Wonderful Mountain Wandering2004年 04月 09日 (金曜日) 快晴 |
今日の目当てはザゼンソウ・・・と思いながら、早朝、奈良を出発して登山口の阿瀬渓谷を目指す。8時過ぎには植村直巳館の先を左折して、阿瀬渓谷間近となったのだが、ふと外を見るとトンビがかっこよく飛んできてすぐの電柱に止まる。後から考えると、このことが大きな意味を持つことになる・・・ 車をUターンさせてE100RSで撮り始める。ついつい夢中になって、登山口の駐車場に着いたのは、なんとか9時。平日とあって他に車は入っていなかったが、身支度を整えていると3台ほど車が入ってきて7〜8人の人が降りてくる。しかし、登山ではなくて山菜採りのようだ。 到着が遅くなったので、慌てて、歩き始める。山道に入る手前に車が2台ほど止まっている。誰だ、こんなとこめに止めて・・・と思ったが、これは道路補修の方の車のようで、少し先に行ったところで、お二人の方が整備中であった。 雪の具合などを尋ねたが、あまり心配はなさそう・・・ところによってはズボスボといく・・・ということだった。「橋を架け替えておいたからねぇ」ということだったので「それは助かります」と別れる。 花が多いので、なかなか足が進まない。特にキクザキイチリンソウ・エンレイソウ・ミヤマカタバミが目に付く。ショウジョウバカマやフキノトウもある。緩やかな登りである。お天気がよく、気持がいい。2002.04.13 前回来た時は今にも降りそうな感じで、お不動さんの少し下の岩陰で雨宿りをしたのだが、今回は何の不安も無く、その地点を通過。 暫く行くと昔の居住地区の跡に入ってくる。前回は、私だけが分校跡までピストンして、やや時期を逸したザゼンソウを一輪だけ見たのだったが、今回は、沢山見ることが出来た。花は小振りだが、あくまでも自然に咲いている感じがいい。やや萎れている花もあったが、まだまだこれから・・・という花が多い。 私も家内も興奮。完全に撮影モードになってしまう。後から考えると、これが大きな意味を持つことになる・・・ 遅々とした歩みで、ようやく分校跡に辿り着く。前回も感じたことだが、1994.11.13 初めてたじまもりさんに案内したもらった時に比べて、見るも無残・・・ その時、腰掛けて休憩した軒先も、今は近寄ると崩壊しそうであった。 |
今回はまだ先が長い。竹林の細道を抜けて登って行く。家内はイノシシ駆け抜けるのを見た・・・と興奮。熊でなくてよかった・・・そんな雰囲気のところだ。
暫くは沢沿いの道だ。左岸から、丸木橋で4度程渡り返し、最終的には左岸に戻る。やがて、左岸の急な登りになる。薄暗い植林帯に入ると所々に残雪が現われる。それでもルートはしっかりしていて、残雪があってもテープなどでルートは判る。ようやく金山峠。 林道が通っていて、急に明るい場所に飛び出した感じ。尾根道のコース入口には、昔と同じようにお地蔵さんがある。『熟練者向き』という案内板・・・昔もあったなぁ・・・ 少し休憩。氷ノ山か扇の山方面の山がちらっと見える。山頂付近は、まだ真っ白だ。 水分補給して登りにかかる。昔よりルートは綺麗に整備されているみたいで、これだったら問題なさそう・・・そう思って、2段階ほど急な登りをこなす。後は、尾根のアップダウンで楽勝かと思ったが、それからなかなか大変。日当たりの良いところは全く雪は無いのだが、鞍部や植林帯の残雪は意外に多く、ズボズボと足をとられるだけでなく、ルートが判らなくなるなるところも・・・ 思いのほか時間を費やしてしまう。やがて林道が見える地点まで来る。ここから、もうひとつ、大きな登り・・・時計を見ると、1時近いじゃないか・・・ 少し、慌てる。ようやく頂上直下の林道からの登山口。ひたすら登るが、残雪に足をとられることが多く、消耗も激しい。なんとか頂上。誰もいない。たじまもりさんと来た時に書いたプレートはもう無い。あれから10年たっているんたから当然と言えば当然 (^_-) 氷ノ山から扇ノ山の山並みはまだ白く光っている・・・ 高い山は、まだ冬のようだ。暫く展望と雰囲気を楽しんだが、あまりゆっくりも出来ないので、昼食をすることもなく下山。林道からの登山口で、林道に入る。これも10年前と同じコースだ。林道は、ところどころに残雪があるが、縁を歩けば、雪に乗らずにすむところが殆どだ。 歩きながら、お昼にする。おにぎりを齧りながら歩く。14:40金山峠。この分では16時には下山できそうだ。そうなると、少しホッとして、分校跡あたりからは、また写真を撮ったりしながら下る。 ようやく駐車場。登る時に作業していた内のお1人はまだ車のあたりにおられたのでちょっと挨拶して車に戻る。山菜採りの人の車も無くなっていて、駐車場には私たちの車だけが残っていた。 久し振りの長い歩きに心地よい疲労感・・・結局、写真を撮る時以外は一度も腰を下ろすことのない、慌しい歩きになってしまった。朝出逢ったトンビと沢山のザゼンソウその他の花のお陰だ。それに、後でわかったのだが、この付近ではトンビは沢山見かけるんだ・・・(^_-) ザゼンソウ ザゼンソウ ザゼンソウ エンレイソウ キクザキイチリンソウ キクザキイチリンソウ ネコノメソウ ルリソウ ミヤマキケマン ショウジョウバカマ ザゼンソウ(芳子撮影) ザゼンソウ(芳子撮影) |
2004年 04月 09日 (金曜日) 快晴 (メンバー)芳子 |
着時刻-発時刻 | 標高 | |
09:00-09:15 | 240.0m | 駐車場 |
10:30-10:35 | 520.0m | 分校跡 |
11:30-11:45 | 775.0m | 金山峠 |
13:25-13:35 | 1074.4m | 蘇武岳 |
13:50 | 985.0m | 林道 |
14:40 | 775.0m | 金山峠 |
15:25 | 520.0m | 分校跡 |
16:25-16:40 | 240.0m | 駐車場 |