最近、どうしても朝ゆっくりのスタートとなってしまう。近いと思って出かけ
た雪野山だったが、思いのほか遠い。鈴鹿に行くのと変わらないな・・・
先週出掛けた阿星山とほぼ同じコース。和束から信楽を抜ける。飯道山の横を
通り、Ｒ１を越え、県道１３号に入る。そして、１４号に入り、東名高速の下を
くぐると、登山口の川守。信号の先を右折して直進。橋を渡った左手に駐車場が
ある。右手は地区のグランドになっているようだ。眼前に目的の雪野山が見える。
麓に見える建物が竜王寺のようだ。左手の竜王寺の前を少し過ぎると鳥居の立っ
た天(ｱﾒ)神社。その先に雪野山への登山口がある。
しっとりとした雰囲気の森に足を踏み入れる。左手に古墳の石室らしきものが
現れる。黄色いロープが張ってある。ロープに沿って左手に登っている道を行っ
てみるが、小さな社があってすぐに行き止まり。引き返して、古墳の前を直進す
る。すぐにもう一つ古墳を左に見ながら、右カーブに少し下る。踏み跡は、一寸
怪しげになって、殆ど登ることなく、左・右と踏み跡を辿る。堰堤のある小さな
沢を渡る。その先で、右手から登ってくるしっかりした踏み跡に出会う。左手に
階段道が続いている。
ここからは、しっかりしたルートで、ジグザグにつけられた道をグイグイ登る。
途中、あづまやがあったりして、かなり整備されたハイキングコースだと判る。
取付きが頼りない踏み跡だっただけにホッとする。頑張って登っていくとすぐに
尾根に出る。道標があって右手は ｢大岩｣ 左は ｢山頂｣ とある。
尾根筋にも階段道が続いている。回りの木立に、木の名前を書いた札が貼って
あるのが目に付く。近くの小学校の遠足にでもよく使われる山なのかも知れない。
立派に整えられた階段道には辟易させられるが、里山として地元で親しまれてい
る証だろう。あまり花はない。ハギの花や赤い実が目に付く程度だ。ほどなく、
山頂に到着。高さは３０８ｍにすぎないが一等三角点がある。近江平野にぽっか
りと浮かんだような山は測量には最適だったのだろう。残念ながら木立のせいで
あまり展望はない。木間から麓の田畑がのぞける程度だ。
小休止の後、来た道を戻る。先ほど尾根に出てきたところは、丁度鞍部になっ
ていて、その先へ少し登ると、小ピークがあり、こちらにも休憩所やベンチがあ
る。振返ると、雪野山のてっぺんが、こんもりとした森のように見える。抜ける
ような青空の下、小さい雲が２つ３つぽっかり浮かんでいて、のどかの一語に尽
きる。平日の静かな山だ。
道標にしたがって右手の階段道を下りる。ちょうど大きな岩があるが、これが
大岩なのだろうか・・・定かではない。立てられている案内板によると、大岩は
もう少し下ったところにあるようなのだが・・・下山途中にもよく判らなかった。
階段道をジグザグに下りる。途中右手に赤いテープのある分岐があったのて、そ
ちらに下ってみる。やや、道は細く急なり、急な下りが続くが、階段も作られて
いる。少し下ると先ほどの道と合流しているようだ。何個所か枝道や近道がある
が、適当に下っていくとすぐにスタート地点の竜王寺に着いてしまう。登りに途
中から入った ｢しっかりしたルート｣ というのも、ここから分岐しているルート
の１つのようだ。
登山口に出てみると、｢松茸シーズン、入山禁止｣のたて看板がある・・・(@_@)
登ったルートには見当たらなかったが、９月？日から１１月中旬（１９日？）ま
では入ってはいけないようだ。知らず、登って申し訳なかったが、松茸は採って
ませんので、悪しからず・・・(^_-)
駐車場まで戻り、隣のグランドの水道で顔を洗う。ふと見ると、すぐ近くに、
ぶどう狩りの農園がある。お土産にぶどうを買って帰途につく。
| 