白滝山「比良」

1992年 11月 19日(木曜日)

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低山徘徊日記
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 7時37分、京都から湖西線の電車に乗り、志賀駅で下車。

 8時20分、スタート。駅を出て、少し南へ戻り、初めての四つ角を右へ曲が
る。国道を越え、さらに、まっすぐ行くと、お寺に突き当たる。右へ曲がる。道
は左カーブでお寺の横を山に向かって進むようになる。湖西道路の下をくぐって
右へ行くと、左へ入る林道があって、入り口には通行止めの柵が置いてある。こ
の道に入って暫く行くと、砂防ダムの工事現場。工事の人に登山道を尋ねる。教
えられた通り、右手の広い道を登っていくと、ゴンドラの駅からの道だと思うが、
左からの道と出会う。右に曲がれば後は登るだけ。沢を離れて右手の尾根に取付
くと、綴れ織りの登りが、イヤと言うほど続く。天狗杉らしき、きな杉を過ぎる
と暫くで、やや、平坦な道になる。

 案内板はあまり無いけど、立派なしっかりした道が続いている。時々、ガサッ
と音がして枯れ葉が降ってくる。意外に大きな音にビックリする。靴が隠れるほ
どの落ち葉の吹き溜り。もうすぐ、寒くなってしまう。

 9時50分、クロトノハゲ。おにぎり一つ食べて、後ろのやぶ(潅木の中)を
ウロウロ。動けないほど密生してるので、退散。今日は天気はいいのだが、琵琶
湖方面は霞がかかって、視界が悪い。

 10時20分、出発。木戸峠を経て琵琶湖バレイのリフトの脇を下って行くと、
突当りに、夫婦滝方面の案内表示がある。案内板にしたがって右へ曲がって、沢
伝いに下る。なだらかな下りだ。途中で登ってくる男性二人のパーティに出会う。
初めて、人に会う。

 夫婦滝の少し手前で、オトワ池方面への分岐の表示がある。左の細い道を上が
ると20分程でオトワ池につく。白滝山の山頂までは、もう少しだ。

 11時25分、白滝山。15分休憩。2度めの昼飯。今日は、焼きいもと駅で
買ったおにぎりだ。細い木立があって、スカッとした展望はないが、静かで、ゆ
ったりした気持ちになる。地図にある伊藤新道を下りる手もあったが、夫婦滝を
見ていないし、白滝谷も見てみたい、と思ったので、来た道を引き返す。

 12時、夫婦滝。休憩所やトイレもある。滝壷まで下りる道がある。水量の豊
富な2筋の滝だ。夏だったら、気持ち良さそう。滝への下り口まで戻り、沢に懸
かる木橋を越えて対岸に渡る。後は、沢に添って、牛コバまで下る。牛コバの近
くで単独の男性と一人会っただけの、のんびり山歩きだ。途中壊れかかった道も
あり、スリルも楽しめる。本格的な山を歩いている感じになる。

 12時55分、牛コバ。案内表示板の前で小休止。大橋小屋への登り道の入り
口でもある。細い山道だ。ジクザクに高度差200位登ると水平道になる。落ち
葉がサクサク音を立てて気持ちがいい。武奈ガ岳への分岐を過ぎると、すぐに小
屋だ。

 14時10分、大橋小屋。小屋のすぐ上で、お地蔵さんがあり、左に金糞峠へ
の道が分かれている。南比良峠へは右の木橋を渡る。笹がきれいに刈ってあって、
歩きやすい。

 14時35分、南比良峠。

 14時45分、下山開始。ここはからは、以前に通った道だ。

 15時35分、堂満小屋を通過。堂満小屋を下った林道で、10匹位の猿の集
団に会う。スワ、”熊”かと一瞬吃驚したが、次には野犬の群れ?とおののき、
思わず、護身用に、道路端に落ちている棒を手にした。

 最近、熊除け(のマジナイ)にカウベルを付けているので、意識的に音をさせ
ると、彼らは、悠然と、林の中に入ってくれた。

 16時15分比良駅。16時20分の電車に乗る。

1992年 11月 19日(木曜日) 晴  (メンバー)単独

         8:45          420.0m  JR志賀駅        
        9:45- 10:00 1,406.0m  クロトノハゲ         
       11:30        1,323.0m  白滝山(1022)                
       12:40- 13:15 1,323.0m  夫婦滝                 
       12:40- 13:15 1,323.0m  牛コバ                 
       12:40- 13:15 1,323.0m  大橋小屋                 
       12:40- 13:15 1,323.0m  南比良峠                 
       12:40- 13:15 1,323.0m  堂満小屋                 
         8:45          420.0m  JR比良駅        

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