御池岳花紀行 '02「鈴鹿」

2002年 4月 28日(日曜日)

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低山徘徊日記
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下山路にて(コグルミ谷)

 6時過ぎに車で出発。昨日の天気予報ほどいい天気ではないな・・・と思いな がら名阪国道を東進。8時頃、西藤原駅へ到着。駅のトイレを拝借して出てくる と、もぐもぐさんにバッタリ。weekendmaster さんにもお初にお目にかかる。で も、ひとまずお別れして、コグルミ谷の登山口へ・・・付近の駐車スペースは一 杯だったので、2曲がりほど先にスペースを見つけ車を止める。

 身支度を整え、少し下ってコグルミ谷を登り始める。多人数のグループが多く、 スローペースだが、タテ谷分岐で右折、タテ谷コースに入り、急坂を登る。先行 者だろうか、やや新しい足跡はあったものの、コグルミ谷に比べてぐっと静か。 薄くガスが巻き幻想的なたたずまいだ。しばらくすると、単独男性が背後に見え 隠れしていたが、写真でも撮っていたのか、追い越すほど接近はしてこなかった。

 このタテ谷のルートは、数年前に単独で登ったことはあるものの、鈴北岳の直 下で踏み跡を失い、無理やり左岸のササヤブを尾根道に登った思い出がある。今 考えると、その尾根は鞍掛峠への尾根道だったような気はするのだが、当時は鞍 掛峠への尾根ルートを通った経験が無かったし、その尾根道自体、現在のように 整備されていなかったような気がするので、是非、確かめておきたかったのだ。

 そんなこともあって、今回はタテ谷を登ってみる確認することにした。足の踏 み場もないほどのバイケイソウ。きっと、花の時期には壮観であろう。ニリンソ ウ・ヒトリシズカ・ヤマエンゴサク、そしてカタクリの花も少し・・・前回の記 憶も薄れていたが、ひとしきり急な登りを過ぎ、傾斜の緩やかな静かな谷に入る と、当時の記憶も蘇る。樹木が少ないせいか、割と明るい感じの谷だ。尚しばら く涸れた沢沿いに進む。

 前回は、この辺りで左岸のササヤブに飛び込んだのだろう・・・と思われる地 点まで来たが、今回は目印のテープが増えたのか、また踏み跡が濃くなってきた のか・・・ルートを外れることなく進む。最後に左岸のササに埋もれた踏み跡を 10m足らず登ると縦走路。なん組みかの登山者も近くにいる。鞍掛峠から登っ てきた人たちであろう。なんと、ちゃんと道標もあって、ここが鞍掛峠への尾根 道であることが判る。左手をみれば、鈴北岳の山頂はすぐそこであった。

 山頂は沢山の人で賑わっている。腰を下ろし、サンドイッチを齧って少し休憩。 その後、以前隠れ里さんに紹介してもらった『西のボタンブチ』のルートを探し て『日本庭園』あたりをウロウロするが、よく思い出せず、少しガスもあったの で早々に諦め、眞の谷のコースで御池岳に向かう。

 御池岳は思ったよりも人が少なかったが、人気の山だけあって、いつものよう に賑わっている。昼食。休憩。オフの本隊が来るのを待つ。一時間ほど待ってい たが、こりゃ、もう先に行ってしまったか、ボタンブチでも行ってるのかもしれ ない・・・と思い、下山することにする。一旦立ち上がったが、もう10分、12 時半まで待とう・・・と、もう一度腰を下ろす。

 そうしてると、家内が「あっ、もぐもぐさんだ・・・だめちゃんだ」と家内が 見つける。『西のボタンブチ』コースを辿ってきた面々が到着。久し振りの再会。 そして、初めてお会いする皆さんと賑やかな時を過ごす。彼らが昼食をしている 間に、もう一組、アーリィバードさんのパーティ10名ほども到着。結局私たち は2時間も頂上にいることになったが、これで休養もバッチリ。最後に記念写真 を撮って下山にかかる。

 来た道を眞の谷まで下り、分岐を右へ・・・御池岳と眞の谷とコグルミ谷方面 の四叉路を左折、緩やかなアップダウンをカタクリ峠を目指して下る。総勢19 名とか・・・写真を撮ったり、話をしたりしながらノロノロと下る。途中の道端 にもカタクリは多い。

 カタクリ峠で休憩。ベンチが出来ていたり、人が入らないようにロープが張っ てあったりで、様変わりしている。ただ、時期が悪かったのか、花は少なく、日 が照っていなかったせいもあるのか、あまり姿の良いものはなかった。

 急坂をジグザグに下り、『長命水』で、また休憩。のんびり花を見ながら下る のもいいものだ。『長命水』で顔を洗い、一掬い戴くが、これで1〜2年寿命が 延びただろうか (^_-)

 登りに使ったタテ谷分岐を過ぎると、ほどなくコグルミ谷登山口。ここで、オ フの皆さんとはお別れし、駐車地点まで戻る。

 帰りは、来た道を戻る。R306で四日市インターへ。西名阪、名阪国道へ。 天理付近は混んでいそうだったので、途中で地道に入るがこれが裏目。ようやく 19時半を過ぎて、ようやく帰宅。

 久し振りに深い山。歩けるかどうか心配だったが、山頂での長い休憩が効を奏  したのか、快調に歩き通すことができ嬉しかった。それにも増して、久しくご  無沙汰していたMLのメンバーや、新しい仲間とお会いすることができて、思  い出深い山になった。

 幹事さんはじめ、皆さん、有難うございました。

ネコノメソウ
カタクリ
ニリンソウ
エンレイソウ
フタバアオイ

2002年 4月 28日(日曜日) 晴れ  (メンバー) 芳子
                   御池岳山頂でオフグループに合流
        08:35                  駐車地点                               
        08:45          500.0m  コグルミ谷登山口                         
        09:00                  タテ谷分岐                             
        10:15- 10:55  1182.0m  鈴北岳 日本庭園付近散策                 
        11:20- 13:30  1243.0m  御池岳(丸山)                           
        13:50                  鈴北・コグルミ分岐                     
        14:15         1080.0m  御池岳分岐                            
        14:30- 14:40           カタクリ峠                          
        15:20- 15:30           長命水                               
        15:55          500.0m  コグルミ谷登山口                         
        16:00                  駐車地点                               

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