高見山「台高」のビューポイント木津(コツ)峠

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山のトクダネ情報
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 高見山に登った帰りに、路線バスの通る旧道へ回り、木津(コツ)峠という所に行  くと素晴らしく形のよい高見山の展望を楽しむことができます。私は、この峠  から見る高見山がとても気に入っていて、出来るだけここに立寄るようにして  います。特に冬場の冷え込んだ日など、遠くから見た高見山は、霧氷で白くな  っていて、これがとてもいいのです。

 ただ、残念なことに、この峠から写真を撮ろうとすると、送電線が邪魔になっ  て、どうも面白くない。以前から、これが気になっていたので、ドライブがて  ら、ビューポイントを探索してみました。

 以下は、その時(1996.03.06)の模様です。

 まず、峠の小さなトンネルの上に登ってみようと考え、トンネル入口に向かっ  て右手の端から踏み跡を辿ってみる。

 トンネル真上の峠まで数分。せっかく登ってみたものの、杉の木立が邪魔して  高見山は望めない。こりゃ、思惑と違うわい・・・左手の尾根に登り、見通し  の良さそうな所を探す。なかなか見通しのいい場所はなく、もう少し、もう少  しと登っていく。植林の枝を落している音が聞こえてくる。数人の人が仕事中  のようだが、姿は見えない。ちゃんとした道は無くても、杉の林の中は下草が  刈ってあって歩き易いが、所々に枝打ちされた枝が積んであり、歩き難いとこ  ろもある。

 やがて、邪魔になっている木立が薄くなって、高見山の展望が眼前に開けてく  る。絶好の撮影ポイント・・・と思い、何枚か撮影する事が出来る。


 少し下の方に、木に登って作業している人の姿が確認できる。近くに寄って声  を掛けてみる。

 「こんにちは〜 ここから下の道路へ下りれるぅ・・・?」
 「おおっ、どっから来たの・・・」
 「あっちのトンネルの上から上がって、高見山の写真を撮ってたんですわ」
 「ここからの高見山はいいもんなぁ わしゃ、毎日、木に登って拝んどる・・・」
 「トンネルの上まで戻ったほうがいいですかね〜」
 「いいや、ここから道路に下りたら、すぐや・・・あそこに、ワシらの弁当   置いとるとこがあるやろう、そこから、下りたらいいわ・・・道は無いけど」
 「あっ、どうもすんません。」
 「気ぃつけてなあ・・・」
 「あっ・・・どうも・・・」


 弁当置いてる場所まで来ると、別のおっちゃんが「ここから行ったらいいわ・  ・・」と教えてくれる。なかなか親切な人達だ。急な斜面を、杉の木に捉まり  ながら下りていく。直に林道に出る。

 というようなことで、写真を撮っている時間を入れても、30分足らず。一寸  だけ山歩きも楽しめます (^_-)

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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