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横井 渉さんの「紅葉真っ盛りの岐阜・梁谷山」報告 横井 渉さんへのお便りは (watazoki@pc.highway.ne.jp) へどうぞ


<マルバノキの実> <ヤマモミジ>

    登山メモ[通算70回目]1997/10/22(水)
【山域】岐阜県・金山町 梁谷山(やなだにやま)1,214m
【ひとこと】昨年に続いて2度目だが、今回は寺さんと森さんが居なくて羽根さん
と2人で、ちょっと寂しい山行きだったが、それを忘れさせるほど充実した山でし
た。ガイドブックの「全山天然紅葉樹林の山」のうたい文句は伊達じゃない。趣を
変えて素晴らしいの一言につきる紅葉の山で実りの秋を実際に目に、手に、楽しん
できた。
【天候】9月並みの気温で雲一つない快晴
【同行者】羽根氏
 行程   雑感  ざっかん  雑観  


<家出発06:50>今回も交通の便が悪いので、地下鉄「平安通り」3番出口で羽根さ
んと待ち合わせ車で向かう。朝早く大したラッシュもなく美濃加茂市内で道を間違
えて20分程ロスした以外は結構順調に。岩屋ダムを過ぎた辺りからチラホラと色
ずきはじめた木々を見ながら羽根さんと「上は結構きれいかもしれないな」などと
話をしながら、ダム湖畔のクネクネとした道を進み<梁谷山登山口10:00>着く。今
回は羽根さんの「木を見るのならあっちのルートの方が見やすいよ」という意見を
入れて、反対の道・ブナの木ルートから登ることにする。ケンポナシ、オニグルミ
、トチノキが多数見える。他にアサダ、イイギリ(葉はハート型で葉柄が長い)な
ども目に。ケンポナシの葉(三行脈)を取るために羽根さんが木を揺すり落とした
のを見ると、「なるほど前回、不破さんがフサザクラ(羽状脈)と間違えるのも無
理ないか、形がよく似ているよ」。鈴なりに付けたエゴノキ(実は石鹸の代わりに
したり、川で流すと一時的に魚が麻痺をする)の実を採り、羽根さんに「何か解る
」と言うと、潰してみて「こりゃダメだ。毒だ」と捨てる。メグスリノキが淡い紅
葉を見せている。ややきつくなった辺りから紅い葉が増えてきた中、「籾糠に匹敵
するほどきれいだな」などと言葉を交わし、ドングリを踏みながら進む。尾根筋に
入るとタカノツメがきれいな黄葉を見せる。「あと1000m」の看板が出た頃ハ
リギリの大木やくどいような黄、赤色などの中で<小休止11:20>。待望のナツツバ
キが初めて見えた。ウワミズザクラが珍しいピンク色の紅葉をしている。ブナの大
木が。タカノツメが多くなった。オレンジ色のシロモジが。マルバノキの実の形が
ハート型でしかも割れ方も面白い。南尾根ルート方面から、おばさん達の大きな話
し声が聞こえてくる<12:15>なぜかナツツバキの実と勘違いしてシロモジの実を二
人で一生懸命に拾う。そしてお互いにとんだ間違い顔を見合わせて大笑いする。い
つの間にか南尾根ルートとの合流点を過ぎ、ほんの10歩ほどで梁谷頂上に立つ<1,

213m 12:25>。早速、羽根さんの美味しい梅干しをおかずに、おにぎりを頬張っ
ていると、ガヤガヤとおばさん10数人(30代から50代)と男の人が3人の団
体が登ってきた。やかましいことこの上ない。何でも犬山の平日しか登らない「ブ
ナの会」と言うらしい。早々に逃げ出して<12:45>やや下ったところの羽根さん推
薦の岳美岩に座った<13:00>。素晴らしい眺めに羽根さんが「ここで昼飯にした方
が良かったな」と呟いた(同感)。ドウダンツツジの種を少し摘んだ。下る中で先
ほどの岳美岩を振り返るとその形がお城の城壁そのものの姿をしている「足がすく
んだはずだ」<南尾根展望台13:00>シロヤシオの実を採ったが種はすでに飛び出し
ユリの花のような顎が残るだけだ。しかしナツツバキの実は未だ拾えず。やむなく
枝を引っ張って種を採取する。種の形は小型のクチナシのようで、やや香りもある
。<子鹿の涙14:00>で枯れかけた水を飲む「腐葉土の臭いがない、美味しい水だ」
。その横には大文字草がきれいな花を付けているが、取りすぎたため、もうフィル
ムがない残念だ。ホオノキの実を森さんや寺さんの土産に拾う。<登山口14:35>途
中で「ゆったり館」でゆっくり湯に浸かろうとしたが羽根さんが言っていたとおり
水曜休みだ。楽しみにしていたのに残念。仕方がないので「道の駅」で土産でも買
おうとしたが、ここでも休み。金山町は水曜休みが好きなようだ。あきらめていた
頃、別の「道の駅」(化石の博物館併設)があり、慌てて寄り、白菜の漬け物やナ
スなどを買い求め、お茶のアイスを食べ、“実りの秋”を土産に一路混雑を抜けて
名古屋に向かう<家18:00>
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横井 渉
watazoki@pc.highway.ne.jp
home3.highway.ne.jp/watazoki/
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(あきゆき)

  投稿、ありがとうございます。

 相変わらずの沢山の花や木や木の実・・・ほとんどは、よくわかりませんが、
  今回は写真もつけていただいたので、マルバノキの実だけはなんとか・・・(^_-)
  ぼちぼち、勉強させていただきます。まあ、こんな調子でいつも勉強です。

  今回行かれた梁谷山は沢山自然の残ったいい山のようですね。手元のガイドブック
  を見たのですが、ちょっとみあたりませんでした。また、大きな地図ででも探して
  みましょう。

  右の写真は、どんなタイトルにしましょう・・・ 


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