Wonderful Mountain Wandering2004年 02月 13日(金曜日) 快晴 |
今日は13日の金曜日。いいお天気だ。風もなく穏やかな一日。霧氷のシーズンに何度かこの三峰山に出かけたが、こんなにポカポカと暖かかったことはなかった。山頂の風もなくフリースを着ることもなかった。八丁平は雪も解けかけていた。もちろん、霧氷は望むべくも無い。 朝、暖かくて、部屋の暖房を入れるのを忘れてしまうほどだ。この分では、道中の凍結の心配はないだろうが、霧氷も期待できないわなぁ・・・と思いつつも、久し振りに計画した三峰山。行きたいという気持ちに変わりはなかった。 8時過ぎに自宅を出発。約2時間で登山口の奥宇陀青少年旅行村に到着。これまで何度か訪れたが、いつも奈良交通の『霧氷バス』。今日は金曜日とあって静かなものだ。それでも、駐車場には4〜5台の車が止めてあった。 奥宇陀青少年旅行村は、また少し拡張。設備が充実していっているようだ。ここは、霧氷バスでの村興しに力を入れていて、バスの運行される時は、登山客と村人で賑わう。でも、今日は静か・・・ 身支度を整え、新道峠を目指す。小一時間は単調な林道歩き。ところどころに雪が残っており、凍結して滑りやすいところもあるが、できるだけ雪の多いところを、注意して歩けば大丈夫・・・ ところが、ここで、ちょっとしたトラブル。私が、家内の少し先を歩いていて、昔、よく使った沢の中の道に入ったため、結果的に【あるコーナー】をショートカットしてしまう。この【あるコーナー】が問題だったのだ。従来のように、足を進め、林道から沢沿いの道への取り付きに至る。堰堤が新しくなったのか、昔は左岸にあった取り付きが右岸に変わっているみたい。 少し登って家内を待つ。なかなか来ない。少し戻ってみる。何時まで待っても家内が来ない。アイゼンがうまく装着できないで、どこかで止まっているのか・・・と思い、引き返すことにする。そのうち、向こうからやってくるだろうと思っていたが、林道まで戻ってきても、やってこない・・・ 林道を下る。先ほどショートカットしたコーナーのところに出てくると、なんと、そのコーナーに『新道峠』への取り付きが出来ている。そのコーナーが【あるコーナー】だったのだ。道標もある。最近来てないので、定かではないが、昔はなかったような気がする。そこから少し下の方も確認の為覗いてみたが、家内がいるような感じはしなかったので、彼女はこの新しい道を登ったのだろうと判断。後を追う。 よく整備された階段道が続く。直前に誰か登ったような痕跡もある。意を強くして、ジグザグの道を登る。尾根筋近くに届いたところで、彼女を発見。ホッとする。しかし、このあたりの雪は凍結している訳ではないが、かなり滑りやすくなっていて気を使う。左側は、崖とまではいわないがかなり急な斜面のところもあり、山側の木の根に掴まったりしながら、ゆっくり慎重に後を追う。 後から聞くと、彼女は彼女で、私が先に行っていると思って、一生懸命登っていたらしい (^_-) 水平の歩きになって暫く行くと、見覚えのあるネット。左手下からは以前使っていた沢道が上がって来ていて、ここで合流だ。多少踏み跡も残っている。全く使われないわけでもなさそうだ。 ネットを潜り、沢を少し詰める。右手の斜面にコツコツと啄木鳥の音。目を凝らして探すとコゲラかアカゲラか・・・慌てて写真を撮ったが、露出が暗く失敗 ^^; オタオタしている間に飛んでいってしまった。 ほどなく、左岸に乗る。大した登りも無く、新道峠に到着。ゆっくりペースのためか、あまり疲れも感じなかったので、水分補給をしただけで、尾根道を三峰山へ辿る。 この尾根道、今時分であれば霧氷のトンネルが続き雰囲気の好きなところだが、今日は雪さえのっていない。でも、風も無くむしろポカポカと暖かい道は登っていると汗をかくほどだ。40分ほどで、三畝峠。 そこから一踏ん張りで山頂。先行者のトレースがあったので、誰かいるかと思ったが、誰もいない。霧氷バスの週末とは大違いだ。曽爾方面の展望が素晴らしい。展望案内板も昔はなかったような気がする。ほぼ、真北が伊賀上野・・・ちょっと意外な感じがしたが伊賀上野近くの高旗山から真南に曽爾の山が見えていたので、当然といえば当然か・・・ ここで、弁当にする。 休憩している間に、アイゼンをつける。特に必要もないようにも思ったが、下りにはあつた方が早く安全に歩ける。それに、高見山の時に壊れていたので新調したのだが、その試し履きということもある。 |
八丁平から高見山【OLYMPIUS E-100RS + TCON-17】 休憩後、八丁平に下る。雪が融けて地面が露出しているところが多い。ここは、いつもなら風が強く、あまり落ち着いて歩き回ることもしにくいのでが、お天気もいいので、三重方面への下り道にある、小ピークを訪ねてみる。高見山の鋭鋒が望める。木の枝が邪魔をして上のほうだけが、ちょっと見える。 下り、帰途につく。帰りの道からも高見山が垣間見えるのだが、木立が目障りだ。新道峠への縦走路のどこかに、ベストビューポイントがあったはずなのだが、往路にはすっかり忘れていて惜しいことをした。 三畝峠で右折し、不動滝に下ることにする。登り尾コースとの分岐にある避難小屋を過ぎると、ジグザグの急な下り・・・登りにつかうと、歩きやすい道だが、下っているとかなりの劇下りに思える。暗い杉木立の道で、これまでのGPSでは軌跡を捉えられないケースだが、今回はしっかり捉えてくれている。時々GPSを見ると随分下っていても、水平距離にしてはほんの少ししか動いていない。当然といえば当然だが・・・ 避難小屋から25分ほどで不動滝。途中のルートについては、記憶に薄れているところもあったが、滝上に2箇所あるネットは覚えていた。ネットから滝はすぐだ。 |
不動滝【OLYMPIUS E-100RS】 滝で少し休憩。暖かいとはいうものの、滝の一部には飛沫が凍りついている。滝横の不動尊の小さな祠にお参りし、無事下山を感謝。 舗装道路に出たところでアイゼンを外し、林道をぶらぶらと駐車地点に戻る。 何組かは、入山していたようだが、私たちの出発が10時半と遅かったので、すれ違うこともなかった。しかし、奥宇陀青少年旅行村の前まで来ると、ここで初めて下山して来たハイカー数人と出会う。朝駐車していた車も、何台かは減っていたようだ。 昔は、毎年のように出かけ、オフをしたりした山ですので、霧氷はありませんでしたが懐かしさがいっぱいの山でした。 |
2004年 02月 13日(金曜日) 快晴 (メンバー)芳子 |
着時刻-発時刻 | 標高 | |
10:20-10:35 | 580.0m | 奥宇陀青少年旅行村 |
11:30 | 875.0m | 旧取り付き |
11:45 | 845.0m | 新取り付き |
12:10 | 1060.0m | 新道峠 |
12:50 | 1190.0m | 三畝峠 |
13:00-13:20 | 1235.4m | 三峰山 |
13:25-13:40 | 1220.0m | 八丁平付近散策 |
13:45 | 1190.0m | 三畝峠 |
13:55 | 1085.0m | 登り尾コース分岐(避難小屋) |
14:20-14:35 | 735.0m | 不動滝 |
15:05-15:20 | 580.0m | 奥宇陀青少年旅行村 |
◇◇◇ この付近の山の記録 ◇◇◇
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