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横井 渉さんの「牛草山」報告 横井 渉さんへのお便りは (watazoki@pc.highway.ne.jp) へどうぞ




山 域 牛草山(標高550m)
年月日 1997/02/26
メンバー 職場の仲間6人と
天 候 曇り
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集合場所である近鉄名古屋駅に30分も前に着いたので、ホームのベンチでボーと
していたら久しぶりに不破さん(OBで私の山と植物の先生)と顔を会わす(出来
上がった本「植物の旅」を戴いた。いずれゆっくり読まして貰います)その後、他
のメンバーも三々五々集まって7:45発の電車に乗り込む▼電車が伊勢に近づく
に連れ、畑に敷いてある防寒用のビニールが雪かなと思わせるのは、まだ春がきて
ない証拠かな。その反面、畦道の草の色が鮮やかさを増している。今は冬とはるの
混在した微妙な時期かも▼ほぼ定刻(9:07)に伊勢市駅に着く。駅から2台の
タクシーに分乗して林道平谷線に向かう。私達の乗った次から次へとペラペラとよ
く喋ること、相づちを打ちながらも目は車外の景色(道沿いに群生しているケヤキ
の大木、ウメも満開)▼林道が砂利道になったところでタクシーを降りる(¥5,
900=9:45)。登山口に向かう道にはツバキ、ツガ、ヒメシャラ、ヤブニッ
ケイ、カゴノキ、カラスザンショウ、また白い蕾が枝先に集まった木をメンバーの
1人が見つけ、私になんだろうと言って持ってくる(ジンチョウゲの様な香りの強
い花だ。以前三河の山で一度見たコショウノキだ)。雉の雌も姿を見せる。(登山
口9:50)立派なウバメガシ(いい炭が……などと考えながら)、カクレミノの
大木、ツクバネかウラジロ樫の木が真っ直ぐに伸びている(メンバーの1人の弁だ
と鍬の柄に使ったそうだが如何にも効率よく使えそうだ)。直登との分岐点(10
:15)サクラ、シロダモ、アカガシ(直径30センチ)、ヒメシャラの半分倒れ
た根までオレンジ色をしているもの、大木の受刑の見事なもの、一同感嘆の声。今
回メインのツバキのトンネルを通る(11:20)が、真っ直ぐに10mも伸びる
、こんな樹形はあまり見ない。個々にはイノシシのヌタ場が多く目に付く。ナワシ
ログミ(昨年の実が付いたまま=渋いので取りも食べないのかな)、山頂近くでク
スノキの大木を見る。尾根に上がったところで「頂上まで40分」の看板を見て、
全員のんびりムードが一変し大きなピークを2つ越えて一気に頂上に(12:05
)▼頂上は南の五ヶ所湾方面の木が切り払ってあるので非常に見晴らしがいい。こ
こでゆっくりと昼食する。帰りは川口方面に下る(12:50)。木にイノシシら
しい牙の跡。四方にヒメシャラの群生。右手に茅原の山(神岳=伊勢神宮の茅場ら
しい)が見えてくる。途中でカラスザンショウの木に触れたときなぜか木肌が暖か
い(不思議だ)。倒木の中を過ぎてやっと林道虎ケ岳線終点(13:45)に着く
。ヤブツバキに1,2つ赤い花が。沢沿いにダラダラ下る▼五里山バス停(14:
45)に着き、バスで伊勢市駅(15:40)まで▼常緑樹の割合が高い(南の山
特有)素晴らしい雑木山だ。是非登って見て下さい。

  横井 渉
  watazoki@highway.or.jp


(あきゆき)

  投稿、ありがとうございます。

  横井さんは、花や木にお詳しいようですね。私は、この数年多少気にして勉強
  中・・・といったところです。これからのシーズンには、花を探して写真を撮
  りながら登ることが多くなりそうです。横井さんのように名前がすぐに判ると
  いいのですが、私の場合は、写真ができてから図鑑で調べるケースがおおいで
  すわ。

  また、これからも、山で見掛けられた花のお話などもお聞かせください。

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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