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大野博之さんの「低山の名山、南木曾岳」 大野博之さんへのお便りは (msyouko@hamal.freemail.ne.jp) へどうぞ


 少し天気が悪いと、止める軟弱な山歩きで、それに仕事が忙しく
体調悪い為、1ヶ月以上空いて欲求不満気味となっている。
 紅葉のシーズンとなり昨年登って、良かった山、木曽の南木曾岳
を投稿します。
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   大野博之 
 e-mail:msyouko@hamal.freemail.ne.jp
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      31.南木曾岳  1676.9m  H11年10月30日      
                                                               
           8時〜15時   長野県南木曾町   晴れ                
                                                               
        '変化有り、楽しい登山道。中央アルプスの展望台’

 6時過ぎに家を出る、中央道中津川インターを下り妻籠へ。木曽路
温泉を左に見て直ぐ登山口、キャンプ場の大きな看板があり左へ入る
キャンプ場を過ぎ、地道を暫く行くと、南木曾山麓避難小屋に7時
50分に着いた。6〜7台駐車している、結構人気のある山なんだ。

 避難小屋に登山届けを書き、8時10分林道を登り始める、右側に
自然観察遊歩道入り口があるが、真っ直ぐ沢沿いの林道を行く。赤、
黄、緑が混ざった美しい山肌が見える、紅葉のさかりのようだ。少し
行くと正面に大きな岩混じりの、急峻な南木曾岳があらわれる、まも
なく林道止めの柵が有り標識に従い左へ入ると登山道となる。道は
良く踏まれ、落ち着いたかんじで登り易い。

 左南木曾岳、右下山道の分岐があり左へゆく、大きな岩が出て来ると
金時の洞窟に着く、この辺り紅葉が美しい、日差しが紅葉を通して入り
見ごたえの有る景色だ。喉の滝の標識にくるも滝は見えない、桧、槙、
翌檜等の大木の中急登が始まる。

 きつい体調悪いのか汗が何時もより多い、鎖場に来るハシゴが有り
難なく通過する。

 ペース悪く何人もの登山者が抜いて行く、次の鎖場に来るハシゴは
ない。休憩しミカンを食べる、向かいに見える山肌が空の青さと山の
緑に大岩が混じり、見ごたえの有る景色だ。ストックをザックに
掛け両手を使い岩を登る、距離も無くあっけなく通過した。兜岩の
標識があるがどの岩がそうなのか解らない。イワカガミの艶のある
葉が目立つ群生地を通過する、花の時期はきっと見事に咲いていると
思われる。                           

 10時45分山頂着、木立に囲まれた小スペース、全く展望はない、
登山者も誰もいない。

 下山道を進むと、右に南木曾御岳大神が奉られた大岩があり、向か
いの木段を登ると前方が大きく開けた大岩に出る。新雪を冠った
大きな御嶽山が見える、乗鞍岳は良く見えない。
 北面の為か寒いので早々に下り,笹原の中の避難小屋へ着く、建って
間もなく中も奇麗で、入り口横にトイレも有る。

  小屋の前方小高い笹の広場になっており休んでいる人が見える、
登って見るとほぼ360度の展望が得られ、左から大きな御嶽山、
直ぐ横に乗鞍岳も霞んで見える、木曽駒ヶ岳、空木岳、近くに摺古
木山、右奥に南アルプスが見える、その右は恵那山だ。近いためか
中央アルプスが迫力ある景観で迫っているのが印象的だ、木曽駒は
冠雪しているが空木は雪がない、南アルプスも白く輝いている、北
よりも南東が澄んでいるようだ。                              

 ゆっくり昼食をとる、ここは風も弱く大勢のパーテーが眺望を楽
しんでいる山頂の雰囲気だ。隣にいる若い登山者が穂高が見えると
言っている、かすかに望める、双眼鏡を借りると木曽駒の宝剣岳も
確認出来た。この若者は毎年山登りの最後をこの山で終わることに
しているとのこと。フイルムを交換しようとして失敗し、今まで撮
った写真が駄目になってしまった、残念!

 12時下山開始急な下りをどんどん下る、どうもおかしい、正面に
見える空木岳の北の方に向かっており、いっこうに東へ曲がる気配
がない。間違って南木曾方面に下っているのではないかと戻る、途中
下山者に会い確かめるとやはり間違っていた、元に戻るのに12時
45分となっていた。

 昼食を取った南側の旧避難小屋の見える方に下山道がある。尾根
伝いに笹の中、立ち枯れた木々が残る道で、正面に恵那山がゆったり
とした山容を見せている。

 少し行くと左に中央アルプス正面に南アルプスが再び見え、気持ち
の良い道が続いている。

 急降下が始まる、鎖、ハシゴがある、なかなか下りられない女性が
いる、なんなく通過。どんどん下る、疲れてきて足を運ぶのが極端に
遅く、一歩一歩の下山だ。何人もの人に抜かれたが紅葉が素晴らしく
疲れを忘れさせてくれる。

 自然観察遊歩道を通り15時登山口に戻る。体調により疲れ具合が全
く違うものだと感じた。                

 紅葉が美しく山頂の景色も一級品で、それに登山道が素晴らしい。
疲れたが満足のゆく山登りが出来た。                     

 "木曽路温泉”に入り、地ビールを飲んで帰る。少し混んでいたが良
い温泉でお勧めだ、特に露天風呂が良い。
                                                    
   確認出来た山:○木曽駒ヶ岳.◎空木岳.◎南駒ヶ岳.◎越百山.
                 ○奥念丈岳.○安平路山.◎摺古木岳.恵那山.
                   御嶽山.乗鞍岳.○南アルプス


[以下、あきゆき記]

投稿、ありがとうございます。
今年も、紅葉の季節になってきました。関西でも
大台ケ原あたりは見ごろかもしれませんね。

今年は、どちらかへ計画されてますか?


『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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