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東辻 善郎さんの「霧氷の高見山へ」 東辻 善郎さんへのお便りは (ytonsan@maroon.plala.or.jp) へどうぞ


   ご報告が少し遅れましたが、2月1日、高見山に行ってきました。

   前の日に子供たち (長女 文(あや) 小学3年生、長男 彬(あきら) 小学2年
生)に 「明日、山へ行こうか。」 と誘ったのですが長男が渋っていていい返事がも
らえません。

   当日朝5時にみんなを起こして準備。「荷物はお父さんとお母さんで持つから手
ぶらでいいよ。」 とサービスしてやっとその気になってくれました。

   6時ちょっと前に車で出発して途中ローソンで昼食用のおにぎりとサンドウィッ
チを買って一路登山口へ。

   8時前に登山口に着いて身支度。

   天気がいいので登山者は多いと思っていたのですが登山口周辺には7〜8台の車
が止まっていただけですぐ近くに駐車できました。

   登り始めてしばらくしてから、今朝の気温が低かったからでしょうか路面が凍結
していて少し滑るようになったので、小峠の少し手前でアイゼンをつけました。我々
は6本爪、子供たちは4本爪の軽アイゼンです。

   ここまで「疲れた。」とか「休憩しよう。」「滑るから嫌い。」としきりに言っ
ていた子供たちがアイゼンをつけたとたんに走り回り出しました。登山道を外れて新
雪に足跡をつけるのが楽しいらしい。長男は、「来てよかった!」……。でも、もし足
を滑らしたら結構下まで落ちてしまいそうなので、内心冷や冷やでした。(ザイルで
確保してやれよな)

   平野道分岐で尾根道に出てから徐々に霧氷が現れ出して、高度を増す毎にどんど
んその白さを増していきます。家内は霧氷を見るのは初めてで、「きれい、きれい。」
の連発です。子供たちは、先々週、大普賢岳で見ているのでそれほどでもない様子で
したが、それでも 「こっちのほうがずっときれいだよ。」 と家内をうれしがらせてい
ました。
   触ればすぐにくだけちってしまうとても可憐な霧氷です。申し訳ないと思いつ
つ、子供たちにそれを教えたくて一本だけ指ではじきました。「後から登ってくる人
たちに残してあげないとね。だからむやみに触ってはだめだよ。」 と、いらざらぬ
お説教を垂れていると、頂上直下では撮影モードにはまっている人たちばかりでし
た。

   頂上に着いたのは11時半すぎ。霧氷をゆっくり見ながらでしたので、結構時間が
かかってしまいました。

   頂上から大峠に向かう道へ数メートルいって道端で昼食です。大峠から登ってき
た人たちが子供たちを見て、「偉いねー」 とか 「凄いねー」 などと言ってくれる
のを満足げに聞いていたのは、ほかならぬ私たち親でした。

   小一時間すごして、山頂の標識前で記念写真を取って、きた道を戻ります。

   頂上直下は相変わらず撮影モードの人たちでいっぱいです。私も、きれいな写真
を取りたいと思ってはいるのですが、三脚なし、普通のフィルムしか入れていない、
子供たちは 「寒い、寒い」 (この頃から少し風が出てきた) と言ってどんどん先
にいってしまう、で、あきらめて下ります。

   国見岩、揺岩と下るにつれて、団体さんが登ってきます。登り優先だからと、子
供たちを待たせていると、「すみません。後50人くらいですから。」 とは!!!!

   なんとか二〜三の団体さんをやり過ごしてやっと小峠に到着。小峠でアイゼンを
はずしました。

   登ってくる人もまれになったので、子供たちを楽しませてやろうと、ビニール
シートをしいてシリセードもどきをさせました。これが子供たちにうけた。これでま
た一緒に行ってくれるのでは?????

   登山口に戻りついたのは午後2時。国道24号線北行きの渋滞が気になるのででそそ
くさと帰途につきました。

   5時ほんの少し前、自宅着。いつもなら帰りが遅くなって途中で夕飯を食べて帰っ
てくるのですが、今日は自宅でゆっくりと食べられました。

   子供連れののんびり山行ですが、子供たちをだましすかしつ、また行きたいと
思っています。

以上、長々と書きましたが、私たちの山行のスタイルはお分かりいただけましたで
しょうか?


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東辻 善郎  (Yoshiro Higashitsuji)
E‐Mail Adress : ytonsan@maroon.plala.or.jp
〒631
奈良市富雄北
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『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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