払われていて、昨年行ったフキガッポや塔の森、国見山の山並み、貝が平山、真平山やその向こうに生駒山まで見えました。それで逆に生駒山から額井岳が見えることが分かりました。

 ここで昼食をとった後、東峰を経て戒場山へ向かいましたが、額井岳の頂上には倒木等で戒場山へは向かわず、引き返せとの看板がありましたが、貝が平山―額井岳間に比べればはるかに歩きやすい道でした。13時30分に戒場山に着きましたが、ここは植林の中で眺望はありませんでした。そこからは東峰を経て、最初は巻き道、最後は谷道で、20分ほどでふもとの戒長寺へ下りてきました。

 主要な登山はこれで終わりでしたが、昨年大平山、三郎が岳を登ったときに福地岳の南側に巻き道が見えたので今回、行きがけの駄賃に福地岳に登ることにしました。ところがこれが大誤算でした。室生ダムの北岸を行き、子供のもり公園から巻き道林道を登り適当なところから山に取り付くつもりでしたが、林道はほどなく行き止まりとなり、諦めて引き返そうとしましたが、途中で伐採用のラックモノレールを見つけ、それにつかまって南斜面を登りました。ところがレールは途中でなくなり、最後は木につかまりながら登りました。

 苦労して尾根筋に出ましたが、そこにも道はなく、福地岳の一番東のピークに出たようでした。そこから道のない尾根を上下して、4時前にようやく福地岳に着きました。頂上からの眺望はありませんでしたが、手前の伐採地からは北方向が良く見えました。頂上からは西に登山道が延びていましたが、イノシシの掘り返した跡が沢山ありました。しばらく西に下りると、巻き道の林道に出、林道を通って下山し、16時15分に榛原駅に戻りました。

 結局、福地岳は南からは登れない山でした。今回は仕方ない面もありましたが、単独行の場合、安全な登山道をたどるべきと思いました。


[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

+福地岳・・・というところが、私も行ったことがないだけに興味を抱かされました。福地岳もそうですが、そのほかの山もポピュラーな山ですが、ルートを拝見すると、いつもながらシンドそうなコース。それに、長い・・・ですなぁぁ
いつもながらのハードコースですね。もう少し元気があれば挑戦したいところです (^_-)



『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
サイン