生駒山では逃げた子トラが徘徊している・・・ということで、大峰山へ出かけ
ることにする。大峰山というと頂上付近は舗装された道路が通っていて、あま
り面白くない山だが、旧田原天皇社跡からのルートは、むしろヤブ道に近い・
・・それが実にいい。
Ｒ２４からＲ３０７に入り、荒木で左折。登山口の「旧田原天皇社跡」に到着。
今回２度目なので、ややうろ覚えながら、すんなり登山口に着く。登山口手前の
道路端に車を止め、身支度を整える。前回来た時はあった筈の小さな社が無くな
っている・・・みたい。
「・・・、え〜っと、どこから登るんだったっけ・・・多分左岸の踏み跡を・
・・」ということで、早速登り始める。幅は広いが所々が草深くなっている。ミ
ゾソバやミズヒキの花が咲いている。ハギの花が草むらに散っている。ヤマゴボ
ウの花は終わり、赤紫の実がなっている。草むらに、小さなピンク色の花を見つ
けて写真に撮るが、名前は判らない。天皇川谷という小さな谷に沿った緩やかな
登りが続く。堰堤を過ぎ鉄板の橋で右岸に渡ると、すぐに細い山道になる。少し
登るとまた鉄板の橋があって左岸に戻る。木橋や飛び石で何度も何度も右岸左岸
と渡り返しながら少しづつ登って行く。右手に登るかすかな踏み跡を過ぎ、暫く
行くと木橋を渡ったところに直進して枝谷に入る踏み跡がある。正確なことは判
らないが、前回に入った谷ではないような気がしたので、橋を渡ったところで右
手の踏み跡に入る。すぐの木橋は腐りかけているように見えたので、少し上の方
を迂回する。
薄紫の美しい花（｢たずね花｣のコーナーでカリガネソウと判明）が咲いている。
暫く立ち止まって写真を撮る。前方に ｢火の用心｣ の小さな札が見えて、そこか
ら左手に階段道が続いている。今日は、この道を上がってみることにする。かな
り急な坂だが、随所に階段がきってあり、ぐんぐん高度をあげる。関電巡視路の
ようだ。尾根までわずかな時間だが、かなりきつい。尾根筋に出て、当然、尾根
道が通っていると思ったが、前回通った尾根道は判らず、登ってきた巡視路の踏
み跡を辿る。当然、尾根道が無かったのではなくて、見過ごしていたのだが、こ
れは帰りに確認。少し下って鉄塔の下に出る。「ありゃ・・・こりゃ間違ったみ
たいだな・・・」取り敢えず一休みして、方向を確かめる・・・
来た道を少し戻り、途中からショートカットして左の斜面を直登する。尾根の
少し下を通っているかなりしっかりした踏み跡に出る。これが前回通った尾根道
だろうか・・・殆ど記憶はない。左手に緩やかに登って行く。谷の方からオート
バイの爆音が聞こえくる。そう言えばサーキット場があったなあ・・・やがて未
舗装の林道に出る。正面に大峰山頂のアンテナ設備も見えてくる。舗装された道
路に出る。左に少し下って、右手のアンテナ設備への取り付け道路に入る。スス
キの穂に覆われた道を行くと、やがて頂上。ススキを見て、前回来たのも今の季
節だったなあ・・・帰って調べてみると、一日違いであった。杉の木立の中の二
等三角点に腰掛けて（あっ、シツレイ）休憩。
登ってきたルートで、よく判らないところがあったので、来た道を下りる。
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