Wonderful Mountain Wandering

高見山、人見ハイク「台高」

1997年 2月 9日(日曜日)

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低山徘徊日記
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まこさん                 大普賢岳・釈迦岳を望む
(C)1997 Akiyuki Kuroe All rights reserved.

  今日は岐阜のまこさんとご一緒させていただく高見山。朝起きると、先ずパソ
コンでNIFTYにアクセスしてメールとHPを確かめる。HPにメッセージが
入っている。ナヌナヌ・・・4時起きのつもりが3時に起きて身を清め、早朝に
出発された・・・とある。こりゃ、随分気合が入っとるやないか・・・(^^)v
こちらは、7時54分のバスでのんびり出発。

  私達の乗った電車が榛原駅に入るのと、まこさんの到着予定の電車が入って来
るのと殆ど同時だ。トイレを済ませ、約束の改札口の前で待っているとすぐに現
れる。初対面だが、彼のホームページで写真を見ているのですぐに判る。事前に
連絡のあった、「私は赤い帽子に青緑のジャンパーの予定で、さらに、本日、装
備の購入の最後に衝動買いしてきた緑のリュック」・・・を見るまでもない。

  バスの切符を買おうとすると、切符売場に行列が出来ている。「こりゃ、先週
とは様子が違うぞ・・・」辺りを見回すと異様に人が多い。とにかく切符を買っ
てバスに乗り込む。バスは何台も出ているので少し待っただけですぐに出発。

  高見登山口でバスを下りて、その人の多さに驚く。ハンパじゃない。しかも、
後から霧氷バスが何台もやってくる。自家用車もやってくる。貸切バスで団体が
やってくる。

  兎に角、身仕度を整え歩き始める。先週に比べても暖かく、登り口付近には、
殆ど雪はない。小峠までは、数珠つなぎ状態でノロノロと登って行く。時折、道
幅の広くなったところで、数人を追抜くもののペースは上がらない。割と年配の
方の団体もあり、お歳の割には元気に歩かれているのに驚かされる。

  小峠で一寸休憩。まこさんと芳子はここでアイゼン装着。ここからは、芳子を
先頭に急坂を登る。続いてまこさん・私。大峠へ回る人もいて、若干、人の群れ
がまばらになって快調に登る。一気に「乳岩」まで登る。急坂はここで終わりだ。
一息入れる。ここから、まだまだ登りが続くが、さほど急ではなく、尾根歩きの
感じだ。「こりゃ、霧氷は無さそうだな・・・」恐れていたことが、はっきり感
じられて、一寸がっかりしてしまう。それでも、まだ、淡い期待は抱いている。
頂上までの中間点まで来て絶望。「こりゃ、やっぱりアカン・・・先週はこの辺
りからすごい霧氷だったのに・・・」折角、遠路はるばる来られたまこさんには
とても気の毒・・・^^;

  でも、お天気はますます良くなって、青空が広がってくる。すっかり雪の落ち
た小枝には、もう春の芽が膨らんできている。それはそれで、またいいものだ。
高度が上がると左手に曽爾の山々、右手に明神平から大峰の山々がくっきりと見
えてくる。大普賢岳も先週よりはっきりしている。銀色に輝く尾根道を辿ると、
ようやく山頂。

  腰を下ろすところにも苦労するほどの混みよう・・・うんざりする。それでも
なんとか腰を下ろす場所を確保して昼飯にする。まこさんは菓子パン、私達はお
にぎりだ。パンとおにぎりを交換したりして楽しい食事となる。なんといっても、
お天気抜群。展望抜群。ポカポカ暖かく風も無い。まこさんも食事が済むと山頂
付近をウロウロして写真を撮ったり・・・私も一緒に山座同定を楽しむ。先週は
っきりしなかった釈迦ケ岳も大普賢岳の左にくっきりと見えている。

  平野へ下りることにして、登ってきた道を引き返す。融けかけた雪道は滑りや
すい。注意して歩いていたつもりでも足を滑らしてしまう。尻餅をつかないよう
にしゃがみこんでいるとそのまま3メートル程ツルルールと滑ってしまう。前を
歩いていたまこさんが慌てて止めてくれる・・・アリガトウ  (^^)v

  乳岩まで下りてくる。平野へは分岐を右に下りる。踏み固められた雪道をまた
また数珠繋ぎになって下りる。次第に雪も薄くなり、土肌の見えるところも多く
なる。ひとしきり急坂を下り終えると杉の木立の暗い沢筋に出る。古びた植林小
屋が現れ、そこから一寸下りると「高見杉」と避難小屋。小さな流れを渡り、少
し登り返して隣の尾根を越す。なだらかな尾根を下っていく。尾根道からふと右
後ろを振返ると白く雪をかぶった高見山の頂が見える。こうして、今登った山を
振返って見るとき、言うに言われぬ充実感がある。先を行くまこさんと芳子に声
を掛けて一寸だけ立ち止まって仰ぎ見る。

  やがて、平野の集落が見えてくる。・・・ここで、予期せぬ出来事が起こる。
「ちょっとちょっと、○○○くん?・・・じゃない?・・・」なんて声が掛かる。
振返って見ると、「ありぇ〜、オジキじないのぅ・・・」なんと、何時の間にか、
すぐ後ろを芦屋に住んでいるオジが歩いていた (@_@)    5人程のパーティで来
ているらしい。「ええ〜っ、なんでこんなとこ歩いてるのぅ〜」 なんて話をし
ながら下る。すぐに高見平野。大和上市行きのバスに乗るといオジキ達と別れて、
しばらく休憩。一服して着替えをする。

  ぶらぶらとバス停へ向かう。バスは順次出ているようで、すぐに空バスがやっ
てきて乗り込む。ラッキーなことに私達3人が最後の座席を占めることになる。
やがてバスはスタート。木津峠の手前ではピラミダルな高見山を見ることも出来
て、完璧に今日の山行を締めくくることが出来、もう、大満足。

 16時7分の急行に乗られるまこさんと榛原駅で別れ、一足お先に16時の電
車に乗る。春にはどこかのオフで再会を約して・・・

 まこさん、楽しい一日、有り難うございました。

1997年 2月 9日(日曜日)  晴れ (メンバー)まこさん・芳子
         8:59-  9:15           近鉄榛原駅                    
         9:50- 10:10   465.0m  高見登山口                    
        10:50- 10:55   825.0m  小峠                       
        11:20          940.0m  高見平野分岐                  
        12:30- 13:20  1248.9m  高見山                      
        13:50          940.0m  高見平野分岐                  
        14:35- 15:10   472.0m  高見平野                      
        15:45- 16:00           近鉄榛原駅                    
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