油日岳・那須ケ原山・唐木山「鈴鹿」

1994年 4月 16日(土曜日)

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低山徘徊日記
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 素晴らしい天気に恵まれた。時候もいい。初めて乗る、紫色で統一された関西
本線のディーゼルカー。山行きスタイルはもう一組の夫婦連れのみ。

 柘植駅で下車、線路に沿って東進。すぐの踏切りを渡り、東海自然歩道を行く。
たんぽぽの黄色い花が咲き誇っている。途中の分岐で鈴鹿峠方面を目指して右折。
途中、油日岳への道標も出てくる。

 林道終点まで行って、そのまま山道へ突入。直に道は左右に別れるが、左をと
り、暫くは沢添いを行く。薮っぽい道だが、赤テープもあり、道を見失わないよ
う注意しながら行く。左手の斜面の急登し、尾根筋へ出る。右折してヤセた尾根
を登る。笹をかき分けながらのきつい登り。やっとのことで油日岳頂上へ飛び出
す。

 頂上の「岳大明神」の前で休憩。避難小屋もある。休憩後、縦走路を那須ケ原
山へ向かう。ところどころで、展望が開け、これから目指す那須ケ原山が遥かに
見える。まっすぐ目指すのではなく、尾根伝いに、右からぐ〜っと巻くように進
む。初めは、嫌になるほど遠く感じた。頂上の少し手前で、下山してくる4人の
パーティと単独の男性に出会う。彼等の内のお二人はディーゼルカーで一緒だっ
たご夫婦だ。仲間の車で油日の登山口まで行き、油日岳から縦走して、又、油日
岳に戻るところらしい。この5名が今日出会った山行者。

 那須ケ原山の山頂には「那須ケ原神社」が祭られており、ブロック作りの避難
小屋がある。ここで昼食。弁当のおにぎりを食べてのんびりする。登って来た時
は涼しい日陰にシートを広げたが、その内、寒くなって日向へ移る。日向ではポ
カポカして、ほんとにいい季節なんだ・・・

 小一時間休憩して、坂下峠へ向かう。油日岳から那須ケ原山の道もそうだが、
この坂下峠への道も痩せ尾根のアップダウンの多い道で、短いナイフリッジやキ
レット風の所もある。最近、縦走路の手入れが行われたみたいで、笹が刈込まれ
ていて、若干、歩き易い。唐木のキレットは巻き道に迂回し、坂下峠へは、右手
の笹の斜面を下りて行く。東の方に尖がった山が望める。地図で見ると明星ケ岳
かなあと思うのだが・・・意外に早く坂下峠・・・下りるのは早い。

 峠の、かなり荒れた林道では、オートバイの兄ちゃんが練習している。坂下か
らのバスは15時58分と18時04分(何れも、日祝は運休)。急ぐこともな
いので、ぶらぶらと林道を下りる。途中、東海自然歩道に入って時間を潰したの
だが、坂下のバス停で1時間程待つことになった。バス停近くには、ジュースの
自販機もあった。

 今日のコース、油日岳への登りは一般的ではない。薮スキ者コースだ。コース
全体を通して、かなり慎重さが必要、地図で見た距離で感じる以上に時間が懸か
る。ファミリー向きではない。

 そうそう、那須ケ原山から唐木山の方へ少し行ったところに三ッ頭山というの
があり、ここに、「いせ一貫堂」がありました (^^)v  他では一寸気が付かなか
ったけど・・・ 
                                                                               
1994年 4月 16日(土曜日) 晴れ (メンバー)芳子

        09:00                  JR柘植駅                                      
        10:40- 11:00   698.0m  油日岳                                          
        11:20          720.0m  三国岳                                          
        13:00- 13:55   800.0m  那須ケ原山                                      
        14:10          772.0m  三ッ頭山                                        
        14:30- 14:40   720.0m  唐木山                                          
        15:00- 15:30           坂下峠                                          
        17:00                  坂下バス停                                      

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