丹後路の秋「大江山篇」

(1996年10月)

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低山徘徊日記
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『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)



大江山山頂にて
(C)1996 Akiyuki Kuroe All rights reserved.

 酒呑童子の伝説で名高い大江山へオフ山行で出かけました。岡山のたにけいさ
 んに幹事役をお願いし、数ヶ月をかけて準備をしてきた秋のオフです。最後ま
 で気掛かりだったのはお天気。こればっかりは、どうにもなりませんから、た
 だ祈るのみです。


 朝食を少し早目の7時にお願いして、7時20分頃民宿を出発。昨日とはうっ
てかわって青空が広がっている。お天気は申分ない。夕べ、近くの海岸をドライ
ブしていたら、大波の飛沫を浴びてしまい窓ガラスが白く曇っている。あれあれ、
こりゃ見難いわい・・・途中で止まって、家内に窓を拭いてもらう。

 昨日の道を逆に辿り、宮津の町のややこしい道を抜けて大江町への府道へ入る。
峠を越えて下って行くと大江山口内宮駅。集合場所である駐車場へ到着。宮崎さ
んらしい車が止まっている。

 近寄って挨拶。初対面だが、メールでやり取りしているので、気軽に声をかけ
る。「どなたですか?」と尋ねられて、「あきゆき」と答えようか、本名を名乗
るべきか、一瞬ドギマギする。

 彼女はPLUTOさんと交信中だったみたいだ。あれっ、わしの無線には入っていな
い??? アレレ、よく見ると周波数がチト違ってるじゃないか、7時前から聞
いていたのだが、聞こえないハズだ・・・^^;

 状況を把握するのに、時間が掛かる。宮崎さんによると、もう、この近くには、
皆到着しているらしい。あっしが一番遅かったということか・・・(..) その内、
近くの無料駐車場にいた芳村さんが現れる。芳村さんに案内されて宮崎さんとと
もに、無料の方へ移動。奥様ともご挨拶。

 駐車スペースの様子を見に、鬼の岩屋近くまで上がってはったかねちゃんも下
りてくる。この日は、酒呑童子のお祭りだそうで、相当混雑が予想されたので、
PLUTOさんは、前夜からの泊まり込み。たにけいさんも朝3時に発って、早朝に到
着して鬼嶽稲荷神社に陣取って下さっていたのだ。

 さて、これからどうするか・・・無い知恵を絞り、ああでもないこうでもない
・・・と、スッタモンダがあってようやく決定 (^_-)  宮崎車と芳村車が鬼嶽
稲荷神社へたにけいさんとPLUTOさんを拾いに行き、かねちゃん車とあきゆき車
は入山地点の鬼の岩屋近くへ先回りをすることになる。芳村さんの奥さんには暫
くの間ご主人と別れていただいて、私の車に乗ってもらうことになる。

 さきに、岩屋近くまで車で登ってきたというかねちゃんの後について走る。な
んと、さっき、宮津から越してきた峠まで逆戻りだ。こちらに来るとき、「大江
山ハイキングコース入口」の案内表示を見て「まさか、こんな上から登るんじゃ
ないよネ・・・」と話していたところのようだ。さらに、峠のうどん屋の先か
ら左に入り、グングン登る。「もう、こりゃ、登るところはないなぁ〜」なんて
話していると、本当に一番てっぺんまで上がってしまう。

 頂上の大きななにかの施設(航空管制塔)の前に車をとめる。身仕度を整え、し
ばらく付近を散策。少し歩くと展望のよいところがあり、パラグライダーのジャ
ンプ台みたいなものがある。スキー場へ下りる道もあるようだ。そのうち、たに
けい車がPLUTOさん・芳村さん・宮崎さんを積んで到着。これで、ようやく全員
揃う。


 ピークにある施設の右手の踏み跡に入る。まず下りになる。こんな山行も珍し
い・・・(^_-) 尾根道を緩やかに下ると、すぐに鬼の岩屋に到着。小さな岩屋
があるだけのことだが、近くに展望台も作られている。登ってみると、丹後半島
方面の山と海が見える。昨日、訪れた依遅ケ尾山も望める。

 さらに、縦走路を下っていく。途中、アキノキリンソウが咲いているというこ
とで、早速撮影モードに入ってしまう。先に行った皆を追うように下っていく。
鞍部の池ヶ成公園への分岐でたじまパーティと合流。たじまパーティは総勢7名。
池ヶ成公園から登ってきて、10分程待ってくれていたとのことだ。

 お互いに自己紹介をして、あとは一つのパーティとなる。こたじま3人組も七
種山の時からまた一段と大きくなっている。あの時のあきゆきおじさんだと判っ
てくれただろうか・・・

 ともあれ、心配していたたじまパーティとのドッキングも無事に成功して、総

勢15名の大パーティとなって鍋塚への登りにかかる。途中でリンドウの蕾を見
つけたりして、どうしても、皆に遅れてしまうが、なんとか鍋塚に到着。記念写
真撮影。好天に恵まれた山頂は登山者も多い。なかなか賑やか山歩きになりそう
だ。

 鳩ヶ峰との鞍部へ向かう。途中でも赤い小さな花の写真を撮ったりしながら、
に下りてきて、また、休憩。ここまで林道が上がってきている。付近の紅葉はな
かなかのものだ。気分がいい。

 鳩ヶ峰まで登って、昼食になる。広くて展望がいい。殆ど水気を取らずに歩い
てきたが、ここで、持参のパンをかじる。宮崎さんに頂いたミカンと芳村さんに
頂いたコーヒーが美味。ごちそうさんでした。大きな地図が広げられていて、山
座同定が行われている。たじまさんやはいかいさんに周りの主な山を教えていた
だく。「あの双耳峰が青葉山で・・・」と、東の方の説明をしていただいていた
はいかいさんは丹後半島から西の方になると「ここからは、たじまさんの担当!」
とそっけない・・・(^_-) たじまさんが西の蘇武岳方面を解説。残念ながら氷ノ
山は見えてなかったようだ。子供達が転がりまわっている。各所で話しがはずむ。

 随分長く休憩して、千丈ヶ嶽への最後の登りに向かう。頂上で、また、記念撮
影。ここでもなが〜い休憩。

 頂上から、少し下りたところの分岐で、大江山憩いの広場へ下るたじまパーテ
ィとはお別れ。「また、ご一緒できるといいですね」手を振ってさよならをする。

 ここからはPLUTOさんを先頭に、一気に下る。今までのスローペースに焦れて
いたのか・・・滑りやすそうな坂道を駆け下りる。芳村さんでしたっけ、「これ
はブナの木」「これはホウの木」なんて、せっかくの解説を後ろに聞きながらも、
足を止めることができず惰性で下りていく。
 
 鬼嶽稲荷神社へ到着。少し休憩。芳村さんいわく「15時には、この日開催さ
れていた酒呑童子のお祭りが終わる」ということなので、混雑を避ける為、早々
に出発することにする。

 芳村さんの車にかねちゃん・たにけいさん・私とを乗せてもらって、出発地点
へ車を回収に行く。他の人は宮崎車とPLUTO車で、皇大神社前の無料駐車場に移動。
ここに、回収した車をまわして、全員揃う。PLUTOさんの北アルプスの写真などを
見せていただいた後、解散。

 R9から福知山で舞鶴自動車道に入り、往路を逆に辿り、19時15分帰着。

 お天気もよく、予定の人は全て揃い、ポカポカ陽気の尾根道ハイキング、紅葉
も素敵でした。みなさん、お世話になりました。有り難うございました。

大江山スナップ集

 1996年 10月 27日(日曜日) 晴れ 
     (メンバー) たにけいさん・宮崎さん・PLUTOさん・芳村ご夫妻・かねちゃん・
         たじまもりさん・YUUくん・GENくん・KAORINちゃん・はいかいさん
          ・カワジャコご夫妻・芳子
         9:50                  航空管制塔                     
        10:00- 10:05       鬼の岩屋                                 
        10:15- 10:20           分岐                                        
        10:45- 10:55   763.0m  鍋塚                                     
        11:25- 11:30           鞍部                        
        11:45- 12:40   746.0m  鳩ヶ峰                          
        13:05- 14:05   833.0m  大江山(千丈ヶ嶽)                  
        14:25                  鬼嶽稲荷神社                    

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