獅子ケ岳「三重」

1993年 10月 28日(木曜日)

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低山徘徊日記
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鳥羽の相差(おうさつ)での慰安旅行の、といっても宴会だけだが、ついでに、獅子ケ岳 
へ行ってきました。朝、6時に旅館を出発、伊勢市を経由して注連指(しめさす)を目指 
す。伊勢市内は、道がややこしくて、登山口まで2時間も掛ってしまった。注連指は   
山奥の静かな村で、注連指バス停を過ぎ、奥へ奥へと詰めると、道は2つに分岐、左手 
の小さな橋を渡り、いよいよ細くなった道をぐんぐん登る。自動車1台がやっと通るく 
らいの道を行くと林道終点。                                                     

4〜5台の駐車スペースがある。右手は、小さな沢になっていて、左手に登山口の案内 
板がある。登山の服装に着替えて、いよいよ出発。                                 

植林の中の道を沢に添って登っていく。暫くは、ゆるやかな登りが続く。砂防ダムを落 
ちる滝音を楽しみながら歩いていく。本物の滝だったら、もっといいのだが・・・。   
粗削りの道といった感じだが、適当にステップが切ってあって、歩き易い。やがて、   
沢の水が少なくなって、ゴロゴロした石が多くなったところで、右手の急な山腹に取り 
付く。道はジグザグに付いているので、それほどの急登ではない。植林帯を離れ潅木の 
間を縫うように登る。ざれた急坂を過ぎ、ひたすら歩く。随分登ってきたな・・・・と 
感じる頃、最後の急坂を登り、大きな露岩を越すと頂上の一つ手前のピーク。少し歩く 
と獅子ケ岳山頂だ。                                                             

一寸開かれ草むらになっている。標高は低いが、一応単独峰なので、四方の展望が素晴 
らしい。樹木が邪魔して、360度の大展望とはいかないが、雲の波と山波が迫って   
くる。時折、雲間から光が差込んで、幻想的だ。上空は風が強いのか、恐ろしい勢いで 
雲が流れる。休憩後、来た道を下山。                                             

20分程下りると、沢音が聞こえてくる。何故か、ほっとする。                     
このルート、高度差は500程だし、仕事道との分岐には、道標もあって、親切にも   
後何メートルなどと書いてある。もっと、大阪から近ければ、手頃な、いい山なんだけ 
ど・・・・。                                                                   

植林のせいか、紅葉はたいしたことはない。ただ、落葉は多かったので・・・もう終わ 
ったのかな・・                                                                 

奈良までの帰りには、奥香肌や蓮ダムの近くをドライブして、秋山の空気を満喫して帰 
りました。                                                                     
                                                                               
1993年 10月 28日(木曜日) 晴れ (メンバー)単独

        08:00          220.0m  林道終点                                        
        09:00- 09:20   733.3m  獅子ケ岳山頂                                    
        10:00          220.0m  林道終点                                        

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
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