小白鬚岳・白鬚岳「台高」

1993年 2月 11日(木曜日)

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低山徘徊日記
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 5時50分、車で家を出る。

 7時40分、神之<こうの>谷在所。在所への道が判らずウロウロ。山仕事の
 人に尋ねて、ようやくたどり着く。在所の自動車道路の終点に駐車し、取り付
 きを探す。道路の突当りの黒い塀に添って右手へ登る道があるが、少し行くと、
 墓場があって、ヤタラ、犬が吠えるので、一旦退却。

 7時55分、スタート。道路の突当りの一つ手前の、丁度用水池の前の路地を
 登ることにする。突当りを右、少し行って左へ行くと、イヨイヨ山道だ。山道
 の入り口に、赤いテープを見つけたので、心強くなる。初手から斜面に取付い
 て、急登。雪は10センチ程度だったが、ドンドン深くなる。途中で、道を見
 失う。急な登りで、雪で足元が危ういので、足で登るというより、懸垂で登っ
 ているような感じだ。兎に角、上に登っていると、尾根道に出る。

 ここからは、道は、はっきりしてくる。登るにつれて雪の量も増えてくる。所
 々にテープがあるので、見落とさないように注意して歩く。尾根道には、狐か
 ナンカの足跡があって、偶然だろうが、目的地は同じだったようで、ズーット
 案内してくれた。トグラの分岐には枌尾<そぎお>への道標もあって、判りや
 すい。

 9時10分、1046のピーク。10分休憩。風もなく、あまり寒くもなく、
 日が照るとポカポカ陽気。気持ちイイ。今日は天気もよいので、のんびりした
 気分だ。7日の日曜日に登ろうとして、前線通過ということで、中止したのだ
 が、今日にして本当によかった。

 10時、小白鬚(1282)。10分休憩。チョット広々とした山頂だ。木立
 ちがジャマして、展望はもうひとつ。

 11時、一つ手前のピーク。10分休憩。小白鬚の手前の「神之谷の分岐」を
 過ぎた辺りから、雪が深くなって、膝まで、ズッポリのところもあって、バテ
 気味。目の前に白髯の尖峰があるのだが、休憩。

 11時20分、白鬚岳(1378.2)。40分休憩。弁当にする。壊れかか
 った櫓がある。東の方の展望は良くて、地図が無くて、はっきり判らないが、
 大峰や大普賢あたりの山々が素晴らしい。北や東は木立と霧氷に遮られて、定
 かではないが、明神平から池木屋辺りの山なみのようだ。余りに静かなので、
 雪の落ちる音がヤタラ気になる。

 12時40分、小白髯。帰りは、自分の足跡を見失わないようにするだけなの
 で、ラクチン。

 13時5分、神之谷分岐。道標に従って、左の急斜面を下りる。雪のため、道
 はハッキリしないが、植林された杉にテープが巻いてあるので、それを目指し
 て、滑るように下りる。テープは沢山あって、助かる。気温は低くないので、
 アイゼンは要らないが、下りは、よく滑るので、木立に掴まりながら、ぶら下
 がるように下りる。

 13時20分、東谷原頭。ここからは谷に添った緩やかな下りになる。雪も少
 なくなり、道も、何となく判る。あまりいい道ではない。途中、倒壊寸前の小
 屋があるが、これでも、イザというときは避難出来るかナア・・等と考えなが
 ら歩く。林道神之谷線に出る
 少し手前から未舗装の林道になる。

 13時55分、林道神之谷線。右へ折れ、舗装された林道を歩く。

 14時10分、神之谷在所。
 14時25分、帰途に着く。
 16時55分、帰宅。

1993年 2月 11日(木曜日) 曇  (メンバー)単独

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