矢筈ケ岳、裏道登山「滋賀」

2000年 8月 27日 (日曜日) 曇り時々晴れ

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低山徘徊日記
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 湖南アルプスで有名な山といえば、笹間ケ岳・太神山・矢筈ケ岳などがあり、
 琵琶湖の方からは、登山コースも整備され、その3つの山を周回するコース
 などはガイドブックなどにもよく紹介されています。私も、山歩きを始めた頃、
 その3つの山を巡ったこともあります。

 そこで、最近はその3つの山を琵琶湖からではなく、反対の南側から登ってみ
 ようとトライしています。既に、今年の4月、太神山(#409)笹間ケ岳(#410)
 はクリアしてきたので、今回は最後に残った矢筈ケ岳にトライしてきました。
 前回、笹間ケ岳に出かけたときに、おおよそのルートは頭に描いていたので、
 登り、1時間程度の軽い散策コースと思って出かけたのですが・・・


 山は、朝早く出かけなくちゃ・・・ということで、頑張って起きたつもりだっ
たが、なんやかやで家を出たのは8時を大きく回っていた。曇り空ではあるが、
降りそうではなく、かえって多少とも涼しい登山ができるのでは・・・という期
待を抱かせる。

 R163から和束経由で信楽を目指す。ちょっと遠回りをして、よく野菜を買
う直売所によったりして、R307からR422へ入る。以前、笹間ケ岳に行っ
たときに車を止めさせてもらった春日神社を過ぎたところで右折。車1台がどう
にか通る細い林道に入る。ほんの1〜2分登ると、林道の分岐がある。さらに直
進してゲートのところまで車を入れることもだきるのだが、あまり車で登ってし
まうのは趣味ではないので、ちょうどこの分岐の付近の広くなったところに車を
止める。

 身支度を整え、林道を歩き始めようとすると1台の4駆が下りてきて通り過ぎ
る。キャンプでもしていたのだろか・・・  林道は、以前来た時より少し綺麗
になっている。舗装されたわけではないが、ブルトーザーかなにかで凸凹が修復
されている。曇天に日差しが遮られ、また両脇の樹木もあって割と快適に歩ける。
付近の小学校の子供たちが作ったのだろうか、多くの木々にネームプレートが下
げられている。ただ、惜しむらくは、マジックで書いた名前が消えてしまってい
るものが多い。

 ゲートの前に着く。直進して笹間ケ岳へ通じる道は、前回来た時と同じく、ゲ
ートが閉じられている。その近くには、かなり沢山の車を止めることの出来るス
ペースがあるのだが、今は1台も止まっていない。

 ゲートの前を右に折れて、やや細い林道に入る。道幅はまずまずあるのだが、
普通の車は入らない領域だ。大き目の石がゴロゴロとしていて、道端の草も繁茂
している。100mくらい行くと、正面に堰堤が見え、広い道はそこで終わり。
その少し手前から右手の山道に入る。山道は堰堤を越えるために少し登っている。
その頂点のところで、右手に古ぼけた青いテープのある取り付きを見る。直進し、
沢に沿って続く道もあったが、いつもの悪い癖が出て、右手の青テープの斜面に
取り付いてしまう。尾根づたいの道であろう・・・と考えたのだ。

 ここからのコースは詳細には書かないが、時折見かける青テープ。なんとか判
る踏み跡・・・辿って行くと、2.5万図に462とある小ピーク。そこから、
矢筈ケ岳のすぐ西のこぶと思われるピークまで踏み跡を辿る。ただ、それは後か
ら分析した結果であって、その時は、@ちょっとバテ気味だったこと、A現在位
置にちょっと確信が持てなかったことと、Bそこから先の踏み跡があまりにも不
鮮明であったこと、それに、C登ってきたコースがとても複雑で、マツタケ採り
の踏み跡が錯綜しており、退路の記憶にどんどん自信がなくなってきた・・・と
いうこともあって、一応撤退することにする。

 案の定、退路では2〜3回迷いが生じるようなところもあったが、大きく間違
うことも無く、なんとか、青テープのある取り付き(堰堤)に戻ってくる。ああ、
シンド・・・ということで、お昼の休憩に入る。「さて、どうしようか・・・矢
筈は又にしようか・・・」ということになって、休憩後トコトコと戻り始める。
ただ、少し歩いていると、「昼飯を食べたら、また少し元気が出てきたなあ・・
・」ということになって、方向転換、再び、矢筈を目指す。今度は、堰堤のとこ
ろを直進。ノーマルルートだ。

 やっぱり、ノーマルルートは早い。すんなり行ける。ちょっと息が上がってい
たものの、30分も歩くと山頂直下のT字路。左は御仏河原。右へ登ると山頂。
T字路だが、突き当たりの奥にちょっとしたスペースがある。以前、オフできた
ときにはこのスペースに陣取って、大鍋でうどんを作ったのだったなあ・・・な
んて思い出す。

 最後の力を振り絞って右手の急坂を登る。登りきったところを右手に少し辿る
と頂上だ。4〜5人が休憩中。こんな季節ではあるが、やはり湖南アルプス・・
・訪れる人も少なくないようだ。展望はない。

 少し、長目の休憩をとった後、下山開始。頂上で会った人の話では、マムシが
いた・・・ということだったので、多少用心しながら歩く。帰り道は、気持ちに
多少ゆとりが出たのか、登りでは見かけなかった白い大きなキノコを見つけたり
して吃驚する。来た道を素直に戻る。



 堰堤を過ぎ、ゲートのところまで来ると、驚いたことに5〜6台の車が止まっ
ている。沢の流れに下りて顔を洗い、汗をぬぐう。一息入れて、林道を車を止め
たところまで下る。とにかく、暑い・・・近くの沢の流れで汗をぬぐう。頭から
水をかぶり、顔を洗い、足を流れに浸す・・・しばらく休んで、身体の火照りを
納めて帰途に着く。



2000年 8月 27日 (日曜日) 曇り時々晴れ (メンバー)芳子

        09:45- 09:50           車デポ地                      
       10:05                  ゲート                                   
       10:40          462.0m  462ピーク                               
       11:15- 11:20           矢筈手前のピーク(ここから引き返す)        
       11:55- 12:15           堰堤(分岐)昼食                            
        12:55- 13:10   562.0m  矢筈ケ岳                  
       13:15                  頂上直下の分岐                              
       13:35                  堰堤(分岐)                               
       13:40                  ゲート                                    
       13:55- 14:10           車デポ地                                  

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