8時34分のバスに乗る。朝遅いスタートが慢性化してしまった (^_-)
近鉄・京阪電車と乗り継いで京阪三条で下車、20分程待って、10時6分発の
大原行きのバスに乗る。スシ詰め状態ではなかったが休日とあって乗客は多い。
家内だけでも、運よく、途中で座れたのが幸いだった。
大原からは、沢山の観光客にまじって、寂光院を目指す。朝方は、薄雲が広が
っていたが、この頃には明るい陽が射してきて、道端のツツジの花もキラキラし
輝いている。暑くもなく、寒くもない。絶好のハイキング日和だ。
寂光院の前を過ぎると、パッタリと人の流れが跡絶える。突然、別の世界に迷
い混んだような静寂。すぐに、左手に金毘羅山へ登り口に至るが、今日は、小川
に沿った林道を進む。林道は、まっすぐ、山の懐に続いている。シャガの花が至
る所に群れて咲いている。
右手へ林道が別れているところがあったが、特に道標もなかったので、本線と
思しき左手の道を進む。すぐに、天ケ岳方面を示す道標がり、ここから林道と別
れて左手の踏み跡に入る。写真を撮りながらブラブラ歩いて来ていたのに、急に、
本格的な登りになったので、いささか、シンドイ。ワッと汗が吹き出す。それで
も、30分程頑張ると、峠に出る。
ここは、左へ行けば金毘羅山、右へ行けば天ケ岳で、その間の縦走路になって
いる。そして、もう一本、天ケ岳へ通じる道の右手に焼杉山への踏み跡が続く。
小さな案内表示もある。
焼杉山への登りを行く。ところどころで、木々の繁茂が山道を歩き難くしてい
るところがあるが、踏み跡ははっきりしていて所々には道標もある。殆ど入山者
もいないかと思っていたが、単独男性二人、その他4〜5のパーティとすれ違う。
思ったより人気のコースのようだ。金毘羅山か天ケ岳への縦走だろう。
一登りすると、雰囲気のいい尾根歩きとなる。以前、天ケ岳からの縦走時、シ
ョートカットして飛び出した尾根道はこの辺りだったろうか・・・見覚えのある
ところに出る。考えてみるとエライところから上がってきたものだ・・・(^_-)
あっけなく山頂に到着。「こんなとこだったかしら・・・」家内は、どうも、
納得がいかないようだ。前回と違って今日は天気もいいし、樹木の枝葉も成長し
てしまっているので、雰囲気が違うのだろう。山頂には先客が3組、7〜8人。
片隅の丸太に腰を下ろして昼食。今日もパン。北側のみ展望が開けている。真
北にナッチョ、西の方に天ケ岳。ツツジの蕾と取混ぜて写真を撮ったりする。
東の古知谷へのルートを取る。すぐにシャクナゲの花を見つけて写真。今日の
メインはこれだったのだ。急な下りの途中で、いくつかシャクナゲを見つけ、ル
ートを離れて写真を撮りに行く。しかし、来るのが一寸遅かったようだ。盛りは
過ぎているようだが、ただ、咲いている花には奇麗なものが多かった。しぼみか
けの花は殆ど無かった。よほど以前に終わってしまったのか、今年は、余り、咲
かなかったのか・・・そんなことを思いながら下りる。
ルートは、整備されたのか、随分歩きやすくなっているし、以前には数ヶ所あ
った迷いやすいところも無くなっている。
送電鉄塔のある600ピークあたりに来ると、パッと明るくなる。家内を先に
行かして、南東の比叡山やツツジの写真を撮る。頂上で一緒だった単独男性が下
りてくる。急に知らない人が現れて、家内は吃驚するかもしれないな・・・と案
じて、下りていくと、次の送電鉄塔のあたりで暢気にワラビを採っている。聞く
と・・・「ワラビが一杯あるよ」と、私と間違えて声を掛けたらしい。(大笑)
ここから更に2つばかり送電鉄塔の下を通って急な坂を下っていく。日が射し
て暑い。途中、ワラビ採りをしたりするが、まだまだ、探せば結構生えてるもの
だ。
尾根筋から右手の沢に下りて、もうすぐ林道に出ようとするところで、マムシ
グサの花を見つける。写真、写真 (^_-)
林道へ出て、左手に少し行くと、お寺の山門がある。中国式というのか、竜宮
城の門みたいなヤツだ。バスの時間までは小1時間あったので、山門の下に日を
避けて休憩。付近を散策する。
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