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大台ケ原は降雨量日本一として有名で、私の行動範囲の中では全国ネットで通 用する数少ない山域です。その日本一の雨に育てられた原生林が広がり、昔か ら簡単に人を近づけない厳しい山域でした。 現在は、ドライブウエイが日出ケ岳山頂のすぐ近くまで通っていますので、積 雪期以外は簡単に入山できます。路線バスも入りますし、かなり広い駐車場も あるのですが、紅葉のシーズン等はマイカーで一杯になってしまいます。 この駐車場を起点に東大台と西大台の散策コースがあります。有名な大蛇ぐら やトウヒの立枯れのあるポピュラーな東大台コースの影で地味な存在になって いる西大台コースが、私は好きです。 それに、もう一つ、一般的ではありませんが、北大台コースというのをご紹介 します。 最初に、大台ケ原最高峰の日出ケ岳に登ります。山頂からは大普賢岳・弥山(ミセン) ・釈迦ケ岳など大峰山脈の雄峰が望めます。山頂からドライブウエイに沿って 西の尾根に入ります。あまり人が入っていない静かな尾根です。時折、ドライ ブウエイが見えたりしますので、山の奥に踏み行った・・・という感じは、さ ほどではありませんが、時折、鹿を見掛けたり、鳴き声を聞いたりします。半 分ほどは、割に陽当たりのよい雑木林の中を歩きますが、後半はイトザサの草 原です。途中のピークからは、池木屋山・高見山と連なる台高山脈を一望でき るという素晴らしいコースです。 一旦ドライブウエイに下りて駐車場へ戻りますが、時間と根性があれば、ここ から西大台コースに回ってもいいと思います。 なお、蛇足ながら、東大台コースと比べ、人も少なく道も不明瞭で険しいとこ ろもある・・・というとを付け加えておきます。 「山行日記」の方に1995年11月に私の歩いた記録があります。この時は、 このコースと西大台コースを組み合わせて歩いてみました。詳細は、こちらを ご覧ください。 |