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大野博之さんの「汾陽寺山は標識が無い」 大野博之さんへのお便りは (msyouko@hamal.freemail.ne.jp) へどうぞ

 はじめまして。山歩きを始めた中年(高年かな?)の夫婦です。
岐阜県の可児市から、殆ど日帰りで近くのやまに登っています。
 今年は花粉症がひどく、また足の親指の手術をしましたので、余り登っていま
せんが、まずは皆さんの参考になればと思い、道に
迷った山を投稿します。
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        36.汾陽寺山  519.6m H12年2月5日

         9時25分〜14時   岐阜県武芸川町   晴れ

           '白山はやっぱり真っ白、アレ!道が無い’

 関の街を過ぎ武芸川町へ、県道59号線千本桜で有名な寺尾ヶ原公園
線に入る。

 汾陽寺バス停を左に参道を行く、杉木立に囲まれた車道を行くと右側
に参拝者駐車場があり止める、2〜3台程度しか止められ無い。

 9時25分登山開始、車が通れる地道が奥まで続いているが、右の参
道石畳を行く、一般に参道は石段となっているが、ここはスロープ状に
石が敷き詰めて有り、そこに苔がビッシリ生えていて面白い。汾陽寺の
境内にはいる、茅葺の本堂が正面にありなかなか立派なお寺だ。境内を
左へ行きお寺を出ると車道に出、右の車道の突き当たりに山へ入って行
く登山道が有る。

 道は谷沿いに付いているが所々流されて消えているところもある、又
倒木も多く跨いだり、潜ったりして進まなくてはならない、踏み跡も弱
く登山者の少ない山のようだ。

 暗い道が続いている、ショウジョウバカマがあちらこちらにあるが、
当然ながら花はまだ咲いていない。

 谷から離れ斜面を急登すると、9時50分尾根に出た、右に少し行く
とお地蔵さんがあり、休憩舎だったと思われる小屋は倒木で壊れてその
ままになっている。ガイドブックによると”小屋の裏に回り込み”とあ
り入って行く、斜面に心細い道がありどんどん入って行くが、人が通っ
た形跡が感じられない、下り気味に谷まで入るとその先道が解らない、
引き返す。

 お地蔵さんの前を通り尾根の左側を行くと、尾根伝いにはっきりとし
た登山道が続いている、左側斜面伐採した直後のようで、下の集落まで
見通せる明るい道となっている。左奥に一段と高く雪を冠った伊吹山が
少し霞んで見える、気持ちの良い道が続いているがなかなかの急登だ。

 10時20分主稜線上にでる、直角に曲がる感じで右へ殆ど平坦で少
し下っている感じがする道を行く、林の中で眺望はない。

 10時40分三等三角点汾陽寺山、山頂に着いた、誰もいない!反射
板が建っていた跡のためか、整地された小広場となっている、南東方面
が開けているが、潅木が有り眺望は良くない、写真を撮り送電鉄塔を目
指す。 

 来た道を真っ直ぐに奥に行く感じで、北東に急降下する。この山は案
内標識は一切無い、テープが所々にある。 

 10分程で送電鉄塔に着く、大きく切り開かれており、ここからは南
を除いて眺望が広がっている、直ぐ右にコブのような形の権現山、その
横に天王山、反射板も確認出来る、白草山、寺田小屋山の稜線の上に御
岳山、その左近くに今淵ヶ岳、形の良い高賀山、その左丁度山の谷間と
なっている間に純白の白山が見える、続いて舟伏山、能郷白山も確認出
来る。
 景色が良く快晴で暖かく、それに静かだ、鉄塔の足に腰を掛けのんび
りと昼食にする。

 12時45分下山開始と言っても山頂に戻る為急登、13時山頂に着
く、反射板跡地の中央南側辺りに下山路があり下る、ずっと急降下だ道
は余り踏まれておらず、目印も付いていない。

 20分程下った辺りから今までの静けさを壊すような、ブーンブーン
とオートバイの音が聞こえてきた、いつまでも音がするので、暴走行為
をしているのかと思いながら下ると、山仕事の人が伐採作業をしてい
た。良く見ると4〜5人作業をしているようだ、下山道にも切ったばか
りの所もある。

 突然道が無くなる、正面はかなり前に伐採された潅木が一杯あり、又
踏み跡も見当たらない、伐採された左側斜面を下って見たが道はない、
妻が戻って上部の方を確認に行くも見逃した様でもないとのこと、ガイ
ドブックは尾根伝いに下るようになっているので、無理に正面に突入し
右奥を見ると道らしいものが有る、行ってみるとはっきりした道が付い
ている。

 そのまま下ると県道59号が見えてきて、直ぐ舗装道に出た。後から
続いていた妻が道路に出る直前の所に積んであった丸太に乗り滑って転
倒腰を打ち暫く動けなく唸っていた。

 舗装道を下り、途中から横道に入り、14時駐車場に戻った。
 結局、登山者には一人も会わなかった。

 根尾のうすずみの湯へ向かうも途中通行止めで行けず、諦めて帰る。

   確認出来た山:○権現山.天王山.御嶽山.今淵ヶ岳.高賀山.
                 ○白山.舟伏山.能郷白山

[以下、あきゆき記]

投稿メール、有難うございます。
低山といえども、ひとつ道を外すと元に戻るのに
えらく時間がかかったりしますね。

記録を拝見すると迷った・・・というほどのことは
なかったのかと思いますが、突然道が無くなったりすると
パニくったりしますよね (^_-)

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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