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古川さんの「真冬の好天の国見岳、童仙房、三ヶ岳登山」

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「真冬の好天の国見岳、童仙房、三ヶ岳登山」

とき 1月29日(日)快晴

 奈良盆地の中央西部から見ると鷲峰山の右側に高さはやや低いものの山頂部がぎざぎざとなった扇の形をした山が見え、国見岳という魅力的な名前が付いていましたので今回は友人と2人で登ることにしました。

 コースは童仙房への旧道ルートをたどることとし、笠置駅を9時16分にスタートしました。東へ木津川沿いに東海自然歩道を進みましたが、途中JR関西線の線路のすぐ横を歩くところもあり、歩行者からも運転士からも危なくて現在なら自然歩道に指定しないだろうと思われるルートでした。

 その後、一旦布目川沿いに川を遡りましたが、余り知られていない美しい渓谷でした。飛鳥路という魅力的な名前の集落を経て木津川を潜水橋で渡り、上有市集落から旧道を登りました。かつては童仙房へ至るメインルートとして整備されたようで石垣なども残っていましたが、現在は登る人もなくなり、崩壊箇所もあって廃道状態でした。ただ、時々草刈はされているようで冬に歩くには快適な道でした。

 急坂を登ること約40分で稜線部の林道に出て、林道を下って池の傍の神社に着きました。神社の裏から尾根をたどるとやや広い茶畑の道に出て、そこから南東方向国見岳方面へ明瞭な道が見えましたので、そこをたどることとし、何回かのアップダウンを経て程なく国見岳山頂に着きました。地図には道の表記がなく、不安でしたが、最後まで道は明瞭でした。山頂は三角点もなく、樹木に覆われて眺望はもう一つでしたが、頂上に大きな岩があり、そこに上ると南の奈良方面が良く見えました。

 道は国見岳で途絶えており、来た道を引き返しました。先ほどの茶畑の道に戻り、そこから明治の開拓村である童仙房の六番、七番、五番、四番、三番、二番、一番とたどり、三ヶ岳の北東の尾根を登るべく茶畑の道を登り、茶畑の最上部で昼食をとりました。昼食後尾根道を探しましたが、見つからず茶畑の縁を南にたどり三ヶ岳の東尾根に不明瞭ながら踏み跡を見つけ、そこを登りました。途中でややはっきりした道に出て13時ごろに頂上618.0mに着きました。頂上では樹木が伸びていましたが、木の枝越しに西の鷲峰山などが見えました。

 頂上からは南へ東海自然歩道を目指しましたが、踏み跡は不明瞭で倒木もあり、ほとんど歩かれていない道でした。やや苦労して茶畑に出、東海自然歩道を西へ和束を目指しました。途中419.4mの三角点を見つけるべく自然歩道から外れて茶畑を進みましたが、見つけることはできませんでした。和束の手前で自然歩道と別れて地図上の破線道を中村川へ下ろうとしましたが、地図どおりの道はなく、茶畑の中を苦労して下りました。15時に和束集落に下り役場前からバスで加茂駅に戻りました。全体を通して最初の東海自然歩道で夫婦連れの方に会ったのみで、以後は登山者に会いませんでした。


[以下、あきゆき記]

ご投稿、有難うございます。

 童仙房・・・ってたまに近くを通るのですが、どんなところなんでしょうね。車ばかり使っていると、古川さんのような歩き方ができないのが残念です。電車やバスを使っての山歩きは、私の山歩きの原点でもあるのですが、たまには、トライしてみたいものです。



『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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