伯母子岳・夏虫山「奥高野」

1994年 10月 30日(日曜日)

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低山徘徊日記
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 寝坊してしまった。大股へはどう行ったらいいのか・・・とにかく、勝手知っ たる下市まで行こう。途中、道路地図を忘れたことに気が付く。エアリアマップ の裏の地図を見ながら、下市から県道で一山越えR168へ出て、西吉野・大塔 村・新天辻トンネルを過ぎ、阪本から県道今井阪本線に入る。野迫川村・北股・ 平を経て、ようやく大股へ到着。一旦橋を渡って駐車する場所を探すが、結局、 大股の集落にかかる橋の手前のスペースに駐車。

 橋を渡って、急なコンクリーの道を登って行き、行き止まりから山道に入る。 一寸石段を登ったところで、道は二つに別れていて、右の道は斜面につけられた トラバース道。少し行ってみるが、なかなか登りにならないので引返す。分岐に 戻り、石段を少し登ると右手にお墓。ちゃんと登山口の案内表示があった。

 ジグザグに登っていくと、廃屋に出る。無気味。ちょっと一休み。ここから檜 峠まではなだらかな登り。時折、右手が開け、艶やかな紅葉を楽しみながらの歩 きとなる。檜峠で少し休憩。ここからは、もうあまり登りはない。少し下ったり 登ったりして、頂上直下の分岐に着く。左は山の家、頂上はまっすぐ。最後の 登りに汗を流して、ようやく、頂上。

 先客は2組。夫婦一組。単独一人。この頂上は四方が開け、素晴らしい展望だ。 北の金剛・東の大峰・南の果無・西の高野。東と西は縦走路がウネウネとつづい ている。一面紅葉・黄葉。眼下の紅葉を愛でながらの昼食。遠くを見やれば、山 上ケ岳・行者還岳・弥山・八剣・・・しかとは判らないが、ひとつひとつの山に 思いを巡らす。相変わらずのおにぎりだか・・・非常に美味。落着いたいい山だ。

 東に下り、山の家へ行ってみる。無人の避難小屋といった感じだが、入口には 鍵が掛かっていた。山の家から先程の頂上直下の分岐へ、林道のような幅広い道 を歩く。そこから後は、来た道を戻る。

 帰り道、檜峠付近の赤テープから夏虫山をピストンする。途中、笹に覆われた ところもあるが、踏み跡ははっきりしている。取付き付近から暫くは、テープも ある。標高はこちらの方が高いし、三角点もあるのに、あまり顧みられないのは、 主稜から外れているからだけではなく、展望が効かないせいもあるのだろう・・・

 帰りに、平という所の「平維盛の歴史の里」に立寄る。平維盛という人は、源 氏に終われて30年間も山中を彷徨したそうである。その終焉の地がこの地であ るそうな。

 帰りの道中、道路端で売ってる柿をしこたま買って帰る。これもまた美味・・・
1994年 10月 30日(日曜日) 晴 (メンバー)芳子

        06:50                  自宅                                            
        09:45- 10:00   673.0m  大股                                            
        12:15- 12:50  1344.0m  伯母子岳                                        
        13:45- 13:50  1348.5m  夏虫山                                          
        14:50- 15:20   673.0m  大股                                            
        19:20                  自宅                                            

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