すずのこを探しながら歩く・扇ノ山「但馬」

2003年 06月 08日(日曜日) 晴れ

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低山徘徊日記
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ブナの林を歩く




 数年前に、単独で出かけた扇ノ山。その時は『青下』の集落から登り、上山高原に出て、さらに林道を一時間歩いて、今回の登山口に至ったのだが、今は、その元気はなく、車で『海上』の集落を通り登山口へ。ただ、上山高原までの道はかなり細い道で、途中地元の方が作業されていたのか、すごく沢山の車が駐車してあった。綺麗に片側に寄せてあったので、通行に支障はなかったが、「こりゃ、登山口までいけるんかいな」と思いながら、進む。

 上山高原まで来ると、作業の車以外の車を見ることができた。また、前を走る一台に追いつく。そのまま林道を登山口へ・・・登山口に1台。少し手前のスペースに1台止っていた。私たちと先行車をいれて、駐車台数は計4台となる。

 
小ズッコ小屋




 身支度を整え、少し登るとすぐに小ズッコの避難小屋。中に入ってみると、以前と同じようにストーブがある。薪が沢山積んである。小屋の外観はよく覚えていないが、ちょっと立派になっているような気もした。

 ユキザサ、ギンリョウソウ、チゴユリが多く、写真を撮りながら歩いていると、先行車の老夫婦が追いついて来て、前後しながら歩く。私たちが歩き始めた時、バイクの音が聞こえてたが、その主だろう単独男性が、私たちをサッと追い抜いていく。

 『スズノコ』らしき竹が目に付いたので、家内は一二本採っていたみたいだ。本当にこれが『スズノコ』なのだろうか? 私も探してみるのだが、なかなか、見つからない。下山してくる人たちが、一様にビニールの袋を持って『スズノコ』を採っているようだったので、「やっぱりこれが『スズノコ』だったのかぁ・・・」と意を強くして『スズノコ』探しに精を出す。といっても、採ったのは家内だけだが・・・私は、家内が見つけたものを、タケヤブに入って採る係りだ (^_-)






 あまり、登りの無いルートだ。あまり起伏のないブナの林が続き、空気がうまい。大ズッコの手前と山頂の手前に少し登りがある程度だ。登山口から山頂まで標高差は200m程度なので、そんなものだろう。そう疲れることもなく1時間ほどで山頂に到着。山頂は20人くらいの人がいて、賑やかだ。いろんなルートがあるので、別ルートで上がってきた人も多いのだろう。

 前回訪れたのは1994年。その翌年だったか、小屋が建て替えられたように聞いていたが、立派な小屋となっていたので、早速写真に撮る。そのうち、芳子や、さきほどのご夫婦も到着。このご夫婦、昨日は千ケ峰だったらしい。なかなかお元気だ。

 
山頂の小屋




 小屋の前のベンチで、少し休憩。簡単に昼食にして下山にかかる。帰りにも『スズノコ』を採ったり写真を撮ったりしながら、結局、登りよりも時間を費やして下る。ブナの木も、よく見ると雪や季節風の関係か、奇妙な形に曲がった幹も多く、興味深い。

 13時半には出発。14時出発を想定していたので、ほぼ予定通りだ。帰りは、R9で和田山を経由、播但自動車道で福崎へ。中国自動車道で事故の影響で9キロ渋滞などあったが、あまり遅くなることも無く、18時半頃無事帰宅。

 予定していたことは全て満足でき、入梅前の貴重な週末を有意義に過ごせた感じだ。




ユキザサ
ホウチャクソウ
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
チゴユリ
ツクバネソウ

2003年 06月 08日(日曜日)  晴れ     (メンバー) 芳子

着時刻-発時刻標高  
10:25-10:35  小ズッコ小屋下の登山口
10:40 1089.0m 小ズッコ小屋
11:20 1273.0m 大ズッコ
11:35-12:05 1309.9m 扇ノ山
12:30 1273.0m 大ズッコ
13:15 1089.0m 小ズッコ小屋
13:20-13:30  小ズッコ小屋下の登山口

《参考:この山の関連記録》

  • #172 1994.11.12 「但馬」晩秋の山旅・扇ノ山
  • #172 1994.11.13 「但馬」晩秋の山旅・蘇武岳
  • #172 1994.11.12 「但馬」晩秋の山旅・民宿編

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