高原山・四寸岩山「大峰」

1993年 5月 19日 (水曜日)

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低山徘徊日記
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 高原山(たかはらやま)・四寸岩山(しすんいわやま)へ行ってきました。今
 日も、あまり綿密な計画を立てずに、気侭に、ただ、25千の地図は用意して
 出掛けました。朝も、自分としてはゆっくりのスタートだったので、遅くなる
 ようだったら、吉野にエスケープ予定。


 7時46分、バスで出発。

 9時55分、近鉄・大和上市(やまとかみいち)発の湯盛(ゆもり)温泉行き
 のバスに乗る。

 10時40分、湯盛温泉で新宮行きのバスに乗換える。

 10時50分、高原土場(たかはらどば)で下車。バス停の近くから、山手へ
 登る道路を歩く。歩いていると、後ろからバイクで来た郵便屋さんが話し掛け
 て来た。<よんすんいわやま>へ行くんだ・・・というと、<しすんいわ>だ
 という。ガイドブックには<よんすん>とあったけど・・地元では<しすん>
 というらしい。道路情報等を仕入れて別れる。

 その1.この道はずーっと行くと、最近、五番関トンネルが出来たので洞川ま
 で通じていて、「ドライブにイイデェー」ということ。
 その2.高原へ行くんだったら、湯盛温泉から良い道が出来ていて、高原土場
 からの道は余り使われなくなった・・そうだ。
 確かに、暫く行くと、湯盛温泉からの道と合流。湯盛温泉で接続のバスを待っ
 た20分位が勿体無かったナア・・・。
 高原の近くで、道は直進と右に登る道に分岐しているが、案内板によると右が
 福源(ふくげん)寺の駐車場とあるので、そちらに向かう。

 11時40分、福源寺。門前で庭を掃除していた婦人(お寺の奥さんか?)に、
 取付きを尋ねる。お寺に向かって左手の、桜の古木の下から登山道が着いてい
 る。5分程で仕事道らしい踏み跡を横切り、尚、直登する。道が右手に折れ、
 水平に近くなった処で左の斜面を直登。このあたりから、ルート不明。踏み跡
 は沢山あるのだが・・・。兎に角、北西方向の高い所を目指して登る。ほとん
 ど、杉の林なので、ヤブは少ない。尾根筋近くではヤブを避けて登る。

 12時15分、尾根。後で判ったのだが、高原山の1つ手前のコブといった所
 へ出たようだ。尾根には踏み跡があり、ここからは、所々に赤や黄色のテープ
 が現れる。

 12時40分、高原山(1087.3)頂上。特に、展望無し。軽い昼食で15
 分休憩。スタートが遅かったので、落ち着いて食事してられない。

 12時55分、出発。ここからは尾根歩きなのでラクチン。アップダウンも、
 さほど、きつくない。なだらかな登りだ。ガイドブックによると、ここから2
 時間掛る・・・というので、少々焦り気味。道を間違えないように・・これに
 一番気を使った。1125のピークあたりでは、露岩が多く、踏み跡が不鮮明。
 慎重になる。尾根筋を外さないように・・・。それだけ、考えて歩く。

 13時50分、四寸岩山(1235.6)頂上。意外に早く着けたので、ホッ
 とする。これで、なんとか、予定のコースを下りることが出来そうだ・・・。
 頂上は展望皆無。だが、櫓がある。また、立木に梯子が掛けてある。でも、展
 望ということなら、高原山からの尾根道で、時々見晴らしの良い処を通過する。
 そっちの方が、スカッとして気持が良い。

 14時10分、下山開始。吉野古道の標識に従って少し西へ行くと、立派な登
 山道へ出る。右へいくと吉野・・・とある。吉野方向へ少し行くと、右手に赤
 テープ等が数箇所貼ってある所に差し掛かる。ここから下りるのかな・・と右
 手の薮に入って20メートル位下りてみるが、薮は深いし、傾斜は急になるば
 かり・・。仕方なく、ゼーゼーいって、登り直していると、かすかな踏み跡が
 ・・・コレダと思って、元気が戻る。
 踏み跡は、しばらく、斜面に沿って北へ向かうが、やがて、東方向への、尾根
 道の下りになる。割と確かな踏み跡が続くが、道標やテープの類は皆無。900
 位まで下りてくると、沢の水音が聞こえてくる。なだらかな下りが続く。

 ほんの少し登って869のピークを越した処で、踏み跡は薮の中に・・・。闇
 雲に下って見たが、薮がキツク傾斜も急。もう一度、869の近くまで登り直
 して、地図を良く見る。どうも、東の沢に下りるのがセイカイらしいと、もう
 一度慎重に下りる。今度は沢の近くへ下りる事が出来た。植林小屋があり、そ
 の手前に立派な山道がある。山道を左に採り、流れに沿って下る。やがて、左
 からの沢と合流。二俣だ。左からの沢を木橋で渡り、大津古谷の左岸の道を下
 る。

 林道終点へ出て来る。ここまで来て、大滝ダムの関連工事の為か、林道は完全
 に崩壊して、アチコチで工事をしている。一瞬、ゲッと思ったが、左手にトン
 ネルが出来ていて、通っても良いみたいだ。トンネルは1KM位あるが(500
 M位かも)、電灯もついているし、舗装もしてある。トンネルを出ると、この
 辺りからは、工事の車や人が結構沢山いる。工事の音もうるさい。やがて、立
 派な2車線の道に出る。工事のダンプやトラックの為の道のようだ。

 15時30分、水場。樋があって水が採り易くなっている・・・だけのコト。
 15分休憩。ここまでくれば、一安心。身体を拭いて、シャツを着替える。
 この大津古谷の至る所で、大きな土木工事が行われていて、道は、その現場
 の中を通ってR169へ通じている。

 16時20分、大津古(おおつこ)バス停。バスがスグなのでラッキーだった。

 16時33分、八木行きバスに乗り、大和上市へ戻る。

1993年 5月 19日 (水曜日) 晴    (メンバー)単独


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