Wonderful Mountain Wandering

落ち葉の踏み跡を辿る・立木山、袴腰山「滋賀」

2004年 01月 09日(金曜日) 晴れ

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ルートマップ


立木観音




 先日、メーリングリストで琵琶湖オオナマズさんから紹介された袴腰山・・・早速出かけてみる。ホームページを参考にさせていただいたので迷うことも無く、予定のルートを歩くことができ、感謝。
 立木観音さんは沢山の参拝客で賑わっていたが、一歩山道に入ると、誰に出会うことも無い静かな山道。久し振りに、私好みの山を歩くことが出来た。


以下は、必要があればルートマップを見ながら、お読みください。

 最近の自分にしては、結構朝早く自宅出発。10時半には登山開始・・・というから、たいしたものだ・・・そんなことないか (^_-)

 立木観音さんの駐車場はかなり混んでいた。正月だけど平日ということで甘く見ていたが、ほぼ満車状態。止めるのにちょっと気が引けたが、参拝することには間違いない・・・と解釈して、勝手に許していただく。

 いきなり700段の石段の登り。家内は数えていたが、685段だったようで、多分数え間違いだろう。

 高度差で考えると、今日の山の登りは、この階段が大半だ。高度差、約150メートルだ。元気に登るご老人の後についてゆっくり登る。参道の階段には登りと下り道を分けるセンターライン(手摺)がある。

 700段の階段を登りきると、観音様のお堂の前は、小さな広場になっていて、平日ではあるが、厄除けとして人気が高いようで、参拝者も多い。厄除けの護摩木などを書く場所が沢山ある。観音様にお参りした後、お堂の左手に回りこむと、鐘楼がある。「軽くつけ」と書いてあったので、軽くつく。さらに少し登ると、小さな奥の院(?)がある。

 鐘楼の少し手前に、左奥に続く小路があり、一応木製の柵が置いてある。琵琶湖オオナマズさんのホームページ情報によると、立木山へは、この柵の横をすり抜けて行くようだ。そこまで戻り、中に入る。

 柵の中に入ると、一瞬の間に静寂の山となる。一旦少し南方向に歩く。ここで参拝者の一組とすれ違う。ハイカーではなく、ちょっと付近の散策に入った人たちのようであった。後は『北参道』に戻るまで、誰にも会うことはなかった。平坦な道をほんの数十メートル行くと、右手奥の立木に白い案内板(地図)が架けてあるのが目に入る。

 この地点に、右手の少し細い踏み跡にはいる分岐がある。立木山を示す小さなテープが巻いてある。踏み跡は、先ほど見えた白い案内板(地図は簡略なもので方向はアテにならない)の前を通り、続いている。北に向かう尾根に入ったわけだが、ほとんど登りのない広い尾根だ。道なりに進むと、メインの踏み跡は立木山を右に巻いているようだ。ここでメインの踏み跡を離れ、直進して少し登る。ほどなく山頂。特に展望もなく静かな佇まい。

 さらに直進。少し下ると先ほどの巻き道に合流。ほぼ、水平になった道を進む。しばらく行くと左の谷に下る分岐がある。木製の立派な道標がある。道標に従い左手の谷に下る。少し薄暗い湿った感じの落ち葉の道がジグザグに続く。




 鞍部には峠道が通っていて、十字路になっている。ここにも木製の立派な道標がある。当初、帰りにはここから『外畑』に下ろうかとも思っていたのだが、国道は思いのほかダンプの往来が激しそう。そうだったら、『南郷』に下るか・・・それとも、ピストンにするか・・・そんなことを思いながら、次のピークへの登りにかかる。




 時折、GPSで位置を確認しながら歩く。しかし、そんな必要のないほど、しっかりした踏み跡が続く。一部シダに埋もれた箇所もあるが、慎重に踏み跡を辿れば、それほど不鮮明ではない。急な登りや滑りやすい岩稜部分には2箇所ほどトラロープもあった。

 2番目の鞍部に下りてくると、ここにも峠道がある。私たちは斜面を下りて来たのだが、左手からの広い立派な踏み跡が合流している。ここは、帰りに間違いそうだ・・・と頭に刻み込む。立派な道は、単なる巻き道かもしれないし、『外畑』に下る道かもしれない。それは不明。

 北面の登りでは、数日前に少し雪でもあった感じで、ややジトジトして滑りやすい個所もある。そのジトジトを登ったところが『見晴台』といわれるところか?  案内板はないが、琵琶湖方面の展望が僅かに広がる。比良の山は雪だ。

 さほど急な登りはないが、鞍部を越して最後の登りを頑張ると『袴腰山』。平たく広い山頂は、あまり山頂らしい雰囲気はない。展望も無い。14時には車のところに戻りたかったので、付近で少し立休みをしただけで、帰途につく。

 途中の鞍部には、何箇所か『南郷』方面への下山道(ケモノ道)の案内プレートが下がっていたが、随分遠回りになりそうだったので、結論的には、来た道を素直に引き返し、立木山北方の尾根上の分岐(298.0m)まで戻る。

 そこからは、左に尾根道を下って『北参道』への合流を試みる。途中、右手に鉄塔が見え、そちらに向かう分岐があったので、取りあえず行ってみる。鉄塔の北東端に、更に下る踏み跡があったので、下っていくと程なく『北参道』に飛び出す。

 この飛び出し地点は急な滑りやすい岩になっていて、家内がこけそうになる。立木にすがり付いてかろうじてセーフ。アブナアアブナイ・・・こんなところで転倒したら、ひどい怪我をしそうだ。参道に出た瞬間の、ちょっとした気の緩みだ。

 参道に飛び出した向側に小さな岩があり、ここが『展望台』らしい。ここで昼食にすることにする。その前に、その先にある242ピークをピストン。なんでも高いところに登ってみたくなる悪い癖だ (^_-)

 『展望台』に戻り昼食。コンビニで買ったパンとおにぎりを食べる。時折、参道を参拝客が通るが、こちらを通る人の数は登りに使った石段道を使う人に比べて大変少ない。

 休憩後、『北参道』を『立木観音』に向かう。こちらはほとんど登りはなく、15分ほどで境内に入る。折角来たので、護摩木に『家内安全』『無病息災』を祈願し、階段を下って駐車地点に戻る。ほぼ、予定通り、14時には到着。


 冬空で、やや雲の出るときもあったが、風もなく快適な山を楽しむことができた。琵琶湖オオナマズさんに感謝。行きは、『天ケ瀬ダム』の近くを通って来たのだが、帰りは、途中に『宇治田原』を示す道標があったのでそちら左折。一部古い道もあったが、比較的車の少ない走りやすい道で、京阪CCから大峰山の東側山麓を通ってR307へ出る。



 帰りに『水上池』に寄ってみる。


カワセミ(♂) 水上池にて【OLYMPIUS E-100RS + TCON-17】


野鳥観察入門記

2004年 01月 09日(金曜日)  晴れ (メンバー)芳子

着時刻-発時刻標高  
10:20-10:30 93.0m 駐車場
10:55 247.0m 鐘楼(立木観音)
11:00  登山道分岐
11:10 305.6m 立木山
11:20 298.0m 尾根分岐
11:25 237.0m 鞍部(1個目)
11:35  鞍部(2個目)
11:45  見晴台
11:50  鞍部(3個目)
12:00-12:05 390.7m 袴腰山
12:45 298.0m 尾根分岐
12:55  鉄塔下
12:56 222.0m 北参道出合
13:00 242.0m 242ピーク
13:05-13:25 222.0m 北参道出合(展望台)昼食
13:40-13:45 247.0m 立木観音
13:55-14:05 93.0m 駐車場

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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