暑くて、あんまり元気も出ないので、近くの三上山に行くことにしました。
のんびり朝寝を楽しんで、11時少し前に家を出る。最近の例に漏れず雲の多
いお天気だが、今日はなんとか持ちそう。途中のコンビニでパンと水分を調達。
木津川の土手からR24に入って北上。何分も走ることなく山城町付近で右折。
初めての道に入り込んでしまうが、ほどなく見なれた農道に出る。
もう一つ先のコーナーを曲がると山城町森林公園の旗指物が見えてくる・・・
というところで、路肩の駐車スペースに車を止める。いつもの場所だ。身支度を
整え、公園の入口に向かう。入口で入場料大人1人100円を徴収される。「去
年までは山登りはタダだったのにぃ〜」と言うと「頂上にも休憩所を立てたので
ねぇ・・・」ということのようだ。「2人で200円だったら、まっ、いいか・
・・」 因みに、どこか別のところから登って、こちらに下りてきた場合は無
料とのこと・・・(^_-)
いつもと同じ 「長寿の道ルート」 を登る。いきなり階段道の急登ではあるが、
ものの数分のこと・・・やがて、ジグザグの快適な登りとなる。久しく山を歩い
ていないので、草や木の香りが、すがすがしい気分。心もち暑さも凌ぎ易くなっ
た気にさえなる。とはいっても、根っからの汗かき・・・タラタラと汗水を滴ら
せながら登る。途中にある小ピークを階段道で乗り越えると、やや下り気味の道
となりホッと一息つく。少し痩せた尾根になり、例の台風の影響で去年来たとき
と比べて、ぐっと倒木が増えている。
鞍部から少し登り返した辺りに分岐道標があり、右手が「三上山山頂」となっ
ている。新しい道標だったが、「多分、真っ直ぐだったよな・・・」と思い、そ
ちらには曲がらず、直進する。時折急な階段道があって、息が切れてくる。「う
〜ん、もうシンド・・・」と一休みしたくなってくるが、ようやく、急な登りが
終わり、再び分岐道標が現れる。ここも、右手が「三上山山頂」となっているが、
左手の踏み跡に入る。少し登るとほぼ水平道。この辺りの道はよく覚えている。
この先で、左手の尾根から上がってくる踏み跡と合流。右手に、もうひとふんば
りで頂上のはずだ。
最後の坂を登って行くと、行く手にぽっかりと小さな空が見えてくる。「ああ、
もうちょっとだ・・・」苦しいところだが、この最後の瞬間がいつも楽しい。
「あれっ、なんか出来てるぞ・・・」入場料徴収のおっちゃんが話していた頂上
の休憩所だ。その上が展望台になっている。「こんなものおったててぇ・・・登
る距離が増えたじゃないか・・・」と心の中で文句を言いながら、ちょっとでも
高いところに登らずにはおれない性分・・・展望台に立つ (^_-)
さほど良い天気ではないので、遠くの山は霞んで見えないが、木立が展望を遮
ることもなく、見晴らしはよい。頂上のすぐ下まで林道が伸びてきている。辺り
を見まわした後、下の休憩所に入る。この休憩所は太い木の柱風だがコンクリで
作られている。ベンチに腰をかけて休憩。水を飲み、パンを齧る。屋根があって
日陰になっており、よく風も通って気持ちがいい。おかげで長い休憩をとってし
まう。
先ほど通った2つ目の分岐道標まで戻る。右へ行くと来た道を下ることになる
のだが、左に入る。踏み跡は少し細くなってしまうが、以前も通った道・・・ル
ートははっきりしている。ツユクサの花が目立つくらいで、後は多種多様のキノ
コ類が目につく。暫く水平道がつづくが、右手の尾根に下るはっきりした踏み跡
からシグザグの急な下りになる。直進する踏み跡もあるが、そちらは余計にヤブ
っぽい感じだ。ひとしきり下って平坦な道になったところに分岐があり、左に行
くと林道に出るのだが、ここは直進。山道を下る。どんどん下って三上橋付近林
道に出る。付近の河原では水遊びを楽しむファミリーが沢山。ヤマゴボウの赤い
茎が目立っている。
川に沿って下っていくと、ますます沢山の人・人・人・・・バーベキューの煙
・子供達のなにか叫んでる声・・・入場料徴収所の前まで戻って振り返ると、三
上山の山頂が見える。展望台が出来たおかげで、それとはっきり判るようになっ
た。
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