|
連休初日ということも頭に無くて、何を血迷ったか・・・大台ケ原に行く。朝、4時半起床。5時過ぎには家を出る。連休という意識はなかったのだが、この時期駐車場が混むことは意識の中にあったのだろう。久方ぶりの早起きだ。快晴の空の下、勝手知ったるR169をひた走る。 R169は伯母峯トンネルから伯母谷あたりが、まだ細い。新しい道が開通していないが、それ以外はスイスイと走れるようになって、かなり楽になっている。去年より大分ラクチン。来年には、伯母峯トンネルまで新しい道が出来ているだろうか・・・ 7時半には駐車場についたので、なんとか駐車はできたものの、ほぼ満杯状態。空いていたのは3〜4台分だったろうか・・・駐車場の中に駐車できたことすら不思議で、「紅葉には、まだ少し早いので大した人出はないのか・・・」と思っていたら、日出ケ岳から正木嶺を一回りして、一旦駐車場に、戻ってきたときはすごい台数になっていた。駐車場の中でも、本来の駐車スペース以外にもちょっとした隙間にも無茶苦茶に駐車されているし、駐車場からはみ出た車は、手前の道路の路肩に駐車されている。 まず、日出ケ岳に行くことにする。日出ケ岳に行く人と尾鷲辻に向かう人の分岐のところで人数調査をしている人がいる。挨拶をして先に進む。大台の朝は早い。もう下山してくる人もいる。何組かの先行パーティがいるので、ゆっくりしたペースで歩く。途中までの3分2は、ほぼ平坦な道で、登るのは残りの3分1くらいか・・・ 日出ケ岳と正木嶺の鞍部まで登ると、左に転じ数年前に作られやや味気なくなってしまった階段道を山頂に向かう。その階段下にも調査員がいる。駐車場では快晴だったのだが、せっかく展望のいいこの付近まで来ると、ガスが湧いていて、遠望どころか、すぐ先も見えない。 やがて頂上。なんか雰囲気が違うな・・・そうか、コンクリーの展望台がなくなっている (@_@) すっきりして、この方がいいなぁ・・・という感じ。広くなった頂上で展望を楽しむが、近くの山は見えるものの、雲海のように連なる雲とガスとで、遠くは見えない。ちょっとがっかり。 その後、正木嶺から大蛇グラに向かう。一旦鞍部まで下り、そこから木製階段道を登る。この階段道は、去年来たときは日出ケ岳の頂上から見て「変なものができたなぁ」と思っていたのだが、歩くのは初めてだ。広い木の階段が延々と続く。振り返るとガスの中に日出ケ岳が幻想的。階段は幅が広く、所々にベンチがあったりして、そんなに悪い感じではないが、味気ないのは否めない。人がこんなに沢山来るようになったのでは、止むを得ないのであろう。階段道は正木嶺を越えて下りも続いている。トウヒの立ち枯れの中も続いている。 ツアー団体が先行していて尾鷲辻手前では大渋滞。大蛇グラまで行く気が失せてしまい、尾鷲辻から駐車場にエスケープ。 駐車場に帰ってくると、グッと車が増えて、駐車場からあふれている。朝が早かったので、ちょっと餌を補充、その後、西大台のコースに入る。前回と同じく右回りのコースとする。コースの入口付近では、別のグループもいたが、彼らは反対周りのコースを取ったので、私たちだけになる。紅葉はまださほどではなく、去年良かったポイントもまだパッとしない状態のようだった。『開拓分岐』の少し手前の瓦礫のゴロゴロした道を下る途中で10人ほどの若者のグループに追いつく。そこから、少し下ると吊り橋。さらにもう少し行くと、もう一つ吊り橋。更にもう少し行くと『開拓分岐』だ。経ケ峰から小処温泉に下るルートに出会う。右手に折れる。 しばらく行くと、反対周りで歩いてくる人に数人出会う。この付近は、起伏の無い穏やかな雰囲気の場所で、歩いていて気持ちがいい。踏み跡はしっかりしているが、どこでも歩けるので、迂闊に踏み跡を外さないように注意しながら進む。 しばらく行くと道標があって右手の沢を渡る。渡渉用の補助ロープが張ってある。この後、3つほど渡渉個所があったと思うが、今回は全てにロープが張ってあった。今までの経験では、時によって、ロープがない場合もあったが、ちょうど整備された直後であったのだろう。 七ツ池までは緩やかな登りが続く。前回来た時は時間が遅くて、焦り気味に歩いて少々シンドかった思い出があるが、今回は時間にゆとりがあったこともあって、快調。七ツ池での付近でお昼にしようと思ったが、家内が、「もうちょっと行ったところにいいところがある」というので「そうだったっけ・・・」と先を急ぐ。「どこにそんなところあったつけ・・・」私の記憶もいい加減なものだ。しばらく行くが、そんな河原はないので、途中の小さな沢の岩がゴロゴロしたところで簡単に昼食。ちょっと休憩。 ところが、そこから少し行ったところに家内の言っていた広い河原があったのだ。「ああ、ここかぁ・・・そういえば、あったなあ・・・」後から思い出す。日当たりもよく、広々とした原っぱで、ワンペアが昼食中だ。確かに、ここはいいところだ。早まったことをちょっと残念に思いながら、先へ進む。ここから、一登りで、駐車場に戻ってくる。まだ12時ちょっと過ぎだ。 時期が早かったのか、紅葉はあまりパッとしなかったが、久し振りに大台を歩けて気持ちが良かった。 1.駐車マナー あまりにも酷すぎる。いざ、帰ろうとすると、駐車場から大台辻の少し下まで、道路の両側に駐車している状態。そのため、バスは入って来れず、下りの車もまともに走れない。せめて、駐車は片側にしてもらわねば・・・ そう言えば、よく行く近くの『くろんど池』の前の道路も、違法駐車が多く、通行に支障をきたしているが、最近、センターラインのところにポールが立てられてから、駐車が無くなった。そういう手立てを考えるか、いっそのこと、土日祝のマイカー規制なども必要かも知れない。 2.木道のこと 正木嶺は全部木道。去年は、日出ケ岳山頂から見てはいたのだが、歩いたのは初めて・・・見える部分だけかと思っていたが、尾鷲辻の少し手前まで続いているとは思わなかった。 3.山頂の展望台 この夏に撤去されてすっきりとなっている。来年の5月には木造の小屋となって再建されるということだが、なにも無いのもいいものだ。どんなものを建てるのか知らないが、できれば、このままにしておいて欲しいものだ。 日出ケ岳付近にて 《参考:大台ケ原関係の記録》
|