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登山メモ[通算83回目]1999/11/10(水)
【山域】岐阜県・福井県境
冠山(かんむりやま=1,257m)【樹木環境】ササ原にミズナラ、ブナが点在
【ひとこと】これといって見る物ナシ。ただ登山口から終始冠山の山頂が見える
【天候】文句無しの快晴
【同行者】不破、寺崎、羽根、森雅、加藤忠、富田、加藤高、渡辺正、滝口夫妻とその友人たちと横井
行程
家出発
07:05→JR熱田駅(\1,110)07:18→08:23関ヶ原駅08:30→木之本I.C 09:20→武生I.C(\1,650)10:10→11:20冠峠登山口(1,055m)→ピーク(2)11:55→ピーク(3)12:10→ピーク(4)12:10→12:25ピーク(5)=昼食=13:07→13:10冠平13:20→14:38冠峠登山口→旧徳山村15:00→16:10藤橋村「道の駅」16:40→17:40JR大垣駅17:48(新快速\820)→JR熱田雑感 ざっかん 雑観
「
11月初旬は紅葉が美しい。それと峠から山頂まで標高差たった200m」の甘い誘いにのって遠ーい、遠ーい北陸から岐阜県境までを電車と車(行きは関ヶ原から帰りは大垣まで。長い距離をドライバーの皆さんお疲れさまでした)で行って来ました。ちょっぴり冷え込んだ快晴の空。池のカモたちがのんびりと浮かんでいるのを、車窓から眠い目でボーと眺めていたら「後ろ4両を大垣で切り離します」という車内アナウンスを聞いて(そう言えば以前にも同じ事があったが、その時も前の車両に移った事を思い出した。学習機能のなさを痛感した)前の車両に行くと呼び止める声で羽根さんが入り口に座っていた。
関ヶ原駅のホームで不破、森雅、加藤高、富田さんらと出会う。改札を出ると車4台と大勢の人がいて誰が誰だかわからないまま、各車に分乗(私は寺さんの車に)して、早速に出発。北陸道で木之本から武生まで行き、あとは
417号で今が盛りの紅葉の山々を眺めながら、急登坂の道を冠峠まで楽しいドライブで過ごす。冠峠に着くと、紅葉はもう盛りを超えて落葉樹が目立つ。きのう雨が降ったのか道悪の登山道を冠山のりっぱな石碑の横を進む。2mぐらいのヤシオが「シロかなアカかな」と考えながら前に進むと、すでに先頭は見えないほど離れてきた。「きょうはいつもよりペースが早いな」。3mぐらいのミズナラが並んでいるのに混じり、クロモジ、タカノツメなども。
冠山を背景に素晴らしい光景が見え出す。周りはイワカガミ、オオカメノキ、ブナ、リョウブ、マンサク、ツシマナナカマド(名札で=どこが違うのか不明)。この辺りで森さんがバテて、そばにいた私と富田さんに「先に行って」と言うのを「休みながら、ゆっくり行こう」と2人で励ましながら、2つ目のピークを過ぎた頃、一枚の赤い葉っぱがツンと立っているのを見て、富田さんが「人面っ葉だな」と。綿毛に包まれたタムシバの芽、イヌツゲ、ツルシキミ、ナナカマドが。3、4つ目のピークを過ぎた辺りで「冠」が屏風のように平らに見えるようになる。枯れた花を付けたガクアジサイ、葉尾落としたホオノキが。
再度、森さんが「先に行って」というので、5つ目のピーク上で湿っていないところを探し昼飯にする。富田さんはコンロでラーメンを作り出すが場所が悪く、人が通るたびに移動する羽目に、なぜかその光景が滑稽に見える。おにぎりを食べている横にシャクナゲ(ホンかハクサン)、クロソヨゴ(赤い実)、ツルアリドウシ(アリドオシ=アリを刺し通す=に似ていることから)が5ミリほどの変形の赤い実を付けている。富田さんがツタを取っているハサミを借りてクロソヨゴの枝を切ったときに小指まで挟んでしまい。「バカとハサミは…」と2人に笑われてしまった。
昼食後、最後の登りを駆け上がり冠平と冠山の分岐にかかり、頭を思いっきり上に向け遙か右上(まだ
150mはあろうか)を見ると冠山の頂上が見えるが先に行った人たちの姿は勿論ない。森さんが「行ってきて」というが、もうこの時間からはとても無理なので左の冠平に進む。ここは冠山の影になって寒い草原なので一休みして、急勾配の冠山登山道を見上げながら「これで本当に高度差200mとは信じられないな」と言いながら、逆光で輝く景色を楽しみながら先に下山する。登山口に降りた頃には、健脚揃いの他のメンバーも当然同じくらいに降りてきて、山頂でなく、こんな所で記念写真を撮る(山頂でも撮ったのかな)。帰路はそのまま南方の旧徳山村から、ダムの補助金を使った馬鹿げた城のある藤橋村を抜けJR大垣駅に着き解散。
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