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「摩周湖の東のイケメンの藪山・温泉富士」 日本各地のふるさと富士の一つとして、中標津町・養老牛温泉の近くに温泉富士(標高660m)という山が有ることは知っていたが、登ってみたいと思ったのは昨年12月に摩周湖東北岸の裏摩周展望台へ行った時だ。そこからすぐ東に温泉富士がまじかに見えた。 2月11日、道道150号(中標津・摩周湖)線の路肩に駐車し東側の広葉樹の樹林へシュノーシューで入る。すぐに落葉松林になり、そこをを抜けると30分も歩かないうちに温泉富士の西峰(629m)の麓に出て、西に摩周岳と西別岳が大きく見えて来る。 雪が硬く足が没しないので、アイゼンに換えて斜面を登る。途中、ヒザまで雪に没するところもあり、時間がかかる。出発から1時間半ほどで西峰の山頂だ。北側の斜面には山頂近くまでダケカンバが生えているので、それにつかまりながら、東峰とのコルに下りる。コルにも雪庇状の雪の盛り上がりが出来ている。 東峰の南斜面を登っていくと45度を越える斜面になり、下を振りかえると怖い。降る雪が風で吹き飛ばされるのか、短い枯草が露出している部分も。山頂の20mほど下で、右足のアイゼンが外れゾットする。目の前に10cmほどの長さの樹木が生えているのを見つけ、これにつかまり、なんとか直し、西峰から1時間ほどで東峰(山頂)に付く。三角点が有るはずだが、雪の中なのだろう、見当たらない。 北に斜里岳、北東に武佐岳、標津岳、北西に藻琴山が白く輝いている。山頂はナイフリッジというのか、南と北の両側とも切れ落ちていて怖いが、こちらも北側斜面に樹木が生えているので、これに頼ってコルまでくだり、西峰の中腹をトラバースする。雪が硬い 個所は快適に歩けるが、1歩ごとにダンゴ落としが必要な個所もあり、時間がかかっ た。(登り2時間半、下り1時間20分、2万5千分の1地形図「養老牛温泉」、中 腹および山頂は携帯電話の通話域であった) 裏摩周展望台ちかくから見た温泉富士、手前(右)が西峰、左奥が東峰(本峰) 西峰から東峰を見る、コルに雪の盛り上がりが出来ている 東峰から西峰を見る、右奥に摩周岳、左奥に西別岳 東峰の頂上を振り返る 小川隆章 frqtg694@ybb.ne.jp [以下、あきゆき記] 私の出かけた高見山・・・三峰(みうね)山からの遠望をご覧頂くとおわかりだと思いますが、この山も『・・・富士』と呼ばれています。全国に、その地域の富士が沢山あるのですね。温泉富士もいいですねぇ・・・本物の富士山は、どこから見ても富士山ですが、高見山は、見る方向によって富士山になります (^_-) ご投稿、有難うございました。 |